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教育現場を変えたくて、元中学教諭がエンジニアへチャレンジした理由

初めまして、2022年10月にクラベスに入社した関根と申します。気がついたらあっという間に入社して半年経っていました。この半年があっという間だったのも、クラベスに入社して充実した毎日を過ごせているからです。私がどんな人間で、クラベスがどんな会社なのかをお伝えできたらいいなと思います。また、未経験でエンジニアとして働きたいと思っている人に、少しでも参考になれば幸いです。

学生時代

大学では、ITとは無縁の教育学部に所属していました。ただ理系ではあったので、科学は大好きでした。せっかく教育学部に入ったので、教育学部でしかできない幼稚園~高等学校までの免許を取得できるように授業も意欲的に取り組んでいました。

 ただ、「自分のしたいこと」を書き出して、全部やっていくことを大学入学時に意気込んでいたので、学業よりもそれ以外のことに時間を割いていました。特に力を入れていたのが、海外に行くことでした。初めて日本を出たのが、大学1年生の冬のオーストラリアでの語学研修でした。初めての海外だったので警戒心マシマシで過ごしていたのですが、オーストラリアは非常に治安が良くて驚くことがたくさんありました。

オーストラリアの写真

例えば、語学学校の生徒が道で携帯を落としたのにその日のうちに返ってきたり、街中で男性が急に喧嘩しているのを通りすがりの女性から男性まで含めて3人くらいが止めに入っていたり、公共交通機関で優先座席は空いていても誰も座らず、本当に必要な人が使っていました。日本が一番治安が良いと思いこんでいたので、とても衝撃でした。ここでの経験で、いかに自分の考えや世界が狭いかを自覚しました。そこから海外に行って自分の知らない世界を見ることに夢中になっていました。

留学中のイギリスの大学の写真

たくさんの国に行って、実際に長期間海外で生活してみたいという思いと、理科教育が日本以外でどのようにされているのかを学ぶために留学を決意しました。特に裕福な家庭でも無かったので、TOBITATE留学JAPANという給付型の奨学金の選考を受けながら、就活と教員採用試験を同時に受けていました。TOBITATE留学JAPANの選考に合格し、イギリスに6ヶ月、フィンランドに1ヶ月留学していました。人生で一番最高の瞬間でした。実際にイギリスとフィンランドの小学校〜大学までを視察させていただいたり、フィンランドの学校では地震の教材を現地の材料で作成し、理科の授業や日本の文化の授業をさせていただきました。

フィンランドの中学校で授業をした写真

フィンランドの小学校で機器を作成。完成したら人がめっちゃ集まってきたので披露!

前職

中学校教員を選んだ理由は、小さい頃から小さい子がとても好きで、大学生になってもその気持ちは変わらなかったからです。また、自分が中学生の時の恩師の授業は、積極的に実験を取り入れてくれ、実験ができない授業でも先生が実際に解剖した動画を見せてくれるなど、様々な工夫がある授業でした。

そのような授業が当たり前だと思い、高校に進学してみて違う中学の友達に聞くと、「実験などしたことない。」という子もいて、中学校の時の先生の授業や生徒指導が当たり前ではなかったことを強く実感しました。そして先生の授業によって、子どもの興味関心は作られていると強く思いました。義務教育の最後にどんな先生に会うかで、人生の分岐点が作られると感じたので、人生の分岐点が作れるような先生になりたいと思い、中学校教員になりました。

実際に教員になってからは、中学1年〜3年までの担任や理科の授業、ハンドボール部の顧問などを担当していました。実際に自分で考えた教材や授業を行うことはとてもやりがいを感じていましたが、学校現場では機材やツールが潤沢にあるわけではなく、なかなか新しいことやしたいことができない現状がありました。そこからこの職で定年まで働くことが本当に私のしたいことなのか、疑問に思うようになりました。

転職

エンジニアを目指そうと思ったきっかけは、最初は大学生時代に「教員の授業教材」を簡単に共有できるサービスを作成したいと思い、プログラミングの勉強を始めました。

しかし独学で勉強していると、書いてある通りに実装するのはできても、自分のやりたい実装をするためどうしたら良いか分からず挫折してしまいました。そこから実際教員になり、数年経って自分の友達が未経験からエンジニアへの転職に成功し、その子から他の未経験のエンジニアの方が作成したサービスをみて、未経験でも努力すればエンジニアになれることを目の当たりにしました。

実際にもう一度勉強をし始めて、エンジニアという仕事は、自分が考えたサービスを作ることができて、それを使ってもらってユーザーに新しい価値観を与えることができる素晴らしい仕事だなと思いました。また、プライベートでも自分のしたい開発ができることもとても魅力的だと思い、本格的に転職することを決意しました。

趣味はバイクの関根さん

転職 ハッカソン

昨年の8月から転職活動と並行して「都知事杯OpenDataHackathon」に出場しました。元々ハッカソンというものを知った時から出てみたいと思っていたのと、チーム開発を本格的にやってみたいというのがあり参加しました。私たちのチームは「ひとり親は、ひとりじゃない。」というスローガンを掲げて、それぞれのひとり親家庭の状況に合った支援をお届けする、KOCOTTOというサービスを開発しています。

やるからにはFinalに進み、賞を取りたいという思いはチームメンバー全員同じで、毎週MTGを行いどのようなサービスにしていくか、どのようにしたらユーザーが使いやすいのかを考えて実装していました。実際にSNSを用いてひとり親の方にインタビューをさせていただいたり、行政の方にもインタビューさせていただき、何が課題なのかを聞くことで、何を優先して実装していくかをチームで何度も話し合って進めていました。

研修の様子

そのかいもあって、参加者63組の中からFinalステージに進み、行政ニーズ賞とオーディエンス賞をW受賞させていただきました。今回のハッカソンを通して学んだことはたくさんありました。

一つ目は、チーム開発の大変さです。私たちのチームは有志で集まったメンバーなので、賃金も発生していないですし、仕事もある中で行っていたため、単純に仕事以外の時間でチーム開発やMTGを行うことがとても大変でした。締切を自分たちで設定して、何を実装するかも自分たちで決めていく必要があるのでとても難しかったです。しかし、チームのマネジメントやGithubの扱い、レビューの仕方もこのチーム開発で少しずつ学んでいくことができました。

二つ目は、チーム開発の楽しさです。一人で開発している中では学ぶことのできない楽しさがあります。人と話すことで自分では思いつかないような考えをたくさん知ることができます。また、それぞれの得意不得意を活かして開発をすることもできるので、自分一人ではできなかった開発もできました。人のコードを見ることで学ぶことは多かったです。

お茶目な関根さん。いつも明るい笑顔で社内をハッピーにしてくれます!

三つ目は、実際にユーザーインタビューをすることの大切さです。実際にひとり親の方と話をすることで、本当にこのサービスが必要であると実感することができました。中でも知らない私たちにSNSで声をかけてインタビューに答えてくれる方がたくさんいたことにも驚きました。ただでさえ忙しいにも関わらず、私たちに時間を割いて下さった方々には頭が上がりません。

また、まだ完成していないにも関わらずインタビューを受けてくれた皆さんから「ひとり親へフォーカスしてサービスを作ろうとしてくれているだけで嬉しい。」と言っていただけたことがとても嬉しかったです。チームメンバー全員がインタビューを通してモチベーションが高まって、賞を二つも受賞することができたと思います。

ハッカソンで東京都副都知事と

クラベスとの出会い

クラベスに入社することを決めた理由の一番は「オファー面談」でした。オファー面談の時にクラベスの10人以上の方と会話をさせてもらえて、こんなに大人数の社員の方と話をさせてもらえることができたのはクラベスだけでした。

また、面談の時にエンジニアの方々がとても楽しそうに仕事の話をしているのが印象的でした。さらにスキルアップの面でも、クラベスではフロントエンド,バックエンド,インフラの垣根がなく、自分がやりたければ全てに挑戦できるところもとても魅力的でした。

クラベスに入社後

クラベスに入社してからは、いい意味でのギャップしかありませんでした。オンボーディングという制度があって、バディとメンターの方が一人ずつつきます。特にバディの方とは毎日1 on 1をするので、困ったことや質問したいことを気軽に聞くことができました。また、オンボーディング中にはクラベスメンバー全員と30分ずつ自己紹介をしてもらえる時間や、ウェルカムランチなどもあるためすぐに会社の人との壁は無くなりました。

研修の様子

エンジニアになったらいつかは0→1案件に入りたいと思っていたのですが、研修が終わって最初の案件から自分がやりたいと思っていた0→1案件に入らせてもらえました。エンジニアの実務での経験はない中でも、しっかり何がしたいかをヒアリングしてもらい、最初はフロントエンドを中心に開発をしました。一緒に働くみんなが本当に壁が無く、質問をしやすい環境を作ってもらえたおかげで、未経験でも毎日楽しく開発ができました。開発からテストを経験でき、とても充実したエンジニア生活を送っています。まだまだ開発していることは小さいことですが、自分が実装したものが実際にリリースされている喜びをこの数ヶ月で味わえたのはとても貴重な経験でした。

今後について

今後はまずはフロントエンジニアとして技術力を高めていきたいと思っています。今回の案件では、メンバーからのサポートが大きかったので、少しずつ自分で提案して実装できたり、他の人が困っている時に助けることができるエンジニアになりたいと思っています。

未経験でも挑戦してみたら、自分の思い描いていた会社で、想像以上に楽しく開発をすることができています!なので、私と同じような気持ちを抱いている人は、是非一歩踏み出してみてください!

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