こんにちは。JIDAI GMの西原大智です。JIDAIは銀座、中央通り沿い11階のバーで、「ローカルとトラベラーが集う」をコンセプトにしています。
日本中から本物の文化を集め、海外の観光客の方に多く来ていただいています。英語を話せるスタッフが有名な日本の文化だけではなくて、地域の美しさや本物の文化を伝えることをミッションにしています。
文化の伝承×創造
今日は特に日本酒にスポットライト当ててお話しします。私が個人的に好きな酒蔵、土田酒造です。群馬県の酒蔵なのですが、6代目の土田祐士が経営判断として「山廃仕込み」と言う製法のみにこだわることに決めました。
一般的に日本酒は速醸と言う手法を用い、添加物を用いて発酵と生産を安定させます。一方の山廃仕込みは、現存する最も伝統的な醸造方法であり、自然にある天然乳酸菌をのみを用います。当然、醸造の難易度は格段に上がり、業界内からは“クレイジー”とも称されたそうです。
しかし、「日本酒の真価は醸造技術にあり」として、面白いものづくり、本物の文化を求めた結果、非常に複雑で旨みの深い日本酒が出来上がっています。
実際、JIDAIでも「MLO」という土田酒造のお酒は海外のお客様から大変好評です。
※「MLO」はMeat Lovers Onlyの略称で、「肉好きのための日本酒」です。アミノ酸感が最高にオイシイ
経営としての文化創造
こだわりの背景には、国内の日本酒出荷量は減り続けて作り手の高齢化もあって、日本酒業界はますます厳しくなるとの過酷な現状があります。それでも日本酒の文化的価値のため、技術的にも、経営的にも革新を起こしています。
例えば、最近、秋田県男鹿市の街づくりと併せて日本酒業界に革命を起こしている「稲とアガベ」というクラフトサケとのコラボレーションがあったり、※すでに完売してしまいましたが、素晴らしい製品でした
米不足のなか、「くず米」や「インディカ米」を酒米として美味しいお酒に昇華することでその価値を高めたり、 ※アイデアと技術に唸らされる素晴らしいお酒です
シン・ツチダというお酒は、慶應SFC教授・ヤフーCSO 安宅和人さんの「シン・ニホン」にインスパイアされたネーミングですが、今や同書の掲げる「風の谷構想」のモデルケースは土田酒造のある群馬県は川場村で進んでいます。
一緒に働く仲間を募集しています
JIDAIでは土田酒造のように、文化を伝え、創造するホンモノをご提供することをミッションとしています。
文化の美しさに触れたい方、異文化との混じり合いを楽しみたい方、ぜひご応募ください
西原大智