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2024年6月「ANDPAD AWARD2023」の授賞式を開催しました。ANDPADのユーザーコミュニティの祭典で、ANDPADを日頃からご利用いただいているお客さまをお招きし、プロダクトの利用頻度や、業務改善から経営改善を実現している企業やユーザーを表彰し称賛するイベントです。
※イベントの詳細レポートはこちら ANDPAD AWARD 2023 授賞式 開催レポート
プログラムとしてユーザー表彰、入賞企業によるプレゼン大会、特別講演、来場企業様との懇親会を実施しました。
ANDPADユーザーとアンドパッド社員、関係者を含めて数百名が参加。イベント運営担当をはじめ、エンジニア、顧客担当、バックオフィス、役員含めて、アンドパッド社員が総力戦でイベントを実施したのも、「幸せを築く人を、幸せに。」のミッション実現のため。
そして、私たちが大事にしている6Valueを体現していくため。特に顧客の業務改善、事業成功という「カスタマーサクセス」を実現していくために私たちがどのような想いでこのAWARDを実施しているのか、お伝えします。
DXに挑戦している企業にスポットライトを
本イベントの企画・運営の主体は、コミュニティサイト「ANDPAD ONE」を運営するグループ。コミュニティマネジャーの平賀は語ります。
まずANDOPAD AWARDは、日々開発し届けているプロダクトANDPADが誰のものなのか、どんな課題を解決しているのか、再認識できる場所もしくは明確に実感できる場所と考えています。もちろん私たちのお客さまであるANDPADユーザーを讃えて、より良い機会を提供していく場でもあります。AWARDを受賞された個々のユーザーや企業が、スポットライトを浴びることになれば、業界内でも注目が集まっていきます。それはANDPADを高水準でご利用いただいていることだけではなく、これまでの働き方からの変化の過程や業務生産性の向上、企業として成長している姿にもフォーカスされます。それによって「私たちももっとチャレンジしていこう」と受賞企業に触発された企業様が、DXに勇気をもってさらに取り組んでいくという産業変化の好循環に繋がっていくのではないかと信じています。
アンドパッドが誰のために日々プロダクト開発を行っているかを体感できる場であり、DXに挑戦している企業様により良い機会を提供し、業界全体の発展に寄与していく姿勢で取り組んでいるとのことです。続けて、
来場されたお客さま同士が「工程管理」や「職人の未来」について深く熱い議論を交わしている、受賞した企業同士が称賛し合っている、そして業界の未来について真剣に語り合っている。まさに、業種や業態規模の垣根を超えてANDPADをよりどころに熱量が交感している光景を目の当たりにしました。その場所の提供も含めて、熱量を含んだ空気感や温度感を醸成できているのは、ANDPAD AWARDの存在価値だと強く思います。
ANDPAD AWARDの意義や価値を定義していると、このように語ってくれました。
イベント体験価値を最大化するためのコミュニケーション設計
受賞企業にイベント体験価値を最大化してもらうために、随所に細やかな工夫を取り入れたコミュニケーションを設計しています。例えば、ノベルティTシャツは黒=アンドパッド役員、赤=アンドパッド社員、白=来場者用(着用自由)と会場にいる全員がそれぞれ認識できるように色分け。
「受賞企業にスポットライトがあたっている」をしっかり認識してもらうために、顧客がどのようにANDPADを利用し、課題解決に向けてどのような創意工夫を凝らしているか、受賞企業を全て取材し「ANDPAD ONE」で取り上げコンテンツとして掲載しています。*
*企業部門 ユーザー部門
その取材時に撮影した画像を装飾パネルとして、AWARD会場の来場者待機場所に設置。その前で記念撮影や談笑する機会を設けています。もちろんプログラム開始前の待機時間においては、顧客担当が必ず付き、顧客とのコミュニケーションを楽しむ様子が随所に見られました。
このANDPAD AWARDにエントリーいただいた全てのユーザーにイベント価値を体感してもらうため、当日のイベント演出はもちろんのこと、DXカンパニー部門のエントリーから審査、受賞連絡、プレゼン準備、顧客対応、接客対応までディティールにこだわり抜いています。例えば、受賞されたお客さまの来場が叶わない場合は、取材時に簡略化したものではありますが授賞式を現地で行い、副賞を手渡しています。来場されたお客さまの受付においては「○○企業の○○様でいらっしゃいますね」とこちらから率先したお客さまへの接客対応でお迎えしました。表彰コメントにおいては、お客さまとできる限り目線が同じになるコンテキストやセンテンスを意識していますし、受賞企業によるプレゼン大会では、負担をかけないよう資料作成やプレゼン方法など可能な限りサポートしています。イベント後の懇親会では、酒席なので当事者同士のなりゆきまかせにしがちです。しかし、事前にアテンド資料を顧客担当に配布し、企業同士のコミュニケーションを促進できるよう仕掛けをつくっています。「○○企業様は、工程管理の知見やノウハウをたくさんお持ちなので、課題に感じていらっしゃる△△企業様とのディスカッションを創出しよう」「□□企業様の取り組みは参考になるので、◎◎企業様と引き合わせて課題解決のヒントに繋げてもらおう」など、顧客担当も有機的にアクションできる仕組みです。AWARDというイベントを体験し、お客さまにアンドパッドをより好きになってもらいエンゲージメントを高めていきたい。だからこそ、AWARDの体験もカスタマーサクセスの一因になっていくはずです。
顧客とともに歩み、ともに喜ぶ顧客担当
ANDPAD AWARDの表彰プログラムのシーンで、壇上に上がるのは受賞した顧客企業だけではありません。アンドパッドの顧客担当も顧客と一緒に登壇し、受賞の喜びを分かち合います。自身の担当顧客が表彰された結果への喜びもありますが、顧客担当と顧客との間には、業務課題の解決や事業成長に向けて一緒に歩んできた物語があるからです。代表して3つのストーリーを紹介します。
担当:カスタマーサクセス担当
企業:内装工事事業社
課題:当時、各々の社員が案件を属人管理しており、情報が社内で共有されていなかっため、緊急な事案が発生した際に適切な業務サポートができなかった。また、元請企業がANDPADを解約する可能性があった。
アクション:
ANDPAD導入目的の検討から顧客との会話をスタート。「元請企業にスピーディーに業務進捗を共有できる体制ができれば、案件受注率や売上増加につながる点」を提案し導入合意。時には、業務現場に半日同行するなど顧客理解に務めて、信頼を獲得した。
担当企業の表彰について:
お客さまの運用結果が、私自身の成果にも繋がっていると感じている。お客さまとの会話が「次はどういったことをやっていこうか」とポジティブに変化していったため、手ごたえを感じた。
担当:営業担当
企業:電気設備工事業社
課題:Excelで業務管理をしており、社員同士で同時平行のリアルタイム更新ができず非効率だった。また、導入後の運用支援まで注力してくれる他社企業は少なく、DX推進のためのプロダクト導入に不安を感じていた。
アクション:
カスタマーサクセス担当と責任の所在と役割を明確にして、プロダクトの導入から定着まで、顧客に寄り添い徹底してサポートした。
担当企業の表彰について:お客さまを表彰できてとても嬉しい。今回のANDPAD AWARDをきっかけに、お客さまの担当者が社内で発表され、さらなる利用促進の向上に期待できた。またDX促進への成功事例として、社内メンバーへ啓発できるきっかけにも繋がった。
担当:カスタマーサクセス担当
企業:電力会社
課題:
ANDPADを利用する機会が少ない役職者数十名に、協力会社から申請された計画書や報告書などの閲覧・承認するための機能を利用して運用ワークフローを理解してもらう必要があった。
アクション:
複数の拠点がある中、全拠点関係者と粘り強くコミュニケーションを行い、利用ユーザーへのオンボーディングや最適な運用フローの提案を行い、プロダクト活用の定着を目指した。
担当企業の表彰について:
AWARDの価値を理解しているからこそ、壇上にあがり表彰されることは、お客さまの期待に答えることができたと、自分の自信につながる。事実エクスパンションという実績が現れている。
それぞれのストーリーがありながらも、受賞した顧客と一緒に喜びあう姿は印象的でした。
ANDPAD AWARDがもたらす価値としては、
- 「ANDPADの利用で何がよかったのか、どのような結果をだせたのかの通信簿になっている」
- 「お客さまと共通認識の上で喜びあえる素敵な場所」
- 「DXを成し遂げたことでお客さまにスポットライトがあたる。その成功事例が他の企業さまに伝播し、仕事の進めやすさにつながるなど好循環を生み出していける」
顧客担当それぞれの目線でAWARDの価値を語ってくれています。
プロダクトの利用ユーザーの増加は、単純な平面の広がりでしかありません。お客さまが満足している、お客さまが効率的な働き方へ変化しているなど、1社1社、従業者一人ひとりのサクセスの積み上げによって面の広がりが立体化し、本当の意味でのカスタマーサクセスが築けているのではないかと考えています。その立体空間のリアルな場所が、「ANDPAD AWARD」であって、アンドパッドのプロダクト・サービスに関わる全ての人々にとって共感し共有し合える場所でもあります。
私たちアンドパッドが実現したいのはカスタマーサクセスです。それは、営業部門のお客さま担当だけではなく、エンジニアやバックオフィスを含めた総合力で日々立ち向かっています。「ANDPAD AWARD」を私たちのバリュー、そしてミッションの実現の場としても位置づけていきたいです。
平賀も「ANDPAD AWARD」の提供価値とバリューであるカスタマーサクセスを体現していく空間と捉えていました。
私たちの顧客は誰なのかを再認識する
先述のようにAWARDでは、担当顧客を持つ営業・カスタマーサクセスのメンバーだけではなく、役員をはじめ、普段顧客と応対する機会が少ないエンジニアやコーポレートのメンバーも自主的に参加しています。参加理由にも、
- 「昨年度のAWARDの動画を拝見し、動画越しでも伝わってくる熱量をその場で感じたいと思った」
- 「ANDPADが建設業に寄与している変革の兆しを生で感じ、フィードバックをいただきたいと思ったため」
- 「現場の方と接する機会がない中で、ANDPADユーザーの方々の熱量や、現場でどのようなことを乗り越えながら建設DXに取り組まれているのか、などを体感し日々の業務に活かしたい」
- 「普段お客さまとの接点が少ないため、イベントを通してお客さまとコミュニケーションを取れる貴重な機会を有意義に過ごしたい。自分の業務以外にも積極的に参加したい」
と、AWARDの意義を理解し貴重な機会を体験したいと、積極的な気持ちでメンバーは当日の運営業務に務めています。各自割り振られた運営業務を行いながらも壇上にあがる顧客や顧客担当に熱い視線を送っていました。
実際、企画運用に携わったメンバーの参加後のアンケートコメントでは、
- 入社してからもずっと思ってはいたが、もっとANDPADのことを好きになり、誇れるようになった。契約いただいたお客さまや、サクセスを担当するお客さまと一緒に表彰されたいと強く思った(セールス)
- ANDPADが改めて有益で有用で価値があるシステムで、幸せを届けられる可能性のある仕事だと感じられた。(カスタマーサクセス)
- 弊社のイベントにこんなにも熱心になってくれるお客さまがいらして、ANDPADは本当に素晴らしい製品ということを改めて実感。アンドパッドに入社してよかった!社員であることを誇りだ!と感じた。(カスタマーサクセス)
- 他の企業様でもAWARDの様な良いビジョンを持つ取り組みを紹介していきたいと感じた。また自身が商談時にANDPAD/業界の未来を語る事の重みが増した。(セールス)
- まずはお客さまの建設DXに対する圧倒的な姿勢、その本気度合いの解像度が上がった。そしてもっと現場に足を運びたいという気持ちになった。(エンジニア)
- 開発のモチベーションがより一層上がった。自分たちが開発したプロダクトがお客さまの課題解決に役立っているリアルを感じることができて感動した。(エンジニア)
※社内運営参加者アンケートより抜粋
※()内は職種
このAWRADへの参加をチャンスと捉え、ポジティブなコメントが多く寄せられました。より一層、自分たちのプロダクトが誰のためなのか、誰にどんな幸せを届けているのかを再認識できた場になったことでしょう。また、顧客と直接関わっていないメンバーでも、自身の業務ミッションやタスクへの意識変容につながったのではないかと思います。
全ては「Customer Success」を実現し続けるため
改めてにはなりますが、ANDPAD AWARDは、ANDPADのユーザーコミュニティにおける最大の祭典であり、アンドパッドで働くメンバーにとっても、誉れ高い目指すべき場でもあります。なぜなら、顧客の事業成功である「Customer Success」という状態を実現する最たるものがAWARDだからです。そのために「お客さまの本質的な課題は何なのか」「この課題を解決すれば、お客さまにどのような変化をもたらせられるか」、日々試行錯誤し顧客と伴走しながら一つひとつの課題をクリアしていくのが、アンドパッドメンバーの姿勢です。
業界に関わる従事者がより良い仕事を実現するためプロダクトを通して寄与していく、より良い業界の将来を顧客とともに構築していく。建設産業の顧客とともにDXを歩んでいきたいと考えています。