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技術力よりコンサルティング力。アバナードのAI支援が選ばれる理由

アクセンチュアとマイクロソフトの戦略的合弁会社として2000年に米国で生まれたアバナード。「戦略×テクノロジー」の支援により、これまで多くのクライアントのイノベーション創出を支えてきました。

世の中には多くのコンサルティングファームやシステムインテグレーターが存在し、コンサルティングと開発を一手に引き受けている企業も少なくありません。そんな中、なぜアバナードが選ばれクライアントから評価されるのか。

今回インタビューしたのは、アバナードで「攻め」の領域を担当するData & AIチームを統括する後藤。どんな意識でクライアントの支援をしているのか、どんなやりがいを感じているのか語ってもらいました。

アバナードの「攻め」を担うData & AIエリア

―後藤さんのキャリアを聞かせてください。

私は2018年にシニアコンサルタントとしてアバナードに入社しました。入社してからハイテク業界や製造業を中心にさまざまなプロジェクトに携わりました。

代表的なものでは、大手自動車メーカーのプロジェクトで、クライアント自らがプログラムを組んで業務改善できるよう「市民開発」を支援しました。

コロナ禍以降、出社して仕事ができなくなり、リモートでもオフィスと同じように働ける環境を作るためにニーズが高まっています。これまでExcelなど自分のパソコンに入っていたツールをクラウドでも使えるようにしなければいけませんし、クラウドツールを使いこなすためのリスキリングもしなければなりません。

スピーディにそのような環境を整えるニーズが高まった際に、私が責任者として案件をリードしてきました。

現在は、シニアディレクターとして、AI(生成AIや機械学習など)、IoT、データプラットフォーム、オートメーションなどを中心としたData & AIチームの統括責任者を務めています。

―Data & AIチームのミッションについても教えてください。

企業がデータとAIの技術を活用して、ビジネス上の課題を解決し、新たな価値を創出する取り組みを推進します。特に生成AIが2023年トレンドになったことにより、各企業がAIをビジネスに活用しようとするシーンが爆発的に増加しました。これまではAIなど先進技術のビジネス適用は欧米が中心に進み、日本は一部の研究開発としてのみ利用されるケースが多かったのです。それが、生成AIの登場により、あらゆる企業・部門・ユーザーが「まずやってみよう」という風潮に変化し、我々にも数多くのご相談をいただいています。

また、生成AIをきっかけに、IoT、デジタルツインなどの先端技術と生成AIを掛け合わせてビジネスに活用するケースも増えています。これらの技術にはクラウドに正しくデータがあることが重要であり、そこに対しても我々のチームはデータプラットフォームの構築支援をするところにも強みを持っています。

このような新しいビジネスを作り出すのが私たちのミッションです。アバナードの中でも特に「攻め」の姿勢が強いチームですね。

「100点を前提にしてはいけない」アバナードが考えるAIとの付き合い方

―アバナードのAI支援について聞かせてください。

現在、AI領域 は大規模言語モデル(LLM)を作ることがトレンドの一つになっていますが、アバナードはまずそのLLMの価値を企業・ビジネスに適用していくためのコンサルティングに注力しています。

AIを使いこなす上で大事にしているのが「100点を前提にしてはいけない」という考え方。
同じプロンプトでも必ず同じ結果が得られるとは限りません。すべて答えが決まっており、ロジックが決まっている場合はオートメーションになります。AIであるからこそ効果が出る業務・ビジネスをしっかり見定めることが重要です。生成AIはそのような可能性を高める、業務・ビジネスを発展させるために活用する、私たちはそれをご支援するのが仕事になります。

―具体的にどのように推進しているのでしょうか。

たとえばAIはデータがしっかり整理されていないと、いい仕事をしてくれません。そしてAIに使うデータというのは、私たちがよく目にするExcelの縦横のデータとは全然違います。AIがしっかりパフォーマンスを発揮できるように、データを構造化して整理するのも重要ですし、そのために必要なインフラやセキュリティの構築も他のチームと組んで行います。

また、AIを使ってクライアントの業務をどのように変えていくのか、他のチームと議論しながら考えるのも重要です。特に今は「マルチモーダル」といって、テキストだけでなく画像や動画までAIで生成できるようになりました。そうなると、どんなユーザーインターフェース・ユーザーエクスペリエンスが理想的なのか考える必要がありますし、そのためにどんなデータが必要なのかよく検討する必要があります。

実際にAIを導入するフェーズだけでなく、その前後の戦略や運用の支援も欠かせません。

顧客に寄り添い、AIとの付き合い方から教えるコンサルティング

―今はAIの支援をしている会社も増えていますが、競合と比べた優位性も教えてください。

AIの精度向上の手法やその実績は他社と比べても高いと思います。ただし、そのような精度は時間をかければ上がっていきますし、いずれコモディティ化されていくため永続的なものではありません。

もっと抽象的な優位性を挙げるとすれば、マイクロソフトのジョイント ベンチャーであることです。マイクロソフトの最先端の情報がいち早く入ってくるので、新しい技術をうまく活用して提案の選択肢を増やしていけます。ただし、それも大きな優位性にはなりませんし、変化の激しいAIの世界では、多少情報を早くキャッチアップできてもすぐにコモディティ化されてしまうと思います。

―変化の激しいAIだからこそ技術的な差を出しづらいということですね。他にどこで他社との差別化を図っているのでしょうか。

コンサルティングの質の高さだと思っています。私たちは「クライアントに寄り添うコンサルティング」を心がけていますが、寄り添うというのは単にクライアントの言うことに従うということではありません。真剣にクライアントのことを考えているからこそ、間違っていると思ったら言わなければなりませんし「こうした方が面白いですよ」と提案しなければなりません。

また、相談頂いた方の課題が、必ずしも会社の課題とマッチしていないこともあります。たとえばある役職の方から相談を受けた時に、その部門だけの課題を依頼されるケースも少なくありません。会社としての課題が本当はどこにあるのか、その他の関係者の方々ともコミュニケーション取り、アプローチ・方法をご提案するのがアバナードのこだわりです。

―他にコンサルティングをするうえで大事にしていることがあれば教えて下さい。

クライアントと共に歩むことです。たとえば多くの方がAIに100点の回答を期待しますが、先程言ったようにAIが100点を出してくれるとは限りません。その期待値コントロールや、どういう考えでAIに投資し育てていくのか、クライアントの視点で一緒に考えていきます。

もちろん、中にはすぐに成果が欲しいという企業もいますが、そのような企業は他社のパッケージ商品の方が向いていると思います。ただし、結局パッケージで思うような成果が出ずに、改めて相談に来る企業も少なくありません。

どうしてもAIは「魔法の杖」のように思われがちですが、他のツールを導入するのと同じように順序立てて進めていく必要があります。

いろんな仕事にチャレンジしたい人にこそアバナードを勧めたい

―どのような人がData & AIチームに向いているか聞かせてください。

繰り返しになりますが、クライアントに寄り添える方です。クライアントに言われたことをそのまま実行する受け身の人は向いていません。それはData & AIに限らず、アバナード全体で同じことが言えます。

Data & AIに限った話でいえば、常に新しいことを取り入れながら一緒に面白いことがしたい気持ちがある方です。アバナードの中には「攻め」のチームも「守り」のチームもありますが、Data & AIは完全に攻めのチームです。新しい技術を使って、次世代のビジネスを作っていくチームなので、そこに面白みを感じる方は向いていると思います。

―クライアントの課題を特定するスキルは必要不可欠なのでしょうか?

マネージャー以上の方は必要不可欠です。そのスキルがなければ、クライアントの期待値コントロールができなくて、結局クライアントの言ったことをやるだけになってしまいます。

ただし、若手がすぐにクライアントの課題特定までできる必要はありません。仕事をしながら身につけていけば良いですが、考え続けなければ身につかないスキルではあるので、今はできなくても継続してトライする姿勢は必要です。

―アバナードで働く面白さも聞かせてください。

私はアバナードのサークルのような雰囲気が好きです。
アバナードは、新しいことにどんどんチャレンジできますし、自分でアイデアがあれば手を挙げ、支援を受けて実現することも可能です。組織構造だけ見れば、大手のコンサルティングファームと変わりませんが、組織に捉われない柔軟性が有るので、他のチームの仕事にも気軽にチャレンジできます。

―どのような人にアバナードをお勧めしたいですか。

全ての人にお勧めできるわけではありませんが、自分が極めたいと思っている道が見つかっていない人や、いろんなことにチャレンジしたい方には向いていると思います。

―後藤さんは、アバナードの雰囲気がマッチしていたんですね。

アバナードで4社目ですが、今まで一番生き生きと働いていますね。成果を出せばしっかり評価されるので、入社してから4つもクラスを上げ、シニアディレクターに昇格しました。転職期間中はさまざまな選択肢がありましたが、アバナードを選んで本当に良かったと思っています。

―最後にアバナードに興味を持った方にメッセージをお願いします。

アバナードは自分でキャリアを描ける会社だと思います。逆に言えば、自分で考えてキャリアを描かなければならないので、責任も伴います。

誰かにキャリアを決められたくない、自分からいろんなことにチャレンジして世界を広げたいと思っている方は、ぜひ一度話を聞きに来てください。






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