東京渋谷に本社を置きながら、熊本・福岡・鹿児島など、地方にも拠点を構えるアルサーガパートナーズ。当社には、一度は都市部でキャリアを積んだのち、地元に戻って働く道を選んだメンバーもいます。
Uターンには、「戻る」「落ち着く」といったイメージを持たれがちですが、実際には、環境を変えたことで挑戦の幅が広がり、キャリアがもう一段動き出すケースも少なくありません。
連載企画「人をつくるアルサーガ。」第141回となる今回は、Uターンを経て地元でキャリアを築く社員へのインタビュー第2弾。都市部での経験をどのように仕事に活かしているのか、地方で働くからこそ得られた裁量や成長実感、そして“この場所で続ける理由”を、等身大の言葉で語ってもらいました。
暮らす場所を選ぶことが、働き方やキャリアの選択肢を狭めるとは限らない。地元で働くという選択を、前に進む力に変えていく。そんなヒントが詰まったインタビューです!
第1弾はこちら:Uターンインタビュー!地元で挑戦する“成長型キャリア”のかたち
キャリアも暮らしも。望む形は地方でも叶えられる
鹿児島オフィス サーバーサイドエンジニア 結城さん
Uターン履歴:鹿児島→東京→鹿児島
――現在の仕事内容や、会社での役割について教えてください。
アルサーガ鹿児島オフィスで、サーバーサイドエンジニアとして勤務しています。現在は大手人材紹介会社の求人掲載サイトのリニューアルプロジェクトに携わっており、プロジェクトリーダー(PL)を担当しています。
開発メンバーの進捗管理や成果物のレビューに加え、お客様との定例ミーティングに参加して要件のすり合わせを行うなど、上流工程から関わっています。
――アルサーガに入社するまでの経歴を教えてください。
新卒で東京の企業に就職し、3年半ほど勤務しました。そこでプログラミングを一から学び、最終的にはPLとして顧客折衝まで担当。 その後、鹿児島に戻って地元の企業に転職し、そこでもPLを務めた後、3社目としてアルサーガに入社しました。
――東京から鹿児島に戻ろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
振り返ってみると、理由は大きく3つありました。
1つ目は、キャリアの方向性です。1社目ではマネジメント寄りのキャリアパスが想定されていましたが、自分としては「もっと技術に軸足を置いて成長したい」という気持ちが強くなっていました。
2つ目は、東京での生活そのものです。どこへ行っても人が多く、知らない土地で暮らす緊張感もあって、今思い返すと常に気を張っていたような気がします。家にいても完全には休まっていない感覚がありましたね。
3つ目は、家族の存在です。私は一人っ子で、両親は鹿児島に住んでいます。いつかは地元に戻り、近くで過ごしたいという想いが以前からありました。
こういったいくつかの理由が重なり、2社目の企業に転職するタイミングで鹿児島に戻ることにしたんです。
地方でも「最新技術」と「大規模案件」は諦めたくない
――鹿児島に戻ってから、アルサーガに入社した経緯について教えてください!
鹿児島に戻って最初に入社した会社では、安心感はあった一方で、技術スタックがやや古かったり、開発規模が小さかったりと、次第に物足りなさを感じるようになりました。
「もっと新しい技術に触れたい」「大きな規模の案件に関わりたい」 そう考えながら転職活動をしていたときに、エージェント経由でアルサーガを知ったんです。
地方にいながら東京の案件に関われることや大規模なシステム開発に携われることは、鹿児島ではまだ珍しく、非常に魅力的でした。「ここなら、地方にいても成長を止めずに働ける」そう思えたことが、入社を決めた一番の理由です。
――実際に働き始めてから、感じたギャップはありますか?
いい意味で、想像以上に働きやすい環境でした。現在は新しい技術に触れられていますし、東京のクライアントのプロジェクトなので規模も大きく、まさに「やりたかったこと」ができていると実感しています。
また、鹿児島オフィスはアクセスも良く、経験の浅いメンバーから豊富な経験を持つエンジニアまで、幅広いバックグラウンドのメンバーが在籍しています。年齢や経験に関係なく助け合いながら仕事をしていて、とても楽しく働けています!
地方だからこそ実感できた、心の余白と仕事の手応え
――東京にいたときと比べて、生活や働き方はどう変わりましたか?
一番の変化は、「精神的にちゃんと休めるようになった」ことです。これは、実際に戻ってみて初めて気づいた変化でした。東京にいた頃は、家にいてもどこか落ち着かない感覚がありましたが、鹿児島に戻ってからは元から知っている土地という安心感もあり、心からリラックスできています。
私は元々インドア派であまり外出するタイプではないのですが、それでも休みの日に「ちょっと出かけようかな」という気分になることが増えました。知っている土地だと、気負わずに散歩に出られるのがいいですね。
他にもコスト面の変化もありますが、それ以上に大きいのは「時間の使い方」です。東京に住んでいた頃は、家賃を抑えるために片道1時間40分かけて通勤しており、1日の多くの時間を移動に費やしていました。
鹿児島に戻ってからは、家賃が下がっただけでなく、通勤時間も約40分に短縮されました。その分、浮いた時間やコストを自己研鑽のための勉強や、健康を維持するための運動に充てられるようになり、生活全体の質が大きく変わったと感じています。
――地方で働くことの魅力や、ここだからできた経験はありますか?
Uターンを考えた当初は、「地方に行くとエンジニアとしての需要が少ないのでは」「キャリアが閉ざされてしまうのではないか」と不安に感じていました。
しかし実際には、アルサーガのように地方にいながら東京と同じ水準の仕事ができる環境があります。「地方だから」と選択肢を狭める必要はありませんでした。
家族との時間を大切にしながら、仕事では技術的な挑戦ができている。今は、プライベートとキャリアの両方を自分が望む形で実現できていると感じています。
――これからUターンを検討する方にメッセージをお願いします!
「こんな働き方がしたい」「こんな暮らしがしたい」という思いが、少しでも心の中にあるなら、それを叶える道はきっとあると思っています。私自身、地方に戻ることで何かを諦めたという感覚はなくて、自分にとって本当に大切にしたいものを選び直した、という感覚のほうが近いです。
不安があるのは当然だと思います。でも、地方だからといって挑戦できないわけではありません。環境が変わってもやりたい仕事に向き合い続ける選択肢は必ずあります。もし今、少しでも迷っているなら、その気持ちをきっかけにチャレンジしてみるのもいいと思います。
――ありがとうございました!
「ここでもちゃんと成長できる」熊本Uターンで広がったキャリアの幅
熊本支社 WEB制作Div. 動画クリエイター Fさん
Uターン履歴:熊本→大阪→熊本
――現在の仕事内容や役割について教えてください。
アルサーガ熊本支社の平成オフィスで、映像クリエイターとして勤務しています。チームメンバーは私を含めて5名。プロモーション動画やSNS動画、リクルート用動画、Webサイトのメインビジュアルなど、さまざまな映像制作に取り組んでいます。
私は監督やディレクターのような立ち位置で、企画立案から編集までを一貫して担当しています。
――これまでの経歴についても教えてください。
出身は熊本で、地元のデザイン専門学校に通い、映像制作を学びました。デザイン全般に触れる中で、CGやカメラ、編集などさまざまな分野を経験したのですが、特に「編集」が自分に向いていると感じるようになりました。
なかでも強く惹かれたのが、CMです。限られた短い時間の中で、メッセージや世界観を一気に伝える。その表現の凝縮度に面白さを感じ、「映像で人の心を動かす仕事がしたい」と思うようになりました。
卒業後は、「若いうちに一度は地元を出て挑戦してみたい」という想いから県外就職を決意。ご縁があって大阪のCM制作会社に入社しました。大阪を選んだのは実は偶然で、就職活動中にデザインプラットフォームでポートフォリオを見ていただき、声をかけてもらったのがきっかけでした。
入社後は制作進行(プロダクションマネージャー)として、撮影現場の調整や関係各所とのやり取りを担当しました。華やかな映像の裏側で、現場がスムーズに回るよう支える役割を経験し、映像制作の基礎を現場でしっかり学びました。
地元で見つけたキャリアアップの選択肢
――熊本に戻ろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
もともと、「数年は県外で修行して、ある程度経験を積んだら熊本に戻ろう」と考えていました。実際に大阪では約3年半働き、映像制作の現場で多くの経験を積むことができたと思っています。
そんな中、前職の会社が合併することになり、体制が変わるタイミングが重なったんです。「今が戻るチャンスかもしれない」と感じ、Uターンを決意しました。
他にも、一度県外に出たからこそ感じた、地元にいる友人の存在や、自然が近くにある暮らしの心地よさに改めて気づけたのも大きかったですね。
――Uターンを考え始めたとき、不安はありませんでしたか?
正直に言うと、不安はありました。一番大きかったのは、仕事の選択肢です。都市部と比べると、どうしても求人の数や条件は限られてしまいますし、「自分が本当にやりたい映像制作の仕事が、熊本でできるのか」という点はかなり悩みました。
実際に熊本で映像制作会社を探してみても、選択肢が多いとは言えず、理想とのギャップを感じたのも事実です。そんな中で、理想の働き方ができそうな会社として見つけたのが、アルサーガでした。
――アルサーガへの入社を決意した理由を教えてください。
単に制作するだけでなく、企画から編集まで一貫して携われる点に興味を持ったのが、最初のきっかけです。
アルサーガの映像制作チームは、立ち上がってまだ間もないタイミングで、完成された組織というよりも、これから一緒につくっていくフェーズでした。実際に話を聞いてみると、条件面以上に「人」や「働く環境」を大切にしている会社だという印象を受けました。
不安もありましたが、それ以上に「ここならチャレンジしながら成長できそうだ」と感じられたことが、入社を決めた一番の理由です。
入社後は、前職ではなかなか経験できなかったディレクションや監督といった役割にも挑戦しています。自分の裁量で考えて動く場面が増え、「一段階上のステージに進めている」という実感がありますね。
都心では味わえなかった、アクティブな毎日
――働き方や生活に変化はありましたか?
大阪にいた頃は仕事の波が激しく、忙しい時期には長時間労働が続き、深夜に帰宅することもありました。今は業務量やスケジュールを調整しながら、無理のないペースで働けています。自宅が職場から少し離れていることもあり、周囲が定時で上がれるよう配慮してくれているのは、とてもありがたいです。
自分でも意外だったのは、熊本に戻ってからのほうが、休日がよりアクティブになったことです。大阪はショッピング施設も多く便利な一方で、どこへ行っても人が多く、外に出るのが億劫になって、休日は家で過ごすことが多かった気がします。今は九州圏内の温泉に出かけたり、気軽にショッピングを楽しんだりと、週末をしっかり満喫しています!
――最後に、これからUターンを考えている方へメッセージをお願いします。
私自身、実際にUターンしてみて感じたのは、想像していた不安の多くは「やってみたら思ったより大丈夫だった」ということでした。環境が変わることへの不安は誰にでもありますが、動いてみないと見えないことのほうが圧倒的に多いと感じています。
今はインターネット環境が整っていて、場所に縛られず働ける時代です。どこで働いていても、その中で得た経験や身についたスキル、考え方は、少しずつ自分の糧になっていくものだと思います。特にクリエイティブな仕事であれば、チャレンジの仕方や関わり方の幅は以前よりずっと広がっていると感じます。
もし「少し違うかも」と感じたとしても、また以前いた場所に戻ったり、次の道を選んだりしてもいいと思っています。気負いすぎず、ステップアップの一つとしてUターンを前向きに考えてみてほしいですね。
――ありがとうございました!
最後に
地方に戻ること、地方で働くことは、決して「キャリアを止める選択」ではありません。環境を変えることで、新しい挑戦や成長の機会が広がることもあります。
今回のインタビューを通して伝えたかったのは、「どこで働くか」ではなく、「どう働き、どう成長したいか」という視点です。地元であることを強みに変え、自分らしいキャリアを築いている社員が、アルサーガにはいます。
もし今、「いつか地元に戻りたい」「地方でも挑戦できる環境を探している」と感じているなら、その気持ちを大切にしてみてください。
アルサーガでは、働く場所にとらわれず、一人ひとりが挑戦し続けられる環境づくりを進めています。少しでも共感いただけた方は、ぜひ採用情報もご覧ください。
(取材・編集・文=広報室 宮崎)