食のビジネスメディア「Yellowpage」の代表の渥美まいこさんに、「旬八のひと」という切り口で社員インタビューをしていただきました!
「旬八の冒険」をテーマに、それぞれのメンバーの‟想い”や‟なぜやるのか”というところをお話していきます。
初回は代表の左今さんからスタートです✨
今回のインタビュー内容は、3部構成でお届けします。
第1部:都市型八百屋 旬八青果店について
第2部:SPFモデル、IPOを目指す理由
第3部:アグリゲートのミッション
私たちが運営する「都市型八百屋 旬八青果店」について
実際の「Yellowpage」の記事を掲載しておりますので、気軽に読んでいただけたらうれしいです!
店舗営業利益率10%以上! 大手コンビニや都市型小型スーパーを上回る高収益の八百屋「旬八青果店」は、2029年頃のIPO(新規株式公開)を視野に入れ、店舗数も100店舗を目指しています。2024年11月期の単独売上は前期から60%増の約8.6億円。「なぜ青果でこれほど高収益のビジネスが実現できるのか?」、IPOを避ける企業も増える中、なぜ「IPOを目指すのか?」——Yellowpageでは、旬八青果店の大きな挑戦を「旬八の冒険」とタイトルをつけて、CEOやミドルマネージャーをはじめ、さまざまな「旬八のひと」を取材し、ご紹介していきます。
第1回となる今回は、旬八青果店を運営する株式会社アグリゲート最高経営責任者(CEO) 兼バイヤーの左今克憲さんです。(執筆:松田やす恵さん)
今回の「旬八のひと」は、 最高経営責任者(CEO) 兼 バイヤー 左今克憲さん
最高経営責任者(CEO) 兼 バイヤー
1982年生まれ、福岡県出身。東京農工大学農学部卒。
2007年3月、食農領域で起業を志しながらも、営業経験と人材マーケットでの食農業界の状況を体感するため総合人材サービスの株式会社インテリジェンス (現パーソル)に入社。同社2009年1月退社、同年 2月にアグリゲートを個人事業として創業し(2010 年1月から株式会社化)。当初は農業生産法人の社⻑の付き人や食農領域における政策提案のサポート業務を行い、業界慣行・動向を学ぶ。2013年10月にSPF事業「旬八⻘果店」を開業し、現在に至る。
[アグリゲート入社時期]
2009年2月にアグリゲートを個人事業主として開業
[アグリゲート創業の理由]
大学生の頃から食の業界で起業したい思いがあった
[好きな野菜・果物]
キャベツ、スイカ
食のセレクトショップ、「旬八青果店」とは?
店舗は現在、計9店舗を運営中。2013年中目黒に1号店をオープン、大崎広小路駅前・芝・天王洲・赤坂・東五反田の6拠点に加え、弁当専門店「旬八弁当店」を田町・五反田・大岡山駅の3拠点に構えています(2025年5月現在)。
ーはじめに、アグリゲートの小売事業である「旬八青果店(しゅんぱちせいかてん)」について教えてください。
左今さん:「旬八青果店」は東京都内に店舗を構える“都市型”の八百屋です。青果は、毎朝通う大田市場と契約農家それぞれから仕入れる、旬の新鮮な品々が並びます。また、肉・魚・全国から厳選した農産加工品なども販売しています。これらの他に、野菜をたっぷり使い、味や素材にもこだわった惣菜や「旬八弁当」などを製造・販売しています。
大人気の旬八弁当。野菜のおかずがたっぷりで大好評。
ー他の食品小売とは違う「旬八青果店の特長」はなんでしょうか?
左今さん:「食のセレクトショップ」という位置づけを大切にしています。私たちがお客様のニーズをしっかりと捉えたうえで、大田市場で目利きし厳選したアイテムや、生産者の方々と一緒に規格をつくった農産物を仕入れ、お届けすることを重視しています。
そこには、業界構造の“いびつさ”を、みんなが幸せになって解消したいという思いがあります。具体的にお伝えすると、小売業全般では商品が流通経路を経て小売段階に至るバリューチェーンにおいて、各業界に専門の市場がありそこから仕入れるのが一般的です。
青果の場合は大田市場が代表的で、年間の取扱額は青果だけで約3,000億円です。大規模にも見えますが、青果全体の市場規模は約3兆円ですから、大田市場へは10%しか届いていないことになります。残りの90%(2.7兆円分)の中にお値打ちでおいしい規格品があっても、出会うチャンスを逃してしまう。さらに、不揃いな青果はたとえ味が良くても「規格外」として、この青果3兆円市場にすら含まれずに埋もれているんです。
10%から目利きするのはもちろん、市場に届いていない残り90%の青果にも目を光らせ、まだ埋もれているおいしい「規格外」も発掘して届けたい
生産者の方々が丹精込めて育てた野菜や果物ですから、少々不揃いでもそこへ価格を付けて仕入れられるようにすることで、生産者の収入を増やせるなどの新たな価値が生まれると、私たちは考えました。もし、規格外を買いたいと思う消費者がいるのならば、それらを繋ぎたいと思い始めたのが旬八青果店です。
青果マーケット
大田市場の流通額
東京都中央卸売市場の市場統計情報 (最新)
ー旬八青果店は規格外品を扱いつつ、生産者や市場にとって最も適切な環境を提案することに日々向き合われているのですね。
左今さん:「規格外を販売すること」はとても丁寧なコミュニケーションが必要だったりします。より本質的な部分に触れると、青果に限らず、消費者と生産者、そして届ける側の想いは相反しているものです。
〈三者の相反する要素〉
「買う側」:消費者は、美味しいものを安く買いたい
「作る側」:生産者は、少しでも高く買ってもらいたい
「届ける側」:仕入れ・販売業者は、できるだけ付加価値を付けて売りたい
一般的な小売業では固定価格での商品取り扱いが容易ですが、青果は相場変動や産地からの距離、輸送方法の違いなど多くの変動要素が価格に影響するため、価格設定が非常に複雑になります。生産者にとって持続可能な価格や、規格外を売るメリットなどを見極め、確認しながら、仕入れ・販売する側としても取り扱い可能な価格について話し合います。この三者にとっての「コストの最適化」を目指し、状況に応じた模索を続けています。
規格外品を扱うことは〈複雑かつ矛盾しているものを複雑なままバランスを取る〉ようなものです。簡単ではありませんが「三方よし」の実現を目指して、その調整役としての務めを果たしたいと考えています。
今回はこちらで以上となります。
6月22日(日)10:00に第2部を掲載しますので、次週も是非チェックしてみてください◎
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