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CityCamp社は2025年9月にプレシリーズAラウンドで資金調達を実施しました。
今回は、リード投資家であるTheta Times Venturesの北尾さんにインタビューを行い、出資の背景やCityCamp社への期待、今後の展望についてお話を伺いました。
目次
自己紹介をお願いします!
CityCamp社との出会い
ーCEO・松池との出会いについて教えてください
ーその後松池が創業したCityCamp社についてはウォッチいただけてましたか?
ー出資の話をもらった時の最初の印象は?
出資を決めた決定的な理由
CityCamp社に今後期待すること
北尾さんからみた、CityCamp社に興味がある人へのおすすめポイント
自己紹介をお願いします!
Theta Times Venturesの北尾と申します。
2025年6月までCyberAgent Capitalに在籍し、タイミーをはじめとする日本を代表するスタートアップにリード期から出資を行ってきました。7月からは、3名で共同でGP(ゼネラル・パートナー:ファンドの運営責任者)を務める現在のファンドを新しく立ち上げました。
共同GPのメンバーは、それぞれが豊富な実績と知見を持っています。株式会社SHIFTの社外取締役を務めているメンバーや、AmebaやWINTICKETといった大規模事業のグロースを牽引してきたメンバーなど、事業成長の現場を深く理解している人材が揃っています。
Theta Times Venturesは、直近2〜3年で組織規模が大きく拡大し、飛躍的な成長が見込まれるシード、アーリーからシリーズAのフェーズのスタートアップ企業を中心に投資をしていく方針です。
CityCamp社との出会い
ーCEO・松池との出会いについて教えてください
松池さんとは、彼が前職でファッションD2Cプラットフォームの創業メンバーとして参画していた時に出会いました。当時、私はCyberAgent Capitalとして同社に出資しており、創業者と松池さんと三者でよく当時松池さん達が経営していた事業についての議論を重ねていました。
松池さんは当時から消費者トレンドの機微を敏感に捉える力に長けていることが印象的だった記憶があります。
ーその後松池が創業したCityCamp社についてはウォッチいただけてましたか?
CityCampBARというコミュニティバーを立ち上げたということはもちろん創業時から見てましたし、CyberAgent Capital内でも話題になっていました。人が集まる場を作り、熱量のあるコミュニティを形成していく、というコンセプトはまさに松池さんらしい事業だなと感じていました。
ただ、当時は本人から直接詳しい話を聞く機会がなく、松池さんがCityCamp社をどのようなビジョンで創業して、どこを目指していくかみたいなところまでは知りませんでした。
当時の僕の立場としても飲食事業単体ではVCとして投資判断が難しいという面もありましたし、正直なところ、外から見ている雰囲気だと事業としてスタートアップ的な成長軌道を描いて拡大していくということを考えていないのではないか、という印象を勝手に持ってました。
ー出資の話をもらった時の最初の印象は?
初めてCityCamp社にについて松池さんから直接話を聞いたのは創業から少し時間が経った2022〜23年頃でした。その時点でもすでに勢いを感じていましたが、当時はご縁がありませんでした。今回2025年になって改めてCityCamp社の今後のビジョンや事業の進捗のお話を聞いて、事業の方向性や組織のエネルギーが一段と上がっていて、成長への解像度も高くなってることに驚きました。
まず印象的だったのは、「1兆円企業を目指す」という大きな目標を掲げていたことです。
そして、そのビジョンに共感する同世代の優秀なメンバーが集まっており、組織全体から並外れた熱量を感じました。
事業戦略も当初は飲食業態が中心になるのかと思っていましたが、実際にはOFF COLAをはじめとしたノンアルコールドリンク領域で勝負していくという戦略とそのベンチマークとしてLiquid DeathやPoppiなど海外のcompsも含めて調査していて、クリアになっていました。
しかも、単に「おしゃれなコーラを作る」という話ではなく、CityCamp BARのようなリアルな場を持ちながら、自分たちで若い世代に向けたクリエイティブを企画・制作し、SNSや縦型動画などのコンテンツで認知を広げていくという一貫した戦略がありました。
さらに実際にそれをやり切るだけのカルチャーと人材が、この会社には備わっていることです。実際にオフィスを訪れた際には、目標に向かって突き進む空気感を肌で感じました。
ドリンク事業はBtoCでありながら、小売店や温浴施設などへのBtoB営業も欠かせません。飲食店、コンビニ、ドラッグストアなど多様な販路を開拓するには、地道な営業力と継続的な行動量が求められます。
加えて、縦型動画を中心にクリエイティブを量産し、ブランド力を高めていくスピード感も重要です。
このように、行動が結果を左右する領域だからこそ、彼らの持つエネルギーに大きな可能性を感じました。
出資を決めた決定的な理由
1つ目は、飲料市場のマーケットサイズです。
100兆円以上の巨大な市場で、しかもOFF COLAがポジショニングしている「ノンアルクラフトドリンク」という領域には追い風が吹いていると感じます。。
近年、若い世代が求める飲み物の価値観が大きく変わってきている感覚が僕にもあります。
エナジードリンクのように「短期的に頑張るために飲むもの」から、寝る前やリラックス時に飲む「OFF」なドリンクへとニーズがシフトしている。
この背景には、AIやロボットの発展によって残業が減り、働き方そのものが変化していることがあります。徹夜で頑張ることよりも、心身の健康を重視するライフスタイルへの転換は、もはや不可逆的な流れではないでしょうか。
若者のお酒離れが進んでいるという時代の潮流とも重なり、OFF COLA及びOFFブランドが目指す方向性と時流の変化が重なっていると感じました。
2つ目は、「D2Cの第三世代」が到来しているという時代の流れにフィットしていると感じたことです。
第一世代は、ECサイトを通じて商品を販売する時代。
第二世代は、2015〜18年頃にFacebookやInstagramの普及で、個人インフルエンサーが商品を売れるようになった時代。
そして今は、TikTokやInstagramの動画起点でブランドを構築できる時代に入っています。
この時代では、自分たちでゼロからクリエイティブを作り、ブランドを育てることが可能です。テレビCMのような高額な広告を打たなくても、オンライン上でブランド認知を拡大できる可能性が大きく上がりました。
その結果、1,000円を超えるような高価格帯に頼らずとも、オフラインの棚に置きやすい価格帯のドリンクを展開できるようになりました。
CityCamp社の戦略は、まさにこの第三世代の波をとらえたものです。
また、テレビ離れが進む今、ブランド構築のローコスト化が進んだことで、勝負は「オフラインの営業力」と「クリエイティブ力」に集約されていくと考えています。。
いくら営業を頑張って、コンビニなどの棚を取っても、消費者に知られなければ売上にはつながらないため、営業力と認知獲得の両方がこの事業では重要になってくると思います。
これからの時代は、大企業のような資本を持つものだけではなく、自社のクリエイティブや工夫で勝負できる時代だと思います。
CityCamp社にはその両方、つまり営業で取る力とクリエイティブで広げる力が備わっていると強く感じました。
3つ目は、グローバルに明確なベンチマークが存在していることです。
例えば、アメリカではLiquid DeathやPoppiといったブランドが、SNSやインフルエンサーを活用した新しいマーケティング戦略と独自のポジショニングで急成長し、創業10年立たずして時価総額1000億を超えるユニコーン企業へと成長しています。
つまり、ドリンクのスタートアップがこの時代に勝てる可能性はすでに証明されているとも言えます。一方で、日本市場では、この領域にまだ明確なリーダーが存在していません。だからこそ、ここで勝負をしかければ先行者利益を取れる可能性が高いと感じます。
そして、その成功モデルを日本で再現できるチームと戦略が揃っているという点が、投資家として非常に魅力的でした。
<参考>
- Liquid Death(米国/缶ウォーター):2024年の資金調達で推定時価総額 約2,100億円。
- Poppi(米国/腸活ソーダ):2025年、PepsiCoが約2,970億円で買収。
- OLIPOP(米国/腸活ソーダ):2025年の資金調達で推定時価総額 約2,700億円。
CityCamp社に今後期待すること
まず短期的には、2つのことを期待しています。
1つ目は、ブランドを育て、認知を広げるためのクリエイティブです。
量をこなして質に転換していくということをオンラインの中でもどれだけやり切れるかが重要だと思っています。第三世代のD2Cの強みを最大限に活かし、自分たちの手でブランドを磨き上げてほしいです。
2つ目は、プロダクトの幅広い展開です。
コンビニをはじめ、ドラッグストアや大型店舗など、販売チャネルを広げていく力を期待しています。「OFF」というコンセプトは特にZ世代以下に響くテーマだと思うので、そうした若い世代に刺さるOFFブランドを確実に広げていってほしいと考えています。
中長期的には、さらに広い可能性を感じています。
今の30代以上の世代、つまりメインターゲットからは少し外れる層には、いまだに「気合いで乗り切る」というような「OFF」というより「ON」の価値観が残っていると感じます。そのような世代にも響くような新しいプロダクトを生み出していける可能性があると感じています。
具体的な形はまだこれからですが、最終的には全世代、全国民に愛されるようなブランドやプロダクトを生み出してほしいですね。
CityCamp社にはその力があると感じています。
北尾さんからみた、CityCamp社に興味がある人へのおすすめポイント
まず、自分の仕事の成果を目に見える形で世の中に届けたい人にとって、これほど刺激的な環境はないと思います。
たとえば、オフィスで議論していた商品が数ヶ月後にはコンビニの棚に並ぶ、そんなスピード感を実現できる会社です。自分のアイデアや行動が、確かに社会に影響を与えていく手触りを感じられるはずです。
そして何より、社長や経営陣が「1兆円企業」という大きな目標を掲げているということも特徴です。単に目標を語るだけでなく、事業を本気でスケールさせようとしているフェーズだからこそ、0→1も1→100もリアルに経験できる。与えられた役割をこなすだけでなく、自分自身が中心となって新しい文化や市場を形づくっていく経験ができると思います。
自分の手で事業を動かしたい人、スピードのある環境で成長したい人、そして新しいカルチャーをつくる当事者になりたい人。
そんな人にとって、CityCamp社はまさに理想的な場所だと思います。
気になる方は是非、お気軽にカジュアル面談等応募してみてください!
北尾さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました!
期待に応えられる成果を出せるよう、CityCamp社はこれからも高い目標に挑み続けていきます。
1兆円企業という大きなビジョンに共感し、やり抜く力を持つチームの一員として挑戦してみたいという方は、ぜひカジュアル面談でお話ししましょう!