こんにちは。ALL-IN ライターの朝岡です。
オールイン株式会社は、2025年に10期目という節目を迎えました。創業当初から、代表・前田が大切にしてきたのは「与える人間になる」というシンプルかつ力強い想い。今回はその原点に立ち返りながら、これまでの歩みとこれからの展望について、話を聞いてみました。
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目次
- │「与える人間になる」という原点
- │いまのオールインらしさとは
- │10年の先に見え始めた未来
1.│「与える人間になる」という原点
── 改めて創業当時の想いを振り返って、どう感じますか?
創業時の「与える人間になる」という想い。10期目を迎えた今、その言葉がようやく組織として体現できはじめている、そんな手応えを感じています。
個人としては意識して実行してきた一方で、会社という形でそれを実現するには時間がかかりました。最初の数年は、ブランディングや組織づくりを通じて、社員一人ひとりが主役になれる環境をつくることに集中していました。同時に、クライアントに対しても「叶えたい世界観をいかに実現するか」を問いながら伴走する。そこに僕らの価値があると思っているし、それは今も変わりません。
10年かけて、ようやく大事にしてきたスタンスが社内にも社外にも伝わってきた。そんな実感があります。だからこそ、今後はその精度をさらに上げて、より多くの人と価値を共有できるように広げていきたいですね。
── 転機となった出来事やプロジェクトはありますか?
大きな転機となったのは、4期目に実施した自社のコーポレートリブランディング。当時、僕たちはクライアントにブランド構築を提案する立場でしたが、「まずは自分たちがそれを実現できていなければ説得力がない」と思ったんです。だからスタートアップとしては珍しいくらい、予算も時間もかけて自社のブランディングを見直しました。
ブランドって、要は“約束ごと”なんですよ。それはクライアントに対してだけでなく、社員やパートナーに対しても、社会に対しても。コーポレートサイトを作って終わり、ではなくて、その先も約束を果たし続けなければならないんです。もちろん大変ではあるけど、それを徹底するからこそクライアントにも熱意が伝わるし、社内にも浸透していく。リブランディングを経て、より深みのある提案が可能になったと感じています。
2.│いまのオールインらしさとは
── 現在の事業の強みは、どこにあると思いますか?
現在のオールインを支える柱は、「コーポレートブランド・採用戦略立案から実施までの伴走型支援」。ただ“絵を描く”だけでは終わらない。企業の存在意義や目指す未来の言語化から社内外への浸透・実行まで、共に汗をかきながら一気通貫で伴走するのが独自の強さであり、選ばれている理由です。これにより、これまでにない柔軟性と組織としての一体感が生まれ、飛躍的な成果に結びついていく。ブランディングをゴールではなくスタートラインにしたいんです。
ビジョンの再整理、採用まわりのサポート、内定者のフォローなど。実務ひとつひとつに深く関わりながら、戦略を現場に定着させていく。そのプロセスにこそ価値があると考えています。そこまでやるからこそ意味があるし、オールインならではの強みにもなっていると思います。
── オールインらしい文化や価値観は何だと思いますか?
一言で表すなら、“親切さ”ですね。これは創業から変わらず、社員全員に共通する価値観だと思います。親切と言うと、優しいとか丁寧とか表面的な意味で捉えられがちですけど、僕らが大切にしているのは「本当に相手のためを思って行動すること」。ときには耳が痛いことを伝えるのも、”親切”だと思うんですよね。
とにかく社員みんなが優秀で、自分の役割に対する品質へのこだわりがすごい。そういう人が自然と集まってくるようになったのは、組織として大きな財産ですね。今が最高水準だと自信を持って言えます。
結果、クライアントの層にも変化が。大手企業との取引が増えてきているのも、こういった社内の質が反映されて好循環を生んでいるんだと思います。
3.│10年の先に見え始めた未来
── 業界が変化していく中で、どのような挑戦が必要だと感じますか?
AI登場以降の変化スピードは、本当に狂気的だと思っています。ただ、その変化に振り回される必要はなくて、まずは自分たちの掲げた目標に丁寧に向き合っていく方が長期的には価値になると思うんです。
その上で、オールインが目指す「あるべき姿」をもっと社会に広げていくために、新しい技術を柔軟に取り入れることが必要なのかなと。今までにないブランド体験を届けられるように。そんな想いで、新しいプロダクトやサービスの開発にも挑戦していきたいと思います。
── 今後、実現したい未来について教えてください。
「先入観という誤解を解いて、企業と求職者がより自然に選び合える世界」をつくりたいです。事実、世の中には”選ばれにくい仕事”がたくさんあるし、年齢や肩書で求職者の価値を測る”ものさし”が存在すると感じていて。でも少し角度を変えたら、知らなかった魅力に気づけたり、意外と自分に合う仕事だったりすることってあると思うんです。そういう誤解を解けるような、新しい価値観や出会いを生むプロダクトを作れたらなと。
昔あるドラマをきっかけに美容師志望者が急増したように、イメージの影響って大きくて。だから、映像などのエンタメとHRの掛け合わせに可能性を感じています。たとえば、企業や職種をテーマにした映画をつくることで、仕事や働く人の印象を変えられるんじゃないかと考えているんです。
「知らなかったけど、素敵な仕事なんだな」と思ってもらえたらそれで十分。まずは純粋に“面白い映画”として成立させることで、その会社や職種への関心が自然と生まれてくると思うんです。実際に映画制作も始まっていて、映画祭への出品も視野に入れているところです。
── 今後、オールインをどんな組織にしていきたいですか?
いつか、80歳のおじいさんおばあさんも生き生きと働けるような組織をつくりたいなと考えています。社会的には「高齢者=もう働けない」というイメージが根強いですが、「まだまだ働きたい」「社会と交流し、貢献したい」と思っている人って、実はたくさんいるんですよね。その前向きな思いをちゃんと受け止められるような場所をつくっていきたいなと思うんです。
ただ、企業側がそのリスクを背負うのは難しいのが現状。すぐには難しいけれど、遠くない未来で実現できるように。「親切さ」を持ったメンバーたちと共に、オールインらしいカルチャーを築き上げていきたいです。
── 最後に、10期目を迎えた今の気持ちを教えてください。
「楽しみ」ですね。僕自身が、たぶん誰よりもオールインのこれからを楽しみにしてるんじゃないかと思います。やっと10年。ここからが、また新しいスタートだと思っています。
<広報から一言>
「楽しみ」という一言に、10年分の想いが詰まっている気がしました。10年の節目を超えて、次の10年へ。オールインはこれからも、その“らしさ”を忘れずに、前に進み続けていきます!
ALL-IN 広報部
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