楽観的で切り替えは早いけれど、仕事では一切妥協しない。
16年間の人材業界での経験を経て、今は一社一社に深く入り込みながら採用から経営まで支援。「働くことの価値を、ポジティブに伝えたい」──そんな想いで日々向き合っています。
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【Profile】
名前:喜多見 梢
好きなこと:美味しいご飯を食べること・タイプロにはまりtimeleszにはまり中・甥っ子と遊ぶこと
■ スケッチに入る前、何をやっていた?
スケッチに入社する前は、新卒で総合人材サービス会社に入社し、そのまま約16年間勤めました。つまり、スケッチは私にとって2社目の会社になります。
前職では、一貫して企業の中途採用支援やプレイングマネージャーとして若手社員の育成にも携わってきました。求人広告や採用戦略の提案といった支援が中心でしたが、キャリアの後半4年半ほどは、人材紹介事業の立ち上げにも関わり、キャリアアドバイザーと法人営業の両方の役割を担いました。求職者と企業、どちらにも深く関わりながら、最適なマッチングを追求する日々でした。
この経験を通じて、企業の採用活動がいかに経営に直結するか、また「人」が企業にもたらす力の大きさを実感するようになりました。だからこそ、採用という領域において、もっと本質的な支援ができる仕事がしたいと思うようになったのかもしれません。
■ スケッチで成長できたことは?
スケッチに入社してから、これまでになかった新たな経験を積む中で、確実に自分の成長を実感しています。
まず、媒体や採用手法についての知識や採用戦略の考え方が大きく広がりました。スケッチでは本当に多種多様な媒体や採用手法に触れる機会があり、「世の中にはこんなにもたくさんの採用手段があるんだ」と新たな発見を今でも日々感じています。
また、これまで中途採用や人材紹介がメインのキャリアでしたが、スケッチでは新卒採用支援にも携わるようになり、まったく異なる考え方や手法を学ぶことができました。
さらに、自分にとって挑戦だったのが「研修」の領域です。面接官トレーニングなどの研修を担当する中で、ファシリテーション力や伝える力が磨かれてきたと感じています。多人数に対して分かりやすく伝えるというのは簡単なことではありませんが、それだけにやりがいがあります。
スケッチのお客様の多くは、採用にまだ慣れていない中小企業の方々です。だからこそ、専門的な内容をやさしくかみ砕いて伝える力がとても重要になります。この「伝える力」が、私が一番成長できたと感じているポイントです。
業務の幅もどんどん広がっていて、「できること」が確実に増えてきた実感があります。日々、新しいテーマに向き合えるのが、スケッチで働く魅力のひとつだと思います。
■ 今の仕事
スケッチでの仕事を一言で表すと、「企業の成長支援に伴走するコンサルティング」です。
私たちは人材採用を起点に、お客様が抱える多様な経営課題に寄り添い、課題解決のパートナーとして関わっています。
採用に関する支援といっても、単に「人を採る」ことがゴールではありません。採用した方の定着や活躍、既存社員の活性化、営業組織の仕組みづくり、会社のブランディング支援まで幅広く手がけています。
たとえば「営業は採用できているが成果が出ない」といった場合は、営業プロセスの設計や育成体制の見直しをご支援しますし、「企業の魅力をどう打ち出せばいいか分からない」といった相談には、採用ブランディングの観点から提案を行います。
このように、採用を起点としながらも、お客さまの事業が前に進むよう、全般的に支援していく。そんな仕事だと感じています。
さらに、現在は新規顧客の開拓にも注力しており、月3件の商談機会を目標に活動しています。前職では100社以上を同時に担当していたこともあり、お客様との関係がどうしても浅くなりがちでした。でも今は、一社一社に深く入り込み、密度の高いご支援ができる。その分、やりがいも大きく、充実した日々を送っています。
■ 自分の性格
自分では「切り替えが早いタイプ」だと思っています。
落ち込んだりしても、寝たら忘れられる方で、基本的に楽観的です。プライベートではわりと「どこでもいいよ」っていうタイプで、しっかり者の友達についていくような、けっこう適当な性格かもしれません。
でも、仕事になるとまったく違う一面が出るみたいで、よく「ストイックだね」と言われます。誰かと競うというよりは、自分の中に「このラインは超えたい」という目標があって、そこに向けて突き詰めるところがあるんですよね。
自分で言うのもなんですが、「サイヤ人」って言われますね(笑)。
■ これからの夢
いろんな顔を持っている自分でいたいな、というのは常に思っています。
中長期、そしてもっともっと長いスパンで将来のことを考えた時に、「こんなことができたらいいな」と思っていることがいくつかあります。
まずは近い未来でいうと、キャリアコンサルタントの資格も持っているので、大学生や高校生向けに就活支援をするような活動をしてみたいです。
「働くって、そんなに悪くないよ」って、少しでもポジティブに伝えられる場がつくれたら嬉しいですね。
社会に出る前の若い世代の背中をそっと押せるような関わりができたら、すごくやりがいがあるだろうなって思っています。
そしてもっと先、50代後半とか第一線を退いた頃には、小さな“キャリアカフェ”をやってみたいなという夢があります。
キャリアや仕事に悩んでいる人たちが、ふらっと立ち寄れて、コーヒーを飲みながらちょっと愚痴をこぼせるような。私はカウンターに立ってコーヒーを淹れたりしながら、そっと話を聞く。そんな場所があったらいいなって思います。
本当にささやかな場所でいいんです。誰かの心が、ほんの少しでも軽くなるきっかけになれたら嬉しいなと思っています。