【ご説明します!】注目の採用手法!『リファラル採用』のメリットと進め方 | 人材ビジネス&採用にまつわる豆知識
こんにちは! Attack黒木です。弊社は、採用支援(RPO)サービス【TARGET】を展開しており、採用コンサルティングから採用に関する実務までを一気通貫で対応しています。今回は、人材採用の難...
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こんにちは! Attack黒木です。弊社は、採用支援(RPO)サービス【TARGET】を展開しており、採用コンサルティングから採用に関する実務までを一気通貫で対応しています。
今回は、人材採用の難易度が上昇する中で注目され、近年弊社にも支援のご相談案件が増えている採用手法「アルムナイ採用」についてご説明していきます!
アルムナイは、大学など教育機関の卒業生を意味する言葉です。転じて近年人事領域においては、企業の退職者を指すようになり、退職者を再雇用するアルムナイ採用に注目が集まっています。企業がアルムナイを活用することで、人材の獲得競争が激しい昨今、人材不足の解消や即戦力の確保といった効果が期待されています。
アルムナイ採用は、もともとは主に海外の企業や、日本国内では外資系企業において注目されることが多かった制度です。転職がポジティブな文脈で捉えられることが増えてきた昨今、日本企業においても、アルムナイネットワークを構築し、企業と退職者がコンタクトを取り続ける仕組みを作っているケースが増えてきています。
2024年度のリファラル・アルムナイ採用の市場規模は、前年度比169%増の50億7,000万円に拡大しており、「アルムナイ採用経験あり」の企業は38.8%であることが明らかになっています。
参考:リファラル採用・アルムナイ採用支援サービス市場に関する調査
Attackがグループインした、プラスアルファ・コンサルティング社が提供するタレントマネジメントシステム【タレントパレット】の採用管理機能には、このアルムナイ採用の機能が備わっています。弊社でも現在、タレントパレットを通じてのアルムナイ採用の支援を行っています。
▼リファラル採用については、こちらの記事でご紹介しています!
アルムナイの採用は、即戦力の確保やコスト削減といった具体的なメリットがあることに加え、企業のブランド向上や組織活性化にも寄与します。
アルムナイは自社での勤務経験があるため、業務内容や社風をすでに理解していることが強みです。このため、入社後すぐに活躍できる即戦力として期待されます。また、業務フローや人間関係への適応が早く、通常の新規採用よりも短期間で成果を上げられると考えられます。
さらに、外部でスキルや知見を磨いたアルムナイを再雇用することで、より高度な業務への対応が期待できる点も魅力です。即戦力人材の確保は、特に業務効率の向上を求める企業にとって重要なポイントとなっています。
アルムナイ採用は、求人媒体や人材紹介会社を利用する必要が少ないため、採用コストを削減できる可能性があります。また、すでに企業のカルチャーや業務内容を把握しているため、研修や教育にかかる時間と費用も抑えられます。特に新卒や中途採用と比較してコストパフォーマンスの高い採用手法と考えられています。
限られたリソースのなかで効率的な採用活動を行う企業にとって、アルムナイの活用は魅力的な選択肢です。
外部で経験を積んだアルムナイは、新たな視点やスキルを持ち帰り、社内に新しい知見をもたらす可能性があります。これにより、企業は従来の業務プロセスや組織構造を見直す機会を得られるだけでなく、新しいアイディアや方法論を取り入れることで、競争力の強化につながります。
特にさまざまな職務経験やスキルセットを持つアルムナイは、組織の活性化やイノベーションの推進に貢献する存在として期待できます。
アルムナイ採用が活発な企業は、「離職後も戻りたいと思われる会社」として認識されやすく、企業ブランディングに寄与する可能性があります。また、アルムナイとの良好な関係を維持する取り組みは、在籍中の社員に対しても「従業員を大切にする企業」との印象を与え、エンゲージメントの向上につながります。さらに、SNSなどを通じてアルムナイ採用が広がれば、外部からの企業イメージ向上にも貢献します。
アルムナイは、企業文化や業務内容を十分に理解しています。そのため、採用時のミスマッチが起こりにくく、再雇用後の定着率が高いとされています。これにより、採用や離職に伴うコストを抑えられるだけでなく、組織の安定性も高まります。
アルムナイ採用は、退職者を積極的に再雇用する制度ですが、無条件で採用するわけではありません。求める人材や採用の基準を明確にした上で、良好な関係を維持することが重要です。また再雇用時は、就業経験があるからと育成をおろそかにせず、ほかの新入社員と同様に支援する必要があります。
アルムナイ採用の実施には、まずアルムナイとの継続的な関係構築が重要です。近年ではソーシャルメディアの普及により、企業と元従業員とのつながりが維持しやすくなりました。また、アルムナイネットワークを構築し、定期的なイベントや交流の場等を設けることで、アルムナイとのつながりの維持・強化を企図します。
アルムナイ採用を行うにあたっては、面接の回数や採用基準を社内で固めておく必要があります。また、採用した場合の待遇や評価について既存の従業員が不満を抱かないよう、両者にとって公平な制度を設けなければなりません。
アルムナイ採用の条件を明確化し、既存の従業員に周知することが効果的です。適切な選考を経て採用していると伝えることで、アルムナイ採用へのネガティブなイメージを防ぐことができます。
従業員が退職する際は、退職時面談などで改めてアルムナイ採用の運用、条件について伝えます。アルムナイ採用の意義を伝えて「退職者を裏切り者扱いする企業ではない」と示すことで、退職後も良好な関係を築きやすくなります。
アルムナイネットワークの運用方法を決定します。ネットワーク構築には、SNSで緩くつながりを維持する方法や、アルムナイに特化したサービスを活用する方法があります。そのほか、定期的に交流会などのイベントを開催するのも有効でしょう。継続してアルムナイと接点を持つことは、外部の知見獲得という点でもメリットがあります。
再雇用時は、事前に労働条件や働き方について細かくすり合わせを行うことが重要です。在籍時と現在では、制度や待遇、職場環境が異なる場合もあります。そのギャップを埋めるため、本人の要望に耳を傾けつつ、会社が求める役割や提示できる条件を改めて説明します。併せて、退職理由や当時の会社への不満、再入社後に心配な点なども確認しておくといいでしょう。再雇用にあたって不安を解消することで、両者とも安心できます。
入社後は、会社の事業内容や経営目標などを改めて説明する機会を設けます。加えて、業務で関わる他の社員を紹介し、新しい事業について詳しく説明するなど、オン・ボーディングを行うことが重要です。職場に早くなじめるように支援することで、即戦力化を目指します。
いかがでしたでしょうか? 弊社はRPOとして、採用戦略の立案・採用活動の準備から、募集活動、応募管理、選考管理まで、上流から下流まで一気通貫で対応しています。人材業界でのご経験があり、興味がある方はお話してみませんか? 現在、弊社ではアカウントプランナーを積極的に採用しています! ぜひ採用ページよりご応募ください!