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shabellbaseは、自分らしく生きる人の軌跡や考え方を綴った、キャリア、ライフスタイル、価値観にフォーカスし、"生き方図書館"を目指すウェブメディアです。
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Helen:すごいかどうかは分かりませんが、、、まあ変わってはいたと思います。両親の教えで「自分の意見を持つ大切さ」や「選択や自由には責任が伴うこと」については、幼い時から考える機会が多かったので。
自分の意見を持たない無責任な大人は信用していなかったし、周りに流されてなんとなく集団生活をやり過ごしている同級生にも違和感を感じていました。いじめられている子がいたり、感情的な先生がいたら良く反抗したり、ケンカを吹っ掛けたりしてました(笑)
高校生ぐらいまでは生きづらさを感じていたし、集団からみた自分の異質感に苦しんだりもしましたが、自分の成長とともに、社会の矛盾や人間の弱さを知り、人や環境に期待する人生よりも、誰かの人生や環境に対して、変化やそのきっかけになる何かを与える存在になることの方が価値があると思うようになりました。
Helen:もともと「会社」という箱が好きじゃなかったんです。人軸で考えた時に、私が憧れていたのは経営者など自立して仕事をしている方達だったので、あまり企業に属するイメージを持っておらず。
とはいえ、何かやりたいことが明確にあったわけでは無かったので、何となく就活という手段を選択して、その中でも創業社長と話せる説明会などを選んで活動していました。そんな時、新卒で私が入社することになるあるベンチャー企業の社長に出会いました。
その社長は、社員を対等に一人の人間として扱ってくれる人でした。他で出会う人事や経営者に学生(子ども)扱いされる機会が多かった当時の私にはとても新鮮で、「属する会社選び」としての就活から「一緒に働く仲間探し」のための就活に大きく変化し、結局その社長の会社へ入社を決めたんです。初の新卒社員として入社をし、入社前のインターン期間からグループ会社の立ち上げを間近で経験し、営業の楽しさも学んだ後、人事部署の立ち上げを入社1年目から任せていただきました。もちろん人事経験はありませんでしたが、迷える就活生であった経験を活かして、”学生視点からの人事”を作り上げました。今思うと一般的な会社や人事セオリーからすると”型破り”な人事だったのかなと感じています。
Helen:そうですね。これまでshabellでは企業の採用課題の解決を行う支援や、求職者や就職活動する学生、新入社員向けにセミナーや研修を通じて、「社会人になる」ために必要な考えや価値観を共有してきました。
専門性の高い領域ではありますが、私の場合、特別な資格があるわけではありません。これらは全て、迷いながらも就活していた経験や、分からないながらも手探りで人事をやっていた自分の経験をシェアしているに過ぎません。そのように課題解決に取り組む中でも解消しきれなかった大きな社会課題が、『shabell』アプリのリリースや『Education領域への参入』のきっかけにも繋がっているように感じます。
Helen:人事をしていた2010年頃、マイナビの営業担当の後任として来てくれたのが守岡さんでした。私は自分で言うのもなんですが扱いにくい人事だったと思います(笑)自分で情報収集をしていた分、知識で戦えてしまうので、担当者を言い負かしてしまうこともしょっちゅうで。でも、そんな私から逃げることなく常に向き合い続けてくれたのが守岡さんだったんです。その後も彼が取り組む新たな商材や提案の壁打ち相手として話す機会が増えていき、次第に人事と求人媒体の営業という枠を越え、関わっていくようになりました。
そしてある時、「独立を考えている」と相談をされたんです。一緒にやらないかと誘ってもらい、社員としてではなく、フリーランス(業務委託)として関わっていく道を選びました。
Helen:フリーランスというと、やりたいことや専門性を活かして働く人というイメージがあると思うのですが、実は、私は夢とか「やりたいことがない人」なんです。夢がないと言うと、ネガティブなイメージを持たれがちですが、やりたいことがないからこそ、どんな案件でも選り好みせずに挑戦でき、経験の幅も対応できるジャンルも増やせると思っています。私はやりたいことがなくても自分にできることがたくさんあれば、”やりたいことがある人の支援を誰よりも上手にできる”し、多くの人を支援することができると思っており、その方が守岡さんや会社の役に立てると思いました。「やりたいことがないこと」が私の強みです。
Helen:本当の意味で価値があることを自分の中では追求し続けています。相手にとって一番良いものを提供すること、一番良い結果に導くことですね。自分ができる最大限のことをやってこそ、私が関わる理由になると考えています。
Helen:私の仕事は、企業や人が進みたい方向へ一歩踏み出す手助けや理想を現実化するための支援なので、仕事を依頼された時点である意味やりがいは達成されているのかなと思います。結果や成果を追い求めていけば、最終的には依頼者が前進し、理想に近づいているはずなので、その過程に触れられるだけで自分にとってのやりがいは得られているということになります。
私にとって、やりがいとは楽しいものというよりも、しんどいを乗り越えた後に得られる副産物なんです。なので、ある人から見たら私は常に大変そうで苦しんでいるようにみえると思うのですが、やりたいことがない自分が前向きに仕事するためには、そのしんどさも重要なやりがい要素なのです。
Helen:アプリを通じてキャリア選択に役立つようなサービスを提供していくこと、shabellの価値観をセミナーを通じて広げていくこと、それと並行して、種を持っている人をどう育てていくかを考えていて、まずは自分の会社で種から育てられるような環境を作りたいです。
私は、Education事業に携わる中でも「教える」ことより「育む」ことに力を入れていきたいと思っています。こうありたい、こうなりたいという種がのびのびと育つような環境を作ることが重要だと考えています。私が誰かにタネを与えてあげることはできなくとも、タネをどう育てていいか悩む人に対して、土を変えたりとか水を替えたりとか、観察をすることによって「はぐくむ」環境を整えることはできます。
組織は人なので、”人材育成”がとても重要だと思っていて、会社組織にとって必要な機能から考えるのではなく”人”から考えたい、みんなの得意分野を多く見つけて、一番速く走れるような仕事を与えられるかを模索したいです。みんなが気持ちよく働ける、あらゆる意味で望む形で働ける環境を作り整えることが私の今の使命だと思っています。
今回は、株式会社shabell 取締役COOのHelenさんにインタビューをさせていただきました!経歴だけを見てみると成功者に見えますが、それは誰よりも苦しんで苦しんで、自分の価値を模索して得た姿でした。
「やりたいことが見つからない」と悩む人も多いのではないでしょうか。それは悪いことではありません。気持ちがブレることなくたくさんの人の夢をサポートできる、最大級の長所です。そんな思いを持ったHelenさんがいるからこそ、shabellが叶えたい世界観を実現できると社員を含め未来を信じることができます。
今後は、EdTech領域へ参入することでより一層、”人”にフォーカスされ、形となり明確になっていき、地方自治体での活躍などと、”人”の和を広げていきます。
wantedlyでは今後も社員インタビューや、社員の活躍をお知らせしていきます。また、弊社ではshabellbaseというWEBメディア運用も行っており、「ヘレンの部屋」でHelenさんの記事を連載しております!
個性的な人材が揃ったshabell社の成長をお見逃しなく!次回の投稿もお楽しみに!
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