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かつて流行した「港区キラキラOL」という概念をご存じでしょうか。定義は諸説ありますが、ここでは、「港区の企業に勤め、仕事だけでなく、ランチなどの遊びも充実し、その様子を自撮りでおさめる女性」を思い浮かべて頂ければと思います。
好評連載企画「人をつくるアルサーガ。」第4回は、元港区キラキラOL・現在は当社で採用広報を担当する宮崎奈々が登場。2020年夏にポテンシャル採用で入社した宮崎は、いわゆる「一人広報」としてさまざまな経験を積んだ後、現在は採用広報のスペシャリストとして急成長中です。
社内では「ななぽん」という愛称で呼ばれ、周囲に応援されながら成長中の彼女へ話を聞いたところ、港区キラキラOL時代のエピソードも明かしてくれたので紹介します。
キラキラOLを目指して転職
――ポテンシャル採用から採用広報のプロフェッショナルとして成長中の宮崎さんにあこがれる方も多いと思います。アルサーガに入社するまでの経緯を教えてください。
宮崎:転職回数は多い方だと思います。高卒で「好きな仕事をしよう」と思い美容部員として働き、副店長まで昇進しました。しかし環境面から続けていくことにむずかしさを感じ、約2年で転職しました。安定したスキルを身に着けようと、アルバイトをしながら医療事務の勉強をし、医療事務職の経験を3年積んだ後、キラキラOLにあこがれる気持ちが芽生え、転職で港区・赤坂でOLデビューを果たしました。
――キラキラ港区OL時代は何を?
宮崎:テレビ通販のカタログディレクターとして3年間、派遣社員として働きました。ここでは契約更改のタイミングで退職し、中学時代からの同級生である田中ことみ(当社開発ディレクター)のリファラルで、アルサーガへ入社しました。
――美容業界、医療業界、テレビ業界を経てIT業界へ。入社の決め手は何でしたか?
宮崎:泰明さん(当社代表)との面談です。ちょっとお話を聞かせてもらいたいな…というつもりで会社見学をしたところ、そのまま面接となり、「よかったらうちでがんばってみる?」とお声がけしてもらい、入社となったはこびです。
キラキラ港区OLの実態を紐解く
――アルサーガの話をする前に、ちょっと港区時代について掘り下げさせてもらいたいんですが…やっぱりキラキラした生活を送っていたんですか?
宮崎:はい、かなりキラッキラしてました!(笑)
――例えば?
宮崎:仲のいい女性社員4人で結成したキラキラOLグループがあったのですが、出社日にはほぼ毎日、お財布片手にランチに繰り出す、という生活でした。「今日は肉じゃな~い?」あるいは「今日は中華の気分♪」など、まるで赤坂は自分の庭のように楽しんでいましたね。
――ドラマか(笑)。その他の遊びも充実していたんでしょうね。
宮崎:同世代の同僚が多い環境で、私自身にぎやかな場が好きでもあり、週5くらいで飲みに行っておりました。終電をなくし、赤坂のホテルに女の子グループで泊まってそのまま朝を迎えたこともあります。ただし「二日酔いで休む」というのは自分のポリシーとして許せず、必ず出社はしていました。
――マッチングアプリとかは…
宮崎:私自身は経験がありませんが、キラキラOLグループのうち1人は、マッチングアプリで出会った人と結婚までいったんですよ。
――アマプラあたりでドラマ化されそうな生活ですなぁ。
アルサーガの魅力は、「人のよさ」
――華やかな生活から一転し、今、広報担当者としてメキメキと実力をつけられていますね。最初から広報を志していたんですか?
宮崎:はじめから広報を目指して入社したわけではありませんでした。そもそも、IT企業になんの職種があるかも、よくわかっていなかったんですよ(笑)事務的なポジションでゆるい感じかな、と思っていたのですが、私が入社するタイミングで広報を強化したいという話が持ち上がり、広報室へ配属の運びとなりました。
――実際配属され、理想と現実のギャップはありましたか。
宮崎:未経験からですので、仕事はより好みせず取り組みました。アルサーガの広報ではマーケティング業務も兼務しており、これをギャップと捉える方もいるかもしれませんが、私は数字を追うことが好きなので興味をもって取り組めています。自分にはアルサーガの広報室で求められる役割が合っていたのだと思います。
――幅広い経験を積む中で、特に意欲的に取り組めたのはどういった仕事ですか。
宮崎:社内インタビューは、不安に思う気持ちがありましたが、やってみると社員さんとも仲良くなることができましたし、記事にして達成感がありました。「おもしろかったよ」「あれはななぽんが書いているの?」と言ってもらえたのが、うれしかったです。
まるで未経験だった私が、今では広報として働くことに高いやりがいを感じていて、アルサーガに巡り合わせてくれたことみに、本当に感謝してます。
――当社はエンジニアが多い環境ですが、非技術職として感じるところはありますか。
宮崎:ここまで広報活動にやりがいを感じられるのは、エンジニアをはじめとする周りの方のおかげです。楽しそうに仕事をするだけでなく、技術力向上に自発的に取り組む方ばかりで、それがとても刺激にもなり、励みになっています。
――宮崎さんが思う「アルサーガで働く魅力」は何でしょうか。
宮崎:集まるメンバーが仲が良く、困っているときはお互いに助け合える環境です。たとえば、インタビュー時にカメラマンをしてくれたり、マーケや広報活動に協力してくれたり、「こういうのやってみませんか?」と提案までしてくれるエンジニアやデザイナーの方ばかりで日々助かっています。
職種はバラバラですが、そんなの関係なくみんな協力的で、意見も言い合える環境で、本当に良い方ばかりなのがアルサーガの一番の魅力だと思います。
――逆に、広報活動で課題に感じていることはありますか。
宮崎:Google広告ツールなどの運用については課題を感じています。しかしこういった課題を感じるたびに、エンジニアの方たちが協力やサポートを得られ、申し訳ない反面とてもありがたいと感じております。
また一人広報だった時代は心細く、やっていることが正しいのか?という不安がありましたが、2021年1月から二人体制になり安心感があります。
――二人体制になって仕事が分担でき、宮崎さんは採用広報のスペシャリストとして成長中ですね。
宮崎:今の体制では適性や志向性がはっきり分かれており、お互いに好きな分野を伸ばしていくなかで、私は採用広報を究めたいと思っております。従来は目標が明確になっておりませんでしたが、目標を定めてそれに向かって頑張ることができています。
――採用広報のなかで、絶対に達成したいことはありますか。
宮崎:ITエンジニアは需要が高く、転職は当たり前の世界かもしれませんが、アルサーガでずっと働いていきたいと思えるような魅力的な会社にしていくお手伝いを広報面でしていきたいです。
――具体的にはどういった取り組みを考えていますか。
宮崎:広報でやりたい企画と、社内メンバーのやりたい企画の両方を実現し、採用率向上と離職率低下につながるムーブメントを起こしたいです。
前者では、多面的なコンテンツアプローチにより、会社の知名度向上、採用力アップに貢献したいと考えております。
後者では、エンジニアの方が「一緒にやりたい!」と手を上げてくれている企画があります。日々自由な発想から出てくるアイディアを、広報コンテンツとして魅力的なものに落とし込むのも、私の役割と認識しています。
社員一人ひとりが、のびのびと発信をしている姿は魅力的です。それらを見て、アルサーガで働くことに興味をお持ちいただけた方に、「アルサーガっていいな」「自分に合いそうだな」と思っていただけたらと思います。会社の都合だけではなく、一人ひとりがやりたいことを発信し、それを会社としてサポートする体制は、若手エンジニアさんに応援してもらえると思うし、必ず結果が出ると信じています。
――ありがとうございました。
取材後記
個人的な話で恐縮ですが、これまで想像上の存在であった「港区OL」を実話として掘り下げることができ、謎の達成感に包まれています。
一緒に働いている私から見ても、宮崎さんは周りから愛され、応援される方なのですが、それはきっと宮崎さんが日頃から周りの方を思いやり幸せにしていて、それが返ってきているのでしょう。
今ではすっかり真面目になった、と笑顔で語る宮崎さんですが、周りの幸せを思い、日々精力的に業務に取り組む姿勢は、港区時代から一層輝きを増しているのでは?と思いました。
(写真=App Div 吉田、ポーズ指導=Design Div 金井、文=広報室 松村)