【社員インタビュー#4 〆木崇至】入社半年で新規事業責任者!?自らの転職経験から生まれたサービス | アクシス株式会社
こんにちは!アクシスインターン生の重冨です!本日も、アクシス株式会社で働く社員についてご紹介していこうと思います。第四回では、アクシス中途入社9ヶ月の〆木さんにインタビューしていきます!〆木さん...
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「目の前の仕事から逃げずに一歩ずつ実行に取り組んでいく中で、『どうしたらお客様に選ばれるのか』『満足してもらえるのか』といった感覚を肌で理解できるようになりました。」
そう語るのは、当時アクシス株式会社の5人目社員として入社し、アグレッシブに挑戦を重ねてきた執行役員の〆木さん。
人材業界未経験ながら、入社からわずか3ヶ月でキャリアコーチングサービス「マジキャリ」を立ち上げ、事業を成長させていきました。
しかしその裏には、数々の試行錯誤や、目まぐるしく変化するフェーズのなかでの葛藤があったといいます。
今回はそんな〆木さんに、アクシスでの挑戦を選んだ理由、事業づくりで最も大変だったことや乗り越えたからこそ得られた経験などについて詳しく伺いました!
*プロフィール
〆木崇至/アクシス株式会社 執行役員 兼 マネディク株式会社CSO
誰かの人生のきっかけをつくりたい。看板も信頼もない「ゼロから」の挑戦
未経験から3ヶ月で新規事業立ち上げ!「泥臭い実行」を通して得た成長
「とにかくやってみる」が、前に進む原動力に
神戸大学卒業後、2015年に株式会社IDOMに入社。営業、営業企画、新規事業開発、社長秘書、経営企画などを経験。2019年、5人目社員として20代で業界未経験からアクシス株式会社に入社。入社3ヶ月でマジキャリ(キャリアコーチングサービス)を自ら企画提案し、立ち上げ責任者として事業グロース、その後は組織人事などコーポレート部⾨を統括。2023年に執行役員に就任し、現在は外交業務・事業開発など幅広く担当。また、マネディク株式会社CSO(最高戦略責任者)としても活躍中。
facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100003172485772
アクシス株式会社とは
「ヒトとITの力で働くすべての人を幸せにする」をミッションに、働く個人をメインターゲットにしたサービスをtoC/toB両方向に対して事業展開するWork Tech Companyです。多様化するキャリアの中で一人ひとりに最適な選択肢を届けることを目指しています。現在は、キャリアコーチングサービス「マジキャリ」、市場価値を高める転職支援「すべらないキャリアエージェント」、転職ノウハウを発信するメディア「すべらない転職」、管理職育成の伴走支援「マネディク」などを展開し、2030年に50事業の創造を目標にしています。
ーー〆木さんは中途でアクシス株式会社に入社されましたが、転職のきっかけは何だったのでしょうか?
前職では、営業から新規事業の立ち上げまで幅広い業務に携わり、多くの方の支えを受けながら一定の成果を上げることができました。
しかし、成果が出始めたタイミングで「もし自分から会社の看板が外れ、周りからのサポートや積み上げてきた信頼もゼロになったとしたら、それでも同じように価値を生み出せるのだろうか?」という不安が湧いてきたのです。
その問いに向き合ううちに、「もっと自分自身の力で勝負できる環境に身を置きたい」という気持ちが強くなり、転職を考えるようになりました。
ーーこれまでのご経験を踏まえて、自分の力を試したいという想いがあったのですね!〆木さんが転職先を探す際に、特に意識されていたポイントがあれば教えてください。
主に2つの軸を大切にしていました。
1つ目は、若手のうちから事業や組織づくりに関わり、チームを率いる経験ができる環境です。
前職では主にフォロワーとしての役割を担っていましたが、次第に「次は自分が中心となって事業や組織を動かし、チームを導いていきたい」と考えるようになりました。
しかし大きな組織では、その機会を得るまでに時間がかかると感じていたため、若いうちから事業や組織づくりに挑戦できる環境を求めていました。
2つ目は、人の人生に“きっかけ”をつくる仕事ができるかどうかです。
前職での経験から、私は「人や組織の可能性を引き出すような、人生の転機をつくる仕事がしたい」と思うようになりました。
例えば、新規事業を担当していた時、一番重視していた施策は現場を巻き込むための「エリアマネージャーと店長との週次ミーティング」でした。
店舗ビジネスは基本的に本部主導で動くことが中心で、現場主体で新しいことをすることがあまりない状況でした。しかし、週次ミーティングを通して現場主体でPDCAを回した結果、メンバーがモチベーション高く一つひとつの施策をやりきることができ、生産性が約2倍にまで向上しました。
新規事業は不確実性が高く、正解が見えない中で手探りで進まないといけません。そのため、施策の良し悪しよりも全員が同じ方向を向いて「これを信じてやり切ろう」と思える状態をつくることが重要だったのです。
この経験から、人や組織は少しの“きっかけ”で大きく変わることがあると感じましたね。
ーー〆木さんが数ある企業の中からアクシスを選んだ「決め手」は何だったのでしょうか?
まずは、アクシスのミッションやビジョンに共感したことです。
私は高校時代、自分と周囲との違いに悩み、その違いを理解してもらえないことに苦しんでいました。そんな中、根気強く寄り添ってくれた先生や友人のおかげで、自分を少しずつ受け入れ、前を向くことができたのです。
この経験から、「かつての自分のように悩んでいる人を少しでも減らしたい」「困難な状況にいる誰かの力になれる存在でありたい」という想いが芽生え、その気持ちから教師を志していた時期もありました。
その後、前職で人や組織が“きっかけ”によって大きく変わる瞬間に立ち会う中で、「人の人生における深い悩みに寄り添い、支援したい」という想いがより一層強まったのです。
アクシスは、「ヒトとITのチカラで働くすべての人を幸せにする」というミッションのもと、徹底して“働く個人”に向き合い、お客様が自分の人生の軸を大切にできるようなサービスやプロダクトを提供しています。
単なる転職支援にとどまらず、一人ひとりの人生・キャリアと真剣に向き合い、人生に深く関われる環境が、「人の人生における深い悩みに寄り添い、支援したい」という私自身の価値観と一致していると感じましたね。
次に、若手のうちから事業や組織づくりに関わり、チームを率いる経験ができると確信できたことです。 当時のアクシスは社員が5人未満というフェーズにもかかわらず、すでに「多角化展開」を明確に打ち出しており、今後も次々と新たな事業を生み出していく方針でした。
そのため、自分にも事業や組織づくりのバッターボックスに立つチャンスが必ず来ると感じました。
そして、最終的な後押しとなったのは、代表の末永さんの「もう勉強する期間は終わっていると思う。これからは自分で挑戦するフェーズですよ。」という言葉でした。
約4,000人規模の大企業から社員5人目のベンチャーに飛び込むことは、私にとって大きなキャリアチェンジであり、不安もありました。
しかし代表の末永さんの一言で、「20代のうちに、よりチャレンジングな環境に飛び込みたい」という自身の想いに立ち返ることができ、アクシスで挑戦することを決意しました。
ーー〆木さんは入社からわずか3カ月で、キャリアコーチングサービス「マジキャリ」を立ち上げ、グロースさせたと伺いました。人材業界も事業立ち上げも初めての挑戦だったとのことですが、最も大変だったことは何でしたか?
「泥臭い仕事を自分の手でやり切ること」でした。
前職では主に企画や戦略を考える業務が中心で、実行は現場のメンバーに任せることが多く、自ら手を動かす機会は多くありませんでした。しかし、アクシスでの新規事業立ち上げではそもそも立ち上げメンバーが少なく、自分が動かなければ何も始まりませんでした。
そこで必然的に、ビジネスモデル・戦略設計だけでなく、集客から営業・サービス提供までのすべての工程を自ら担当することになりました。
最初は、「もし結果が出なければ、会社の看板や信頼、周りのサポートがなければ自分には何もできないと証明してしまうのでは」といった不安がありました。
それでも目の前の仕事から逃げず、一歩ずつ実行に取り組んでいく中で、「どうすればお客様に選ばれるのか」「満足してもらえるのか」といった感覚が、次第に肌でつかめるようになったのです。
新規事業の立ち上げの裏側には、地道で泥臭い作業の積み重ねがあります。その現実から逃げず、一つひとつ積み上げていくことの大切さを身をもって学ぶことができましたね。
ーー〆木さんは「マジキャリ」のグロース後、事業責任者の担当を他の方に引き継がれていますが、その背景にはどのような経緯があったのでしょうか?
「マジキャリ」事業は、立ち上げからグロース期まではスピード感を持って挑戦し続ける“攻め”のリーダーシップが必要で、私自身その役割を担っていました。
しかし事業が一定の規模・収益性を持ち、課題もより複雑かつ長期的なものへと変化していく中で、安定的に地盤を固める“守り”の視点がより重要になってきたのです。
事業の持続的な成長を見据えたときに、フェーズに最適な強みを持ったメンバーにバトンを渡すことが組織や事業にとっても必要だったため、守りの力を持つメンバーにリーダーを引き継ぎました。
ーー状況に応じて、大きな変化を求められたのですね。ご自身が立ち上げた事業から離れるにあたって、葛藤や迷いもあったのではないかと思います。当時の心境をお聞かせいただけますか?
それまで全力を注いできた「マジキャリ」の事業責任者を離れることには、私にとって大きな葛藤がありましたし、自分の一部を手放すような苦しさや喪失感がありましたね。
当時は「自分が作ってきたものから離れるのはつらい」という想いと、「今のフェーズでは新たなリーダーシップが必要なのか?」という現実の間でもがいていました。
また、「自分が事業責任者でなくなったとき、自分はこの会社の中で何者なんだろう?」と自分の存在意義が見えなくなるような感覚もありました。
ーー組織全体の最適を考えてのご判断だったとはいえ、ご自身が立ち上げた事業から離れることはつらいですよね。その気持ちを、どのように乗り越えていかれたのでしょうか?
事業責任者から離れた直後は、自分自身が何に向かっているのか分からなくなってしまって、モヤモヤした日々が続いていました。
しかしあるとき、「自分は本当に前に進むために悩んでいるのか?」と自問し、「今の自分は何も挑戦できていない」と気づきました。何に挑戦すればいいかと迷っているうちに、挑戦すること自体をやめてしまっていたのです。
それを理解した時に自然と、「もう一度、全力で挑戦してみよう!」と気持ちを切り替えることができました。
ちょうどそのタイミングで、コーポレート部門への異動の話をいただきました。
そこで「今の自分にできることを全力でやってみよう」と覚悟を決めて、会社を成長させるために必要だと思うことを見つけ出し、プロジェクトを次々と立ち上げていきました。
最終的には約12個のプロジェクトを同時に動かすことになったのです。
一つひとつのプロジェクトに向き合う中で、少しずつ成果が見え始め、やりがいや手応えを感じられるようになりました。
行動して初めて、「自分の活躍の形は、事業責任者以外にもあるのだ」と、新しい可能性にも気づくことができました。
ーー〆木さんが業務に取り組むうえで大切にしている“スタンス”があれば教えてください。
「まずはやってみる」という姿勢です。
何かを始めるとき、あとから軌道修正できることであれば、悩むよりもまずは動いてみます。
そして、その中で見えてくる情報をもとに、必要に応じて意思決定を変えていけば良いと考えています。
例えば私自身、社外の方と関係性を築く外交業務の経験はありませんでした。
しかし、まずは交流会に参加して経営者の方と直接話してみたり、経験豊富な人にアドバイスを求めたりして小さな一歩を積み重ねて、自分なりのやり方を模索してきました。
その結果、自分で経営者交流会や会食・ゴルフコンペなどを主催するようになり、年間2000人の経営者の方と関わることができるようになりました。
アクシスのようなベンチャー企業では、変化が前提です。
事業も組織も常にアップデートされ続ける環境の中で、今の常識や前提がすぐに変わることも珍しくありません。
そのため、変化や挑戦を前提に、フットワーク軽く動くことを心がけています。
ーーアクシスのようなベンチャー企業では、変化の激しい環境に柔軟かつ迅速に対応する力が求められるのですね。最後に、〆木さんご自身として、これから挑戦したいことや描いているビジョンがあればお聞かせください!
今後挑戦していきたいことは大きく3つあります。
1つ目は、夢中で社会を動かすことです。
「努力する者は、楽しむ者に勝てない」という言葉があるように、人は“夢中になれること”に取り組んでいるときこそ、最大限の力を発揮できると感じています。
アクシスでは、「誰もが自分なりの軸を持ち、それにまっすぐに生きる事のできる社会にする」というビジョンを掲げています。私自身も“自分の軸にまっすぐ夢中になれる人”を一人でも多く増やしていきたいですし、自らもそうありたいと思っています。
2つ目は、テクノロジーで人の限界を超えることです。
AIをはじめとするテクノロジーの進化によって、これまで人の力だけではできなかったことが、今では次々と可能になっています。
アクシスが掲げるミッション「ヒトと I T のチカラで働くすべての人を幸せにする。」にもあるように、今後は人の“アナログな力”に加え、ITやテクノロジーの力も融合させることで、お客様により高い付加価値を生み出していきたいと考えています。
3つ目は、チームで困難を乗り越えることです。
現在アクシスは拡大フェーズに入り、より大きな課題や挑戦に直面しています。そうした中で、異なる強みを持つ仲間とチームを組みそれぞれの力を掛け合わせることで、弱みを補い合いながらチームで困難を乗り越えていきたいと考えています。
さらに長期的には、「社会課題を解決できる”人やチーム”を増やすこと」が私の目標です。
すでにお伝えしたように、アクシスは「ヒトとITのチカラで働くすべての人を幸せにする。」というミッションを掲げています。
アクシスのサービスを通じて、一人ひとりが自分らしい軸を持ち、やりたいことにまっすぐ打ち込める社会をつくっていく。そして、働くことを通じて社会課題の解決に挑む“人”や“チーム”が増えていくことで、社会をより良い方向へと動かす鍵になると私は信じています。
ーー〆木さん、ご協力ありがとうございました!
▼〆木さんについて、前回の記事はこちら!
▼アクシスでは現在、一緒に働く仲間を募集しています!
取材、執筆:黒木矢絵香