【開発日誌 #18】Webエンジニアがチーム制作で意識すること | 株式会社コムデ
はじめにこんにちは!フロントエンドエンジニアの松岡と申します。昨年9月に、まったくの業界未経験からコムデに入社し、ようやく半年過ぎました。今回は、「Webエンジニアがチーム制作で意識すること」を...
https://www.wantedly.com/companies/commude/post_articles/391187
こんにちは、札幌支社フロントエンドエンジニアの松岡です!
前回私が書いた開発日誌では、「Webエンジニアがチーム制作で意識すること」をテーマに、チーム制作全体の流れを簡単にお話ししました。
今回のテーマは「スケジュール管理」です。
コムデでは、社員一人一人が積極的にアウトプットするよう推奨されています。
例えば、wantedlyで自分が今勉強している最中の内容を書くことや、社内で勉強会や共有会を開くこと、自分たちで自由に企画して実施することができます。
それは、「これからの社会では職種に関係なく、コミュニケーション能力や発信力が重要な必須スキルになる」というコムデの文化に基づいています。
私が所属する札幌支社でも、独自に共有会を開催しています。
今回お話しするのは、私がその札幌支社内共有会で発表した内容を、記事用にまとめたものです。
私が共有会で「スケジュール管理」をテーマにした理由は、実際に社内で悩んでいる人が多かったからです。この業界では、最初に決めたスケジュール通りに案件が進まない、というのが当たり前のようにあります。
と言うよりも、おそらくWeb制作に限らず業界関係なく世の中の仕事で「案件」と呼ばれるものは、等しくスケジュール通りに進まないものが多いです。
では、スケジュール通りに進まない案件のスケジュール管理って、どうしたらいいんでしょうか?
なぜスケジュール通りに進まないんでしょうか?
それが分からず漫然と遅れていくスケジュールに身を任せていると、タスクは圧迫され、ただただ苦しくなっていきます。
ここからは実例を挙げて説明していきます。
Webサイト3P分のデザイン・コーディングを受注をし、クライアントから「9/1までには素材が出揃うから、それからデザインを始めて9/30には公開したい」と注文をいただく
※サンプルのため土日祝のことは考えず設定しています
例のため極端に書いていますが、皆さんも、制作を行う際はこのようなスケジュールを設定しがちではないでしょうか。上記はイマイチなスケジュール例です。
どこが改善できるでしょうか?
上記のスケジュールでは「自分で補完したスケジュール」として「自分が」やることしか設定されていません。
この場合「相手(クライアントや社内メンバー)にやってもらうこと」の期限を基準にしてスケジュールを立てることが重要になります。
では、「相手にやってもらうこと」を意識した上で、もう一度スケジュールを立ててみます。
このように、相手にやってもらうこと=相手の行動(タスク)を基準に逆算して組んでいくと、最初のスケジュールよりも早く行動しなければ間に合わないことがわかります。
これを事前に想定しておかないと、「確認が間に合わない」「返事が来ない」「確定日に修正が届いた」などの理由でスケジュールはどんどん遅れてしまいます。
自分の行動は自分でコントロールできるけど、相手の(特にクライアントの)行動はコントロールできません。
このことを前提に置いて行動するだけで、スケジュール管理の精度は大きく変わってきます。
また、
クライアントから送られてくる素材や原稿に不備があることを事前に想定しておく
という点も重要です。
クライアント側の事情や認識の相違など、ものづくりをする上でお互いが最初から完璧に情報や納品物を出し合うことは難しいためです。
これはweb業界に限らず、「ビジネスの基本としてリスクヘッジする」という当たり前のことなのですが、意外とこの点を考慮したスケジュールが組み込まれていない事例は多いです。
<スケジュール管理において重要なポイント>
以上です。
今回ご紹介した内容は、社内勉強会で伝えた中のほんの一部です。
細かく言うとポイントはまだまだたくさんあるので、また次の機会にお伝えできたらと思います。
当社の案件はとにかく「多彩」!
求められる技術レベルも日に日に高まっています。
今後はモダンな技術を用いたサイト/アプリケーション構築が増えていく見込みです。
多彩な案件や大型案件に挑戦してみたい方は、まずはカジュアル面談にお越しください!
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