こんにちは! アイムデジタルラボの採用広報担当です。
今回は、三越伊勢丹グループのITのモダナイズと、百貨店業務のDX化を担当するエンジニアの菊池さん、伊藤さんに、現在募集する「クラウドインフラエンジニア|SRE」のポジションに求めるスキルや、人物像について詳しく伺いました。
アイムデジタルラボで働く魅力やカルチャーについても詳しく伺いましたので、ぜひ最後までご覧ください!
三越伊勢丹のデジタル化推進にともない、より一層の安定性と信頼性の構築が急務
ーー「クラウドインフラエンジニア|SRE」ポジション募集の背景について教えてください
菊池:三越伊勢丹グループで取り扱っているインフラの中心は、十数年前まではオンプレミスの環境が中心でしたが、現在ではほとんどがAWSを中心にクラウド化され、さまざまなサービスが稼働しています。また最近は、コードからインフラの構成を管理する方法が主流になってきています。
三越伊勢丹ではデジタルをベースとした購買促進の施策が進み、購買体験にシステムが介在する機会も増えており、それによりシステムの安定稼働に対する社内のニーズが一層高まっています。アイムデジタルラボやグループ会社の三越伊勢丹システム・ソリューションズ(以下、IMS)には、クラウドインフラを専門としてきたエンジニアが不足しているため、安定稼働やサイトの信頼性担保をより強化する狙いで、今回の募集に至りました。
クラウドインフラにおいても、アイムデジタルラボがIMSに技術支援をする立場にあるため、より専門的な知識を持った方にジョインいただくことで、テックリードとして組織にナレッジを蓄積していきたいですね。
ーー 現在は、伊藤さんが中心となってインフラの対応をされています。業務内容について教えてください
伊藤:数年前まではメッセージング基盤の管理・運用・改善業務が中心でしたが、現在は、AWSの管理・運用状態の改善を主に担当しており、よりシステマチックに管理できるような仕組み作りや、リソースのコード化を進めています。
加えて各部署からの申請内容のレビューや技術的なサポート、また、関係者と議論し、方向性を定める役割も担っています。
ーー 現在進めているプロジェクトはどのくらいありますか? またチームについて教えてください
伊藤:具体的にインフラ設計を進めているのは3~5チームですが、プロジェクトごとに、最低でも20チーム以上あり、それぞれから申請や相談があります。
菊池:実際に設計を行っているプロジェクトは数件ですが、システムの安定稼働という意味では、どのシステムも定常モニタリングを行い、見つかったボトルネックを解消するという、SRE的な動きで継続的に関わっていく必要があります。現在は、人的な要因で理想的な対応ができていないところがあり、ここを新しいメンバーの方と解消していきたいと考えています。
クラウドインフラの専門性を活かしながら、領域を超えて改善策が提案できる熱意が重要
ーー 「クラウドインフラエンジニア|SRE」のポジションに求めるスキル・人物像について教えてください
菊池:クラウドインフラの運用管理経験があること、特にセキュリティやガバナンスの観点に重きを置いて運用管理されてきたご経験がある方を求めています。さらには、弊社はインフラの数が多いため、その中で運用効率を考慮し、統制を取りながら構築、運用されてきたご経験がある方が理想的です。
セキュリティ要件を満たしているか、信頼性を高めるための設計ができるかについてはもちろん、弊社で導入しているNew RelicのようなAPMツールを利用しながら、サイトの問題点を発見し、改善につなげたようなご経験があるとありがたいですね。
ーー 他に、重視している点はありますか?
菊池:今回の募集ポジションには、「SRE」としての役割の期待もあります。インフラの専門領域に軸足を置きつつも、アプリ開発に携わるフロントエンド・バックエンドエンジニアが抱える課題まで理解していただきながら、相互に意見交換し、より安定的かつ継続的なシステムを目指していただくような仕事をイメージしています。
また、三越伊勢丹のような大企業のインフラを整備するには、新しいことへのチャレンジと同時に、組織全体の足並みを揃えること、バランスを取ることへの配慮が必要です。安定稼働するために、全体最適化を意識していただけるかについても重視しています。
ーー 伊藤さんが、仕事をするうえで大切にしていることはどのようなことでしょうか?
伊藤:アプリケーションチームの要求をただ単に聞くのではなく、適切な環境についてきちんと議論することを大切にしています。
それから、構築したシステムが「どういった理由から現在の状態になっているのか」「判断したポイントはどこか」など、議論の経緯や背景を“記録に残すこと”を徹底しています。基盤に関わることは、システムに関係するすべての方に関わることです。いつでも、誰でもシステムの状態を把握できるような状態にしておくことが、将来的な構築に必ず役に立ってくると考えているので、記録を残すことを重要視していますね。
フラットに提案でき、議論できるカルチャー。リモートかつフレックスで、ワークライフバランスが取れる環境も魅力
ーー アイムデジタルラボで、エンジニアとして働く魅力・やりがいを教えてください
伊藤:領域を越えて、すべてのアプリケーションに必要なことに関われるというのが一番の魅力だと思います。大企業であればあるほど分業化が進み、領域ごとの垣根も大きくなりますし、各領域ごとの視野のみで物事を進めると言った場面が増えてくると思います。それが安定稼働に繋がる部分もありますが、反面、工夫や改善の幅が狭くなり効果が出にくいというデメリットもあります。
その点アイムデジタルラボでは、安定したサービスを実行するためにインフラだけにとどまらず、全体を俯瞰しながらプロジェクトに関わり、議論しながら作り上げていくことができる環境があります。フラットに改善策を提案し、実行に移せるというのは、なかなか経験できる環境はないので、やりがいにつながっていますね。
菊池:アイムデジタルラボは、大企業の中に生まれたスタートアップのポジションにあります。大企業だけれども、特定の領域だけ扱うということはなく、全体を通して広い領域に関われるところが魅力です。
ーー 働く環境についてはいかがでしょうか?
伊藤:エンジニアはほぼフルリモートの環境で、かつフレックス制度が採用されているため、自分のペースで働けるところにとてもメリットを感じています。朝早めに始業する人もいれば、ゆっくりめにスタートする人もいますが、私は朝の方が集中できるので比較的早い時間帯、おおむね8時には始業して、ミーティングや休憩を挟みながら18時~19時には終業しています。
全員が出社しているタイミングに合わせて、ミーティングをセットするなど対応しているので、デメリットを感じることは少ないですね。自主性が高いメンバーが多いからこそできる働き方だと思います。
ーー アイムデジタルラボのカルチャーについて、どのように感じていますか?
伊藤:アイムデジタルラボのカルチャーで一番魅力に感じているのは、「正しい」と思うことや「こうあるべき」と思うことについて、きちんと主張できることです。
どんな状況や立場であっても、よりよいものを作るために率直に意見を言える環境は、働きやすさややりがい、モチベーションにもつながっています。
ーー どんな思考を持った方が、アイムデジタルラボのエンジニアに向いていると思われますか?
伊藤:改善活動に熱意を持って取り組める方、また、自分や組織の成長を楽しめる方が向いていると思います。
自分のアクションが直接、組織の成長につながることを実感できる環境です。そういった環境で力を発揮できる方に、ぜひ応募していただきたいです!
▼菊池さん、伊藤さんのプロフィールについては、こちらの記事でもご紹介しています!
いかがでしたでしょうか? アイムデジタルラボでは、「クラウドインフラエンジニア|SRE」を募集しています! ご応募、お待ちしております!