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採用支援会社の自社採用はどうなっているの?

Attack(株)代表取締役の村上篤志です。弊社は主にスタートアップ/ベンチャー企業に対してWantedlyやビズリーチ、Green、キャリトレなどダイレクトリクルーティングメディアでの採用業務を支援しております。Wantedly Partners 認定企業にも選ばれており、Wantedlyでの企業情報や求人情報の作成、ダイレクトスカウト、フィード投稿などもサポートしております。今回はそのような「人材採用支援サービス」を展開している会社の「自社採用はどうなっているのか?」について、内情をお話しさせていただきます。

採用は「リファラル」⇒「Green」⇒「キャリトレ」で推移

最初に結論から申し上げると、弊社のこれまでの採用ルートは以下の通りです。

【名前】		【入社年月】	【採用ルート】
 村井 航	 2017年7月	 リファラル
 木村 文佳	 2017年10月	 リファラル
 藤井 綾	 2018年5月	 リファラル
 小澤 拓也	 2018年9月	 Green
 塩田 佑貴	 2018年12月	 Green
 柳 恵理香	 2018年12月	 キャリトレ
 山本 奈緒	 2019年4月	 キャリトレ
 谷合 あずさ	 2019年4月	 キャリトレ
 加納 摩耶	 2019年5月	 キャリトレ
 髙橋 千景	 2019年6月	 キャリトレ
 牧 理恵		 2019年6月	 キャリトレ
【表】弊社社員の入社ルート

初期はやはり「リファラル採用」がメインでしたが、直近1年間ではGreenとキャリトレからの採用となっています。


なぜ最初にGreen?

Greenはご存知の通り「IT/Web業界」に特化している採用メディアなので、一見すると人材系の弊社にはマッチしないように見えますが、以下の理由で利用を決断しました。

①使い勝手の良さ
当時はそこまで明確に自社の採用目標数を設定していなかったので、まずは使い勝手の良さがポイントでした。具体的には初期費用60万円(ミニマム40万円)で永続的に利用できる点、スカウトが毎月自動で200通付与される点、などです。

②IT/Web系人材
弊社ではSaaSプロダクトの開発も進めており、当時は人材ビジネスだけではなく、IT/Web領域に興味のある人材を採用したい、という意向がありました。おそらくGreenに登録している求職者はIT/Web領域に興味のある人が多いだろうと考えました。

③恩返し
最後はスイマセン、採用戦略も何もないのですが、弊社で頑張ってくれていたインターンの子が新卒でアトラエ(Green運営会社)に入社したので、その恩返し的な意味で発注しました(笑)。

2人(小澤、塩田)を採用できたまでは狙い通りで良かったのですが、やはり候補者データベースとして人材ビジネス経験者は少なく、徐々にスカウト対象者も減ってきたため、次の採用メディアを検討し始めました。


なぜ次にキャリトレ?


続いて、2018年10月からキャリトレを使い始めました。キャリトレを利用した理由は以下の通りです。

①コスト
Greenでは採用するたびに成功報酬が掛かるので、資金力に乏しい零細企業(苦笑)としては、定額制の採用メディアを使いたいと考えました。ちょうどキャリトレが定額制から成功報酬型に切り替えるというタイミングだったので、最後の駆け込み的に契約しました(苦笑)。

②人材マッチ
明確に「人材ビジネス経験者」を採用したいという方向性が固まり、定額制メディアで、そのターゲット層が多かったのがキャリトレでした。当時、キャリトレはCMを展開しており、候補者が急増していたのも決め手でした。(Wantedlyも定額制で利用できますが、やはりIT/Web系の経験者が多かったため、当時は見送りました。)

③嗅覚(笑)
当時、お客様の採用プロジェクトでキャリトレを使う機会が増え、実績が出ているのを肌で感じていました。CMも放映しており、勢いに乗っている感じがしたので、最後は「今はキャリトレが採用しやすそう」という自分自身の「嗅覚」を信じて契約しました(笑)。


採用活動のCVRは?

Greenはかなり属人的にやっていたので(苦笑)、ちょっと公開できないのですが、キャリトレのCVRは以下のような結果でした。

【プロセス】	【数値】		【CVR】
 スカウト	1200通		   -
 返信		  39人		  スカウト返信率		:  3.3%
 一次面接	  28人		  一次面接実施率		: 71.8%
 二次面接	  10人		  一次面接通過率		: 40.0%
 内定		   8人		  二次面接通過率(内定率)	: 80.0%
 入社		   6人		  入社率			: 75.0%
【表】キャリトレのCVR

かなり候補者を絞り込み、人材ビジネスを経験している同一候補者に数回スカウトを送ったりしたので、スカウト返信率はかなり厳しい結果(返信率3.3%)になりました。その分、一次面接からの入社率は「21.4%」と「後工程」は比較的好調で、最終的には6人の採用に至りました。(柳、山本、谷合、加納、牧、高橋)

※貴重な一次面接者に対して、入社に至るよう後工程でも色々と工夫をしておりますが、それらの施策はまた別の機会にお伝えします。


採用コストは?

最終的にGreen、キャリトレの採用コストは以下の通りです。

【メディア】	【初期費用】	【決定報酬】		【1人あたり採用単価】
 Green	 	   60万円	 180万円(2人分)	 120万円
 キャリトレ	 120万円	     0円(6人分)	  20万円
【表】弊社の採用単価(2019年10月現在)

1人1人の入社後の活躍にもよるので、単純比較はできませんが、1人あたりの採用単価はGreenは120万円キャリトレは20万円でした。

※Greenはこれから採用できる可能性もあり、その場合、採用単価は110万円(3人)、105万円(4人)…と下がっていきます。

※現在のキャリトレは定額制ではなく、成功報酬型の料金体系になっています。

以上が「採用支援サービスを提供している会社の自社採用」のリアルな状況になります。弊社は2019年10月から新しい期がスタートし、今期も5名ほどの採用を予定しています。

…ですが、今、弊社自身も採用ルートの選定に頭を悩ませております…。今期もやはり「定額制」でコストを抑えて採用したいのですが、なかなか適した採用ルートが見当たらず…。ただ、徐々に方向性が見えてきたところです。次回は今期の弊社の採用戦略を詳らかにお伝えしたいと思います。


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