2019年5月度、サーキュレーション史上最年少でMVPを獲得した岡田一喜。等身大で顧客に向き合い、flexyの発展を牽引する彼の今に迫る。
★インタビュイーのご紹介★
岡田一喜|flexy コンサルタント
新卒でジュエリー関係の会社に入社し、フランチャイズ店舗向けのコンサルティングに従事。その後株式会社サーキュレーションへ転職をし、flexyのコンサルタントとして活躍中。2019年5月度にサーキュレーション史上最年少24歳でMVPに輝く。(以下、岡ちゃん)
ジョニーさんという最高に熱い男と出会った
-改めて5月度MVPおめでとうございます!まずはじめに岡ちゃんのこれまでのキャリアを簡単に教えてください。
岡ちゃん:最初新卒で入社したのがジュエリー関係のフランチャイズ店舗を展開する会社でした。主にフランチャイズオーナー向けのコンサルティング業務に従事して、経営だったり店舗運営についていろいろと勉強させてもらいながら楽しく仕事をしていました。ただ時代の流れとともにどんどんモノが店舗では売れなくなっていく現実を感じていたのですが、どうやったら解決できるのかもよくわからなくて。その当時はネットでどうやってものを売っていけばいいのかは誰も知らない、みたいな状態でした。
エンジニア採用すれば解決できるかもしれないと思っても、採用の仕方がわからない。困り果てて媒体に掲載しても求職者が来ないという状態が続いていました。でも当時は深くそのことを考えていたというよりは、段々と仕事にやりがいを見いだせなくなってきて一旦会社を辞めようと思って転職活動をし始めました。
-そこからflexyに巡り合ったきっかけは何だったんですか?
岡ちゃん:最初のきっかけは転職サイトのスカウトメールでした。株式会社サーキュレーションのflexyっていうサービスの野谷さんって人から突然メッセージが飛んできて、ちょうどエンジニア採用に課題感も抱えていたので会ってみようと思いました。野谷さんと会って話をしていく中で、今まで自分が抱えていた課題を解決出来るサービスだと感じ、このサービスで世の中を変えたいって思ってからは、トントン拍子で話が進んでいきました。
-サーキュレーションに入社した一番の決め手はサービス内容ですか?
岡ちゃん:一番はサービスです。あとはflexyの責任者である柳田さんこと通称ジョニーさんの影響です。ジョニーさんはとにかく熱い人で、flexyというサービスで日本を本気で変えたいという気持ちがすごく伝わってきました。正直flexyに出会うまではSES業界の構造(※ジョニーさんの記事参照)とかエンジニアの抱えている課題なんて全く知らなかったです。
最初話聞いたときは運送会社と同じくらいにしか理解してなかったです(笑)でもジョニーさんの話を聞いて、これはなんとかして業界構造を変えないと誰も幸せにならないですし、それをいつの間にか自分事としてエンジニアを取り巻く課題を考えるようになりました。今思うとそういう気持ちに他人を巻き込んでいけるジョニーさんは本当にすごいです。
「心のコンサルティング」を目指して
-ジョニーさんは岡ちゃんのターニングポイントの人ですね。サーキュレーションに入社以来、ずっと結果をコンスタントに出していますが要因は何だと考えていますか?
岡ちゃん:要因って言われると難しいですね(笑)強いて言えば自分の長所が2つあって、1つは人の懐に入り込むのが得意なこと、もう1つはわからないことはわからないとはっきり言えることです。あと意識していることは、素直さと変なプライドは捨てることです。知らないことは知らないから教えを請うし、何でもかんでも自分でやろうとしないことも大事だと思っています。この半年間は「心のコンサルティング」をするという目標を掲げています。ビジネスパートナーの枠を超えて、お客様の懐に飛び込み、経営者のただの愚痴とかプライベート的なことまで踏み込んだうえで、本質的な課題解決をしていきたいと思っています。
-「心のコンサルティング」って良い言葉ですね。それが体現できた仕事はありますか?
岡ちゃん:まだまだこれだという仕事はできていないです。ただ最近そこに一歩近づいたエピソードがあります。企業様から最初に頂いた課題や要望を鵜呑みにせず、徹底して寄り添った結果、いいご支援に繋がったことがありました。当初の要望としては正社員に近い形でないと難しいという話だったんですが、膝を突き合わせて何度かお話をお伺いするうちに、正社員がいいという固定観念に囚われすぎて人材の活用がうまくいっていないということが見えてきました。
そのことを企業様にお伝えし、副業で時間のコミットは難しいけれど能力が高く、リモートでもコミュニケーションがしっかり取れる方を活用することで成功できる提案をしました。お客様も最初は無理だろうと思っていらっしゃいましたが、何度もお話をするうちに岡田くんが言うならできるかもしれないと可能性を信じて決断をしてくださいました。またそのプロジェクトに入った方が大阪在住、しかも副業がはじめてという方で、個人にもとても喜んで頂けました。お客様側の要望に対してもちゃんと整理をして提案ができ、個人の新しい働き方も実現できたことは我ながらいい仕事でした。
-とても良い話ですね!ただ世の中的には副業やリモート作業は当たり前になっていないと感じるのですが、そのあたりはどう考えていますか?
岡ちゃん:そうですね。今はとにかく実績を作っていくしかないというのが本音です。まだまだ雇用が前提で考えられる企業様も多いので、一件でも多く実績を積み重ねてそれを語っていくことによって、その前提を覆してくれるように努力しないといけないです。
-まずは圧倒的な実績づくりが大切ですね。そんな中で岡ちゃんがMVPを獲得できた要因はどのあたりにあると考えていますか?
岡ちゃん:「心のコンサルティング」をしたいと思っていたところを少し体現できた結果、企業様からの信頼を頂けたことが大きいと思います。とにかく圧倒的顧客志向でいることは意識しています。お客様のためにならないと思ったことは、自分自身の目標数字をやるとかどうこうではなくて、絶対にやらないです。誰よりもお客様を好きになって、その会社のビジョンや事業に共感をすることはすごく大事だと思います。
-圧倒的顧客志向が大事ですね。岡ちゃんとしては今後のキャリアをどう築いていきたいですか?
岡ちゃん:いち早くリーダーやマネジャーにあがっていかないといけないという危機感を持っています。今flexyの中では私が最年少ですが、そうやってキャリアを築いていくことが会社としてのロールモデルになると思います。そうやって下の世代から突き上げていきたいですし、もっとflexyが大きくなっていくためには、年齢とかは関係なく、結果を残した人が上に上がれるということが必要だと思っています。
非IT企業とITとの架け橋になっていくサービス
-素晴らしい志ですね。今後ますますflexyサービスが大きくなっていく中で、flexyサービスの持っている市場への可能性はどんなところに感じていますか?
岡ちゃん:これまでITとは無縁だった非IT企業が、どんどんITを活用し始めています。例えば食品メーカーさんがECサイトを立ち上げて販売したり、飲食店でアプリを作ってそこで集客したり、自動化やIoTなどもどんどん進んでいます。これはお世話になっている専門家の方がおっしゃっていたことですが、「今の日本は大昔読み書きができない人が多かった時代と一緒で、読み書きできない人が多い時代にはそれが出来る人が神のように称賛されていたけど、いつしか全員が読み書きできるようになるとそれはなくなっていく。ITだって誰でもできるけどなんとなく難しそうとかいう固定観念で、なかなか広がっていかない」と。でも絶対に遠くない未来にITが当たり前になることは確実です。その時にflexyが担う役割が大きいと思っています。
-flexyサービスの強みはいろいろあると思いますが、一番の差別化ポイントはどこにありますか?
岡ちゃん:flexyの一番の強みはCTOクラスのITと経営の両方を理解している人材が日本で一番多く登録しているというところです。これは本当にすごいことで、今の経営者って経営のことはわかるけどITのことはわからない、一方現場のエンジニアの人は経営のことがわからないことが多い、そうするとお互いのすれ違いが起こってしまい、結果的にITをうまく活用できていないということが現場で多発してしまっています。ここの間に入っていけるのがflexyに登録頂いている専門家の方で、大きな可能性があると思っています。
MVPを獲得した際にflexyチームで1枚パシャリ
-僕のお客様でもそういう企業様は確かに多いです。私も前に企業の経営者に、AI導入したいけど、AI会社の言っていることが理解できなくて、通訳してくれる人が必要なんだよねと言われたこともありました。そんな感覚の経営者が多いなと感じます。
岡ちゃん:そうなんです。その悩みを解決できるのがflexyだと確信しています。でもITといえばflexyだよねと認知してもらうためには、まだまだ実績も足りていないです。だからこそまずは多くの実績を積み上げていくことに注力していきたいです。日本の中小企業で収益に直結するIT化ができているところは約2割しかないと言われています。できていない8割の会社は、社内にIT人材がいないことが原因といわれています。裏を返せば、しっかりとその会社がITを活用してやりたいことを明確にしてあげて、雇用でなくてもいいからエンジニアをうまく活用できれば、その問題を解決できるということです。そういう世界を早く作っていきたいです。
-ありがとうございます!一方でエンジニア不足って深刻だといわれていて、そういう人材を育成していくこともflexyのミッションですね。
岡ちゃん:おっしゃる通りです。それを目指している1つの場所としてCTOmeetupというものを開催しています。なかなかエンジニアの人って社外に向けて自分の技術を語るような場所もないし、相互がインプットするようなコミュニティも多くないので、そういう場所をつくっています。
-最後に今後のflexyに欲しい人材やこういう人であれば一緒に働きたいってどういう人か教えてください!
岡ちゃん:めちゃくちゃ素直な人ですね(笑)今のflexyメンバーをみても異業種からの転職者が圧倒的に多いです。最初ITの知識はない分、柔軟にキャッチアップしていかなければならないです。あとは人を相手にする仕事なので、リスペクトの心を持てて、最高に素直な心で、新しいことをキャッチアップできる人であれば、本当にウェルカムです。今は20名のメンバーだけれど、来年には40人、3年後には80名の組織になっていくflexyですので、いろんな方にぜひ一度お会いをしたいです。