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【ロールモデル:'23年中途入社】オンプレの現場を経験したからこその今。プロジェクトリーダーとして挑む成長の軌跡
中途入社の8割以上がIT未経験のテラスカイ・テクノロジーズ(以下、テラテク)ですが、エンジニア経験を踏まえて、よりスキルアップすべく、テラテクに入社したエンジニアも多くいます。今回のロールモデルインタビューでは、テラテクでAWSエンジニアでプロジェクトリーダー(PL)として活躍する関さんに、これまでのご経験や現在の業務、これから目指していきたいことなどをインタビューしました。
オンプレからAWSへの転身
Q.テラテクに入社する前までのご経歴を教えてください。
私は前々職と前職でIT関連の仕事を経験してきました。前職では、主にデータセンターでのサーバー構築やネットワーク設定といった物理インフラ、いわゆるオンプレミスの環境を扱っていました。その中で、トラブル発生時に24時間365日かけつけるオンサイト保守やオンコール待機を経験しました。多い時で月の半分ほどは夜間に呼ばれて対応していましたね。対応範囲は1都3県で、深夜に遠方へ出かけることもありました。
その後、設計構築といった上流工程も担当するようになり、前職ではAzureも1年ほど経験しましたが、再びオンプレの案件に戻ってしまい、「今やりたいことではない」と感じるようになりました。
そんな時、前職で一緒だった知人で先にテラテクに入社していた方から、テラテクでAWS事業を開始したということでお誘いを受けました。リファラルですね。元々興味を持っていたAWSに挑戦する絶好の機会だと思いました。「今ならまだ新しい領域へのチャレンジに間に合うだろう」という思いで入社を決意し、入社を決めました。
オンプレの経験を活かして講師としても活躍
Q.入社後の研修制度について教えてください。
私が入社したのは、AWS事業がスタートしてまだ半年ほどの時期でした。IT経験者として入りましたが、研修期間は3カ月設けていただき、集中的に資格取得に取り組むことができました。そのおかげで、すべての資格をストレートで取得できました。
ただ、当時はグループワークを行う中で、少し課題も感じました。IT経験者と未経験者との間でスキルのばらつきがあり、私が経験者であるがゆえに、相手の分からないポイントに気づけず、認識の齟齬ができてしまうことがありました。「自分の常識は相手も常識」という固定概念に囚われていたので、認識合わせに苦労したのを覚えています。ただ、そのおかげで「IT未経験の方にとってどこがハードルとなるのか」を学ぶことができたのは大きな収穫でした。
研修卒業後には、半年ほど研修講師側のサポートを経験しました。この経験も私にとってとても貴重でした。この時は、オンプレミスでの経験を活かし、クラウドの概念を理解してもらうための橋渡し役を務めました。例えば「オンプレミスが分かっていないと、クラウドのイメージは難しい」といった部分を補強するなど、受講生の方々のつまずきやすい点に注力して教えることができました。
下調べの徹底がポリシー、プレイングリーダーとして活躍
Q. 現在の業務内容について教えてください。
内製アプリケーションをエンドユーザーに提供するためのAWSインフラをゼロベースで構築するプロジェクトに参画し、今は運用フェーズに入っています。設計には4ヶ月ほどかけ、現在は2人体制で進めています。
このプロジェクトではPLを務めています。PLとして、お客さまとの折衝、スケジュールの確認と管理、タスクの整理などが主な業務です。私自身も手を動かすプレイングリーダーとして、メンバー管理とエンジニアとしての実務を半々で行っています。メンバーやスケジュールの管理に加え、お客さんとの技術的な認識に齟齬がないようチェックするなど、その責任の重さに大変さを痛感しています。
Q.仕事をする上で大切にしていることはありますか?
何よりも仕事をする上で大切にしているのは「情報の裏付けは必ず取る」ということです。誤った情報で手戻りが発生すると、プロジェクト全体に大きな影響を与えてしまうため、下調べを徹底しています。
今はAIを使って情報を調べることもありますが、必ず「それが公式情報か」「ハルシネーション※を起こしていないか」を2重チェックするようにしています。
※生成AIが、事実に基づかない情報やもっともらしい嘘を、あたかも真実であるかのように生成してしまう現象
テラテクAWS事業の成長のけん引を目指す
Q.今後の目標はありますか?
今のプロジェクトではアプリ開発側の経験が不足しているメンバーが多く、インフラエンジニアの私がアプリケーション開発のレビューも担うことになりました。私自身、コーディング経験はゼロなので、まったく経験のない領域を任されたことは大きな挑戦です。今後は、このアプリケーション開発やコーディングレビューのスキル補強に注力したいです。また、PLとして確実な見積りができるようなマネジメントスキルも、さらに高めていきたいと思っています。
プロジェクトはすでにリリースを終えて運用フェーズに入っていますが、ありがたいことに、お客さまから「ぜひ次のプロジェクトも担当してほしい」というお話をいただいています。この調子で、私自身、これからもAWS事業を引っ張っていけるように、新たな課題に挑戦し、成長を続けていきたいと思っています。
- <保有資格>※2025年10月時点
- AWS Certified Cloud Practitioner
- AWS Certified SysOps Administrator - Associate
- AWS Certified Solutions Architect - Associate
- AWS Certified Data Engineer - Associate