こんにちは! Attack黒木です。弊社は、採用コンサルティングと採用活動に関する実務を請け負う、採用マネジメントサービス【TARGET】を展開しており、採用代行(RPO)業界の一社として存在しています。
近年、採用活動の多様化によりRPOは注目され、年々市場を拡大しています。今回は、RPOが注目される背景や、RPOが解決できることについて、改めてご紹介していきます!
① RPOとは
RPOとは、「Recruitment Process Outsourcing」(リクルートメント・プロセス・アウトソーシング)の略で、企業における採用プロセスの一部または全てを委託するサービスを指す言葉です。
RPOを利用するメリットは、候補者管理や日程調整など採用活動の“ノンコア業務”をRPOが担うことで、企業の採用担当者は、注力すべき面接や内定者フォローなどの“コア業務”に専念できることです。
社内のリソース不足を解消して採用活動の効率化やコスト削減につながり、働き方改革や人的資本経営の推進が可能となることから注目され、年々市場規模が拡大しています。(※RPOを含む、人事・総務関連業務アウトソーシング市場全体で拡大傾向にあります)
➁ RPOが注目される背景
RPOが注目される背景には、いくつかの社会的背景があります。
まずは、少子高齢化の影響で2030年には640万人の労働人口が不足すると言われる「① 生産年齢人口の減少」、そして売り手市場が続き、人材獲得競争が激化したことによる「➁ 採用活動の長期化」、さらに、従来のナビ媒体や人材紹介会社に留まらず、ダイレクトリクルーティングやリファラル採用・SNS採用の導入などの「③ 採用手法の多様化」による採用競争力の高まりです。
さらに近年、採用活動は「量」より「質」を重視する傾向にシフトチェンジしており、単純なアウトソースの域を超え、採用コンサルティングへのニーズが高まってきました。
自社の発展に必要な優秀な人材を獲得し、他社との差別化も図るためには、従来型のナビ媒体や人材紹介会社を介した応募を待つ「受け身の採用手法」ではなく、ダイレクトリクルーティングなどの「攻めの採用手法」が必要です。
こうした背景の中、各社の得意分野を活かした様々なRPOサービスが生まれており、弊社の【TARGET】は、コンサルティングから実行まで総合的に支援できるサービスとして、
多くの企業様に活用いただいています。
③ RPOが解決できること
・母集団形成で、エントリー不足を解消
採用活動において多くの企業にとって課題となるのが、母集団形成です。優秀な人材を確保するためには、母集団形成が欠かせません。自社の求める条件を満たす候補者を一定数集めて適切な母集団を形成することができれば、計画的な採用活動につながり、採用後のミスマッチも防ぐことができます。
採用計画に沿った求人媒体・ダイレクトリクルーティングサービスを選定、求める人物像にマッチした母集団形成の方法を提案します。また必要に応じて、求人広告やスカウトメールの作成、エージェントへの企業説明会の企画・開催にも対応します。
・採用トレンドを把握し、ノウハウを提供
欲しい人材を獲得するためには、時代によって変化する採用トレンドを踏まえ、適切な採用手法を選択するためのノウハウが必要です。RPOでは、採用市場の市況感や最新トレンドを把握し、候補者に響く魅力的な求人票の作り方、返信率を高めるスカウトメール文面、応募を促進させる採用広報コンテンツの制作、エージェントからの推薦数を増やすためのアプローチなど、採用のプロとして様々な手法を提供します。
・社内のリソース不足を解消
近年採用活動は、候補者とのスピーディな対応が求められるうえ、多くの人材紹介会社とのコミュニケーションが必要となり、ダイレクトリクルーティング業務が加わるなど、業務負荷が大きくなっています。採用チームの人員不足でリソースが割けない場合には、ノンコア業務をRPOが担当し、面接や内定者フォローなどコア業務にリソースを集中することで、内定決定率アップが期待できます。
④ RPOが提供できること
1 効果的な採用ルートの選定
採用においてまず必要になるのが、候補者ターゲットの具現化です。スキルやマインド、業務内容や期待する役割の整理を行い、競合他社の状況や市況感とも照らし合わせながら、ターゲット・ペルソナの要件を策定します。
人材要件を定めたら、採用活動の開始から入社までのスケジュールを検討し、採用プロセスを設計します。メディアやエージェントといった適した採用ルートの選定、選考内容と選考指標を含め、選考官や選考ルートを確認し、想定する通過率など、目標KPIを設定していきます。
2 採用広報コンテンツの拡充
近年の「人材不足による売り手市場」「社会的価値観・働き方の変化」「情報収集のデジタル化」により、採用広報が注目されています。「攻めの採用活動」が求められる現在、企業自らが情報発信する採用広報は欠かせません。適切な情報発信は、母集団形成への効果や、内定承諾率アップが期待できます。
3 スカウトによる母集団形成
欲しい人材に直接アプローチするスカウトは、求職者からの応募を待たなければならないメディアやエージェントに比べて、”母集団の質”という観点において圧倒的な差があります。
RPOでは、スカウト判断の条件を設定したのち、スカウト文面の作成、候補者ピックアップ&スクリーニング、スカウトメールのアレンジ&送信を実施、適切な母集団形成を行います。
4 短期間でのPDCAサイクル
応募者数、スカウト返信数、面接通過率、オファー受諾率など、採用プロセスの各段階で発生するデータを細かく収集し、目標に対しての達成率を確認します。どこに問題があり、どの部分が成功しているのかを把握、共有し具体的な改善につなげていきます。より達成率を上げるため、常に次のサイクルを意識し、継続的に改善策を導入していきます。
5 スピーディな候補者対応&選考
選考スピードが早いほど内定承諾率が高くなる傾向があり、採用成功に大きく影響します。RPOでは、候補者との日程調整や、未対応候補者の管理、候補者レジュメや選考結果などデータ管理を徹底して行い、伴走してフォローします。企業は面接や選考に集中することで、選考スピードを高め、結果的に内定受諾率のアップが期待できます。
記事を通して、RPOについて知っていただけたでしょうか? 弊社はRPOとして、採用戦略の立案・採用活動の準備から、募集活動、応募管理、選考管理まで、上流から下流まで一気通貫で対応します。人材業界での経験があり、興味がある方はお話してみませんか? ぜひ採用ページよりご応募ください!