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【トップインタビュー】これまでの17年、そしてこれからも世界中の先生をICTで支える

皆さんこんにちは!
チエル採用担当の竹迫です。

今回は、代表取締役の粟田へのインタビューの内容をご紹介します。

外部のコンサルタントとしてチエルの経営をサポートしていた粟田が入社して社長になるまでの経緯や、どんな人がチエルで活躍できるかなどを聞きました。(私も初めて聞くエピソードもありました!)

この記事を読んでチエルに興味を持っていただけると嬉しいです。

──学校教育市場に特化したICT専業メーカーとして大事にしている考えを教えてください。

「私たちチエルは、子供たちの未来のために世界中の先生の授業をICTで支えます。」との経営理念を掲げて2006年に創業し、今年で設立17年を迎えます。
ICT(情報通信技術)は、パソコンやタブレット、インターネットを利用したデジタル技術全般のことを指します。“教育ICT”は、こうした技術を教育に利用し、学校現場の課題を解決することを目指しています。

創業当時、一般企業ではPCやIT機器の活用が当たり前のように進んでいました。一方、多くの学校現場では活用どころか導入すらされていない状況でした。
その後、文科省は全国の児童・生徒に「1人1台端末」を支給し、高速通信ネットワークを整備する「GIGAスクール構想」という計画を打ち出しました。こうしてようやく学校の授業や自主学習でICT機器が使われるきっかけになったのです。

しかし、新たな取り組みのため端末やWi-Fi環境の整備、ICTを使った授業への転換など、先生の負担が大きく、簡単には活用しづらいのが現状です。
いくらICTが子供たちの教育環境の向上をサポートするものだとしても、まずは先生が端末の使い方を身につけ、学校のネットワークを整え、使いこなせるまで下準備をしなければいけない。授業の準備や成績管理、各種行事の対応、保護者とのやり取りなどの仕事がたくさんある中、もちろん先生だけで学校全体のICT環境を整えるには限界があります。

学校教育の現場は先生によって成り立っている。先生方の仕事を支えることが、ひいては子供たちの教育を支援することにつながる——。チエルではそのように考え、「先生ファースト」の製品開発と営業活動をコンセプトにしています。


──チエルの強みは?

「先生の役に立つ」ため、製品のラインアップが幅広いことが特徴の一つです。日々の授業をサポートするもの、端末や校内システムを管理するもの、ネットワーク基盤を整備するものなど分野は多岐にわたります。

それらを全国の自治体や学校に広めるには、現場の先生との密接なコミュニケーションが欠かせません。学校は市街地だけでなく、山間部や離島にもあります。私たちは、その土地に根付き昔から学校を見守ってきた各地域の販売パートナー企業と手を組み、情報共有しながら一緒に営業活動を展開しています。

全国の販売パートナーとのつながりがあるからこそ、各地の教育委員会や時には個別の学校の先生のお話を聞く機会が生まれます。そこで聞いた生の声を、製品開発や製品アップデートに生かし、現場のニーズを捉えたものづくりを実現しています。製品力と営業力の両輪で先生方をサポートできるのは私たちならではの強みです。


──粟田さんは元々外部のコンサルタントとしてチエルの株式上場をサポートしていたんですよね。入社に至った経緯を教えてください。

2016年3月の東京証券取引所JASDAQへの上場に向けて担当することになったのが出会いでした。
当時から世の中にはさまざまな学習支援ツールやコンテンツがありましたが、その多くは子供など学習者向けでした。「先生の支援」にこだわる独自のスタンスは非常に興味深く、確かに日本の学校教育をICTで変えるにはまず先生を支えることが先決だと強く共感したのを覚えています。

コンサルタントはあくまで経営方針や事業展開をアドバイスする立場で、実際に意思決定をするわけではありません。
次第に心のどこかで、外側の人間でなくチエルの一員として直接事業に携わることができたら……と考えるようになりました。そんなタイミングで、現会長で当時社長だった川居から「うちで一緒に働かないか」と声をかけていただいたのが入社のきっかけでしたね。


──どんな方と一緒に働きたいですか?

率直に、経営理念に共感できる人が一番です。先生目線に立って、「学校現場を変えたい」と思える人と一緒に働きたいと思っています。

チエルでの働き方はとても「自由」です。業務時間や場所に融通がきき、仕事で使うPCは個々人で好きなメーカーのものを使っています。
細かいルールを設けていない分、自分で考え行動できる人が活躍できる職場です。新しいアイデアに“NO”とは言わない社風で、主体的に動ける人にこそ大事な役割を担ってもらいたいというカルチャーです。

ITへの関心やリテラシーが高く、抵抗感がないことも重要なポイントです。入口は「先生の役に立つ」ことですが、それを支えるのはあくまで「ICT」。先生の声を反映した製品設計やシステム改良に柔軟に意欲的に取り組める方だと活躍しやすいと思います。

上場企業としては、学校現場の負担軽減をサポートすると同時に、最終的には売上向上につなげることが求められます。会社の収益拡大を前提に、全国の先生やその先にいる子供たちに寄り添えるバランス感覚を持った方なら、チエルでやりがいを持って働けると思います。


──粟田さんが考えるチエルで働く価値とは?

例えば、子供たちの未来のために学校現場の課題を解決したいと思ったとします。一人の教員になって、その学校が抱える課題を解消していくのも一つの手です。

一方、チエルの一員として学校現場に向き合えば、1校だけでなく自治体やエリア全体の教育を変えることができます。その上、先生方の手を煩わせることもない。学校の授業や先生の働き方を改革するといった社会課題の解決策としてICTが注目される今、チエルから学校現場を改革する方がより大きなインパクトを与えられ、それこそがチエルで働く価値だと考えます。


──今後どんな会社にしていきたいですか?

これまでは一部の先生が使うICTでしたが、今では先生も子供もみんなが使うICTになりました。ようやく全国のインフラが整った状態で、今後新たな課題やニーズが生まれます。
従来以上に、子供一人ひとりの理解度や個性に合わせた個別最適な学びをサポートするツールが求められるでしょう。先生方が実現したい授業のかたちや負担に感じていることを伺い、製品の開発・改良に反映し、それを全国の学校現場に広めていく。このサイクルを繰り返しながら導入実績を増やし業績拡大を目指します。
そのほか、チエルで開発した製品を他社ブランドに提供するOEM(Original Equipment Manufacturer)供給や、海外の教育市場向け事業もさらに強化する予定です。


──最後にストーリーを読んでくれた方へ一言お願いします。

創業当初から変わらない「私たちチエルは、子供たちの未来のために世界中の先生の授業をICTで支えます。」という精神に私自身とても共感し、それを体現するために日々仕事に励んでいます。同じように、この経営理念をいいなと思ってくれる方がいたらぜひご連絡ください。一緒に教育現場を変えていきましょう。

▼プロフィール
1982年広島生まれ。慶應義塾大学大学院理工学研究科・開放環境科学専攻修了。2008年日本総合研究所入社後、教育関連企業向けのコンサルティングに従事。2018年チエルに出向、2019年入社。2021年6月より代表取締役社長を務める。趣味はジョギング、ジムで身体を動かす、社員や仲間とワインを飲むこと。

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