モアグループとは?|会社概要と感謝祭開催の背景
今回、当社モアアジアは初めてベトナム拠点で感謝祭を開催しました!
私たちの会社は、日本の東京・大阪と、ベトナムの主要都市ハノイ・ホーチミン・ダナンにオフィスがあり、合計5ヶ所の拠点があります。日本拠点2つが「株式会社モアアジア」、ベトナム拠点3つが「MOR Software JSC」で、合わせて「モアグループ」となっています。
ベトナムの拠点では300名ほどのエンジニアが日々活躍しています。
ただ、普段お客様とベトナムのメンバーがやりとりするのは、Zoomのようなオンライン会議や、Slack、Teamsといったチャットがメイン。
「実際にベトナムの拠点に行ったことはない」というお客様も多くいらっしゃいます。
そこで今回、日頃の感謝の気持ちを込めて、ベトナムの拠点やメンバーに直接触れてもらう機会を作ろうと、ベトナムの首都、ハノイでの「感謝祭」を企画しました!
また、来てくださるお客様同士が交流することで、さらに一体感が生まれる場になればと考えました。
もちろん、初めての試みということで、企画を形にするまでにはいろいろな課題もありましたが、無事開催できました。当日は、皆さんに楽しんでいただけたようで、スタッフは一同 「ホッ」としています。
今回は、そんな感謝祭を支えた主催スタッフにも話を聞いてみたので、その様子を少しご紹介します!
準備ガイド|スケジュール作成、その他手配
準備の流れとしてはざっくり、このような流れで進めていきました。
・お客様への感謝祭ご案内メールの送付
・参加者確定
・スケジュールやパーティなどスケジュールの詳細内容の検討
・モアグループの参加メンバーの調整
・必要な備品の発注、名札や席札の作成など
今回の感謝祭、企画の骨組みは代表が決めていましたが、具体的な内容については主催スタッフで詳細を詰めていく流れでした。
まずは日程を決定し、招待メールの文面作成からスタート。
お客様にはぜひ、感謝祭に参加いただきたいので、魅力的に伝わる文章か、誤字、内容が抜けていないかなどを何度も確認をしながら、スタッフで仕上げていきました。
お送りした招待メールには、日程や予定しているホテル、簡単なスケジュールを記載してご案内しました。
そこから具体的な準備を進めます。
スケジュールの中で、お客様が選べるゴルフプラン、観光コースの2つのプランを用意しました。
ゴルフ場の選定、観光コースの内容をどうするか、発注が必要なもののリストアップ、必要な予約の手配など、やることが一気に増えて、ここからは週に一度、進捗確認の時間を設けて、本格的に準備モードに入りました!
ゴルフ場やレストランの予約から始まり、お土産や景品の選定、席札の準備、参加スタッフの名札作成など、各担当が手分けして進めていきました。やることは山積みでしたが、漏れないよう一つずつ着実に準備を進めました。
特に時間を要したのがハノイ観光プランの検討です。ベトナム初訪問の方もいれば、何度か来られている方もいるため、全員が楽しめる内容にするには一工夫が必要でした。限られた時間内で渋滞を考慮しつつ、ベトナムらしさを感じてもらえる場所を厳選し、スケジュールを組むのにスタッフ同士の意見が交錯し、確定まで時間がかかってしまいました。
当日の流れ|感謝祭初日〜最終日まで
そうして迎えた当日、お客様から次々とノイバイ空港到着のご連絡が入り、空港までお迎えに向かいました。ノイバイ空港は、ベトナムの首都、ハノイにある国際空港です。筆者は日本の東京オフィスに在籍しており、ハノイに行くのは初めてでした。また、お客様のほとんどと実際にお会いしたことがなかったため、見慣れない空港で、実際にお会いしてみると、少し緊張しました。
皆さん、大きめのスーツケースを携え、遠くベトナムまで足を運んでくださった姿を見て、「いよいよ本番なんだな」と改めて気が引き締まる思いでした。
皆さんが揃った初日、まずはハノイオフィスをご案内し、その後30名ほどでレストランへ移動し、昼食をとりました。初めてベトナムにいらしたお客様は、「これはどうやって食べるの?」と興味津々でチャレンジをしていました。メイン料理はBò tơ cuốn bánh tráng(ボートークォンバインチャン)という、薄切りの牛肉とパイナップル、人参、きゅうり、ミントなどの香草をライスペーパーで巻き、魚醤(ヌクマム)をつけて食べる料理です。他にもbánh baoという蒸しパンのようなものが出てきました。テーブルは料理でいっぱいになり、皆さんも満腹になった頃、お開きとなりました。昼食後はいったん解散し、夜にはベトナムスタイルのパーティーが行われました。
パーティーはベトナム拠点のメンバーが中心となって準備を進め、ミニゲームやベトナム式の乾杯「Một, hai, ba vô!(モッハイバー、ヨッ!)」の掛け声で大いに盛り上がりました。普段の業務とはまた違う一面を見せる開発拠点メンバーの姿に、お客様も楽しんでいただけたようで、和気あいあいとした時間になりました。
2日目と3日目は、観光コースとゴルフコースに分かれて行動しました。両日とも筆者は観光コースのご案内を担当し、ベトナムならではの名所を巡りました。例えば、大きな湖といくつもの谷や洞窟で出来たチャンアンは、ベトナムで8番目に世界遺産認定されており、古代ベトナム文明の起源と言われています。その他、ベトナムのお金にも印刷されている英雄、ホーチミンさんが眠るホーチミン廟などを訪れました。移動中には、お客様とベトナムの文化について話したり、仕事とはまた違うお話ができたりと、交流も深まりました。
最終日の夜、日本式レストランでの夕食会が開かれました。この場は、モアグループからお客様へ日頃の感謝を直接お伝えする機会となりました。3日間の中でお客様同士もすっかり距離が近づいていたため、初日の雰囲気とはまた違った、リラックスした空気が漂っていました。
パーティーが終了すると、空港へ向かうチャーターに乗車されるお客様が、笑顔で「ありがとうございました!」と手を振ってくださり、スタッフも温かい気持ちで見送りました。
全体振り返り|お客様の声を振り返る
今回は振り返りも兼ねて当社ハノイオフィスメンバーと一緒に計画段階から当日まで参加してくださったMさんにお話を伺います。
>感謝祭お疲れ様でした。日本の主催スタッフとオンラインでコミュニケーションを取りながら、現地の下見や、現地メンバーの調整など大変だったかと思いますが、準備段階で特に印象に残っていることは何ですか?
>そうですね。今回の感謝祭では発注して、オフィスで受け取るものが多かったのですが、そのスケジュール管理が大変でした。時には、発注依頼していた物と違うものが届くなど、直前のハプニングもあり少し慌ててしまいました。
また、1日目のパーティ会場のレストランではテーブル配置の表がなく、直前まで席がどういう配置になっているのかわからず、バタバタしてしまっていたのですが、ご参加頂いたお客様のご協力もあり、想定よりもスムーズに案内が行えました。
そういった点でも現地のメンバーだけで準備したわけではなく、お客様からも助けていただく場面もあったなと印象に残っています。
>振り返ってよかったなと思うのはどんな部分でしょうか?
>観光コースでの対応が結果的に良い方に転んだのではないかと思っています。
>お客様をハノイ市内の観光にご案内するコースですね!
>はい。あの日は出発の時から人数の変動があり、少しバタバタとしたスタートだったと思います。
お昼頃に休憩で入ったカフェでは、お客様もベトナムに来てから4日目くらいでお疲れの様子だったので、急遽コースの変更を提案しました。
フットマッサージ組と、具体的に回りたいところがあるお客様の2手に分かれてご案内しました。
>あの判断は私も本当に良かったと思っています。ベトナム人スタッフのお陰で、観光としてはたどり着けないような穴場にも行けてお客様にもご満足いただけたように感じました。急遽プラン変更したとは思えないほど良かったです。
最後に、今回の感謝祭を通して何か感じたことはありますか?
>今回の感謝祭では、日本の法人がメインで動いておりましたが、いかにベトナム側の代表のTu(トゥ)さんやNhung(ニュン)さん、そして、普段オンラインでお客様と一緒に開発を行なっているメンバーを巻き込んで、一緒に準備・参加していけるか、という点を目標にやってきました。
運営をしてみて、さまざまなハプニングがありましたが、結果として、お客様を笑顔でお見送りすることができたので良かったと思います。
まとめ|次回へ向けた改善ポイントと今後の展望
感謝祭が無事に終わり、モア社員も全員帰国した後、振り返りミーティングを行いました。準備が不足していた点や、社内メンバー同士の連携不足で少し慌てた場面もありましたが、それぞれが気づいた改善点を共有し合うことで、今後に活かせる貴重な学びがたくさん得られました。
また、お客様からいただいたお礼のメールや、現地で見られた反応を振り返り、「やっぱり感謝祭を開催してよかったね」と全員が実感しました。お客様との絆を改めて深める機会になったこと、そして、チームとしての成長も感じられる良い機会となりました。
来年以降は、さらに規模を拡大し、将来的には全社員が参加できるようなイベントを目指しています。今年の初開催で得た貴重な経験を活かし、企画内容のブラッシュアップを図り、皆様により楽しんでいただける感謝祭をお届けできるよう努めてまいります。お客様との絆を深めるための場を大切にし、より充実した交流の機会を提供していきたいと考えています。