株式会社anveilの募集・採用・求人情報 - Wantedly
株式会社anveilの新卒・中途・インターンの募集があります。気軽に面談して話を聞いてみよう。職種や採用形態からあなたにあった募集を見つけることができます。募集では「どんなことをやるのか」はもちろん、「なぜやるのか」「どうやるのか」や実際に一緒に働くメンバーについて知ることができます。
https://www.wantedly.com/companies/anveil/projects
こんにちは。PIECE OF SIGNの音田です。
最近、ヒアリングの場面などで、
「ウェブサイトが使いやすい」「購入フローがわかりやすく親切」
と褒めていただくことが増えてきました。
PIECE OF SIGNは、洗練されたデザイン性に注目していただけることが多いです。
それ自体は もちろん喜ばしいのですが、PIECE OF SIGNの強みは デザインだけではなく、この“圧倒的な購入フローのわかりやすさ“にあります。
忙しい店舗オーナーを相手とするセミオーダービジネスにおいて、“簡単でシンプルなUI“は、欠かすことのできないピースです。
今回は、なぜPIECE OF SIGNが「UI設計」や「スムーズな購入体験」にここまでこだわっているのか。その理由や背景を、掘り下げてみます。
僕たちがずっと大切にしてきたのは、「個人でも、忙しい店舗オーナーでも、妥協せずにものづくりができる“体験“をつくること」。
これまでのBtoBプロダクトの多くは、「デザイナー」や「設計担当」など、ある程度の知識やスキルを持った“プロ”が使うことを前提につくられてきました。
UIが少しばかり不親切でも、ある程度のリテラシーがあることを前提に作られているため、そこまで手厚いUIである必要ありませんでした。
でも今は、スマホもPCも、誰もが当たり前に使う時代です。
「ものづくりをする人」は、かつてよりずっと多様になっています。
それでいて「看板の注文」なんて、人生で一度もやったことがない人のほうが多い。
特に店舗オーナーさんは、日々の業務で手一杯です。
閉店後に看板の入稿作業を1から調べて…なんて時間、正直ない。これは、LAOSIの店舗運営をしている僕が何より肌で実感していることです。
だからこそ、「スマホでサッと操作できて、入稿もわかりやすいUI」が、今の時代には必須なんです。
PIECE OF SIGNのECサイト
では、そんなユーザーのためにはどんなサイトが理想的か?
それは「自分の親でも迷わず注文できるか?」ということです。この問いは、意外と本質を突いています。
PIECE OF SIGNのように、ある程度のカスタマイズや入稿作業を伴う商品は、“注文が難しい”という印象を持たれやすい。
だからこそ、注文フローの導線や表現、ステップの分かりやすさには徹底的にこだわっています。
商品ページからシームレスにcanvaテンプレートでの作成が可能
テンプレートも自社開発だけにこだわらず、Canvaのようなすでに広く支持されている外部サービスを積極的に活用。「自社ですべてやる」ではなく、「必要なところに最適なツールを取り入れる」という、常に柔軟かつ最適な方法を取っていくことが僕らの設計方針です。
僕は元々 PIECE OF SIGNの前は、エンジニア中心の会社をいくつか運営してきました。
1社目では機械学習などの開発の現場にも深く関わっていました。よって “素人でもスムーズに使えるUIをつくることの難しさ“は、よく理解しています。
加えて、実際に漢方薬店「LAOSI」や、M2GYMのようなコンテナジム事業を手がけた経験もある。
だから店舗オーナーのリアルな気持ちが、自分ごとのように解るんです。
実際に Adobe Illustratorを立ち上げて、自分で看板データをつくろうとしたとき、
「やっぱりこれ、難しぎるな…」と何度も思いました。
膨大な時間もかかり、素人がやってもプロ並みには絶対に仕上がらない。
自分自身が体験したからこそ、この着想に辿り着きました。
自身の実感があるからこそ、「このフローを必要としている人が多くいる。」という確信があります。
実際に PIECE OF SIGNを見てくださる方の中には、
「店づくりにはこだわりたい。でも時間がなくて着手できていない。」という方がとても多い。
内装にはしっかりお金も時間もかけた。だからこそサインも中途半端にしたくない。とはいえ、忙しくてプロに相談する余裕もない。
現場にはそんな“ジレンマ“があります。
そんな店舗オーナーにこそ、
「これなら自分で、スマホだけで簡単にできるかも!」
そう思ってもらえるような UIや導線を用意しておきたいんです。
いわゆるITソリューションを提供している企業はたくさんあります。
でも 僕たちが他社と明確に違うのは、自分たちでもリアルな店舗を運営してきた ”どこまでも現場目線がある“ ことです。
anveil運営の漢方薬店 LAOSI
「 現場で何が問題なのか。どこが一番ネックなのか。」
それを肌感覚で理解しているからこそ、UIも、テンプレートも、サービス設計もブレない。
加えて、仲の良い店舗オーナーが周囲にたくさんいることで、「あの人だったら、ここで困るだろうな」というリアルな想像ができる。
だからPIECE OF SIGNは、“実感のある設計”ができると思っています。
PIECE OF SIGNは、いわゆる「表札・看板ブランド」からスタートし、未だに「お洒落なサインを売る会社」と認識されることも多いです。
しかし今後はそのフェーズを超え、店舗什器などのプロダクト領域を拡大し、その先のITサービスの提供まで行う “店舗の困りごとをテクノロジーで解決し、店舗を支援するサービスブランド“へと進化していきます。
僕らが本当にやりたいこと。
それは、「こだわりたいけど、こだわる余裕がない。」そんなユニークな店舗オーナーたちの背中をそっと押すことです。
忙しくて時間がない中でも、妥協せずに、良いものをつくってもらいたい。
そのための可能な限りのやさしい導線と、実用的かつ多様な選択肢を常に揃えておきたい。
そんな想いで、これからもプロダクトもサービスもつくっていきます。