コンサルティング事業部で働く臼倉さんに、仕事のやりがい、これまでのキャリア、今後やりたいことなどをインタビューしました。
入社1年目、成長しないといけない環境が楽しいという臼倉さん。毎月ワクワクするという？！メンターとの面談についても詳しく伺いました！

ー臼倉さんの仕事内容を教えてください。

　主に農業法人の支援、それ以外に農業経営塾と呼ばれる人材育成事業にも参画しています。
　今の時期は農業経営塾が落ち着いているので、法人支援に8割くらい割いているんですが、塾が始まってくると法人支援が6割、農業経営塾が4割、というイメージです。

ー農業法人支援の内容を教えてください。

　主に2つあります。一つは人材育成です。農業法人がこれから発展していくにあたって、社内制度の構築や、新たに社員を採用したいという思いがあるので、それをサポートしていきます。財務の面から見た時に利益が出る体質になっているかもみています。
　もう一つは販路開拓です。農業法人から、自身で商品を直接供給するための販路を持ちたいという依頼があり、我々が営業代行するといった業務をやっています。

ー農業経営塾についても、内容を教えてください。

　主に県単位で、県内の農業者を対象に、経営のスキルを身に付けてもらう塾が農業経営塾です。
　具体的には、経営理念を一緒に考えたり、損益計算書の読み方、書き方、貸借対照表の読み方など、財務のスキル向上、マーケティング分野の授業や、営業については、受講生同士が模擬営業をやってみたり、などです。経営的スキルを醸成していくというのが、農業経営塾の主な目的ですね。

ー幅広い内容を学ぶのですね。

　そうですね。塾によって講座数は異なるんですが、多いところだと年間で10回、講座を開くところもあったりします。
　私は去年入社したばかりなので、塾の後半しか経験していないんですが、半年間やっただけでもかなりのボリュームだったな、という印象です。

ー農業経営塾での、臼倉さんの役割を教えてください。

　講義はまだやっていなくて、主に受講生のサポートをメインにやっています。

ーご自身も講義も聴きながら、受講生のサポートをしているんですね。講義の内容は面白いですか？

　すごく面白いですね。知らなかったところをたくさん知れますし、自分自身が講座の内容を理解していないと受講生に対して十分なサポートができないと思うので、ちゃんと自分の身につけていかないと、という・・。成長しないといけない環境が楽しいな、という風に思いますね。

ー農業法人支援でも、成長を感じる機会はありますか？

　はい。あるプロジェクトで財務の担当をさせていただいています。分析能力が培われたことも成長を感じた部分ではあるんですけれども、それ以上に、より早く効率的に損益計算書を作れるようになったことで成長を感じました。

ー元々財務系の勉強はしていたんですか？

　前職は、父の経営する農業法人に半年間在籍していたんですが、その時から勉強をしていました。ただ、自分で損益計算書を作ることは経験していなかったので、レベルが少し上がったな、と思います。

―社内メンバーからもらったフィードバックの中で印象に残っているものがあれば教えて下さい。

　中野さんからもらったフィードバックが印象に残っています。
　つい先日、ファシリテーターとして2時間のミーティングを進行したんです。農業法人支援のなかで、全部を自分で進行するのは初めてのことでした。

ミーティング自体は皆さんの協力もあってスムーズに終わりました。そのあと振り返りをしたのですが、中野さんからは、もう少しミーティング自体の目的を考えること、作成した損益計算書を今後どういう風に活用していくかという視点について、クライアントとイメージを共有する時間が必要だよね、というフィードバックをもらって。確かにそうだな、と思いました。自分としては意識として抜けていた部分だったので、非常に勉強になりました。

ー中野さんとは定期的に面談もしていると聞きました。

　月に1回面談をしています。
　面談では、私が達成したい目標を最初に整理して、そこに到達するための手段を一緒に考えています。

ー中野さんとの面談の時間は、臼倉さんにとってどんな時間ですか？

　非常に楽しみですね。スケジュールで面談の時間が見えてくると、ああ、この日がようやく来たぞ、みたいな（笑）ワクワクします。
　今抱えている課題って、すぐには解決できないものも中にはあったりします。月に一回振り返った時に、全部クリアできている、という状態にはなかなかなれなくて。
　ただ、中野さんは、自分が認識できていなかった成長や、ここはよくなっていると思いますよ、という言葉をかけてくださるんです。自分自身はそこまで成長を感じられていなかったけれども、面談を通して、そういう風に思ってくれているんだ、っていうのを感じられるので楽しいですね。

ー臼倉さんの1日のスケジュールを教えてください。

特に充実していた一日のスケジュールです。
09:30 始業
09:30~10:30　外部とのミーティング（企業と自治体のディスカッション）
11:00~12:00　外部とのミーティング（農業経営塾の顔合わせ）
12:00~13:00　お昼休憩
13:00~14:00　農業法人支援の準備
14:00~16:00　農業法人支援（進行役）
16:30~17:30　農業法人支援後の振り返り
17:30~17:45　定例の夕礼
17:45~18:45　作業

ーアグリコネクト入社前にやっていたことを教えてください。

　大学を休学して、イベント制作会社で2年弱働いていました。
　イベント制作会社をやめた後に、父の経営する農業法人に半年間在籍しました。そこでは、小松菜の栽培や財務管理、販売戦略を考えていました。その後アグリコネクトに入社しました。

ーイベント制作会社からご実家の農業法人に移られたのは、どういう経緯だったんですか。

　イベント制作は、自分の思うタイミングでいつかやめようという気持ちがありました。そんななかで、農業に興味が湧いてきて、イベント制作の仕事から離れました。
　実家がずっと農業をやっていたので、自分自身もやってみたかったですし、会社の方もそれを許してくれたので自然な流れで農業をやり始めたという感じですね。

ー実家以外の農業法人、という選択肢もあったと思いますが、実家を選んだんですね。

　そうですね。他の法人という選択肢もあったんですが、生産にものすごく興味があるというより、経営の方に興味があったというのが大きくて。最初から経営に携わっていきやすい環境が実家だなと考えて、実家を選択しました。

ーアグリコネクトに入社した経緯を教えてください。

　私の父が埼玉県の農業経営塾の塾生で、熊本さん（代表）とは親交がありました。父が熊本さんに、実家の農業法人に就職する子（※臼倉さんとは別の方）がいるという話をしたら、熊本さんの方から、一旦その子をアグリコネクトに預けてくれないか？というような話になったと。そこで父が、だったらうちの息子の方が良いんじゃないかと提案したようです。それで熊本さんが興味を持ってくださって。お酒の席だったので、本人たちも覚えているか分からないんですけれども。
　それで、是非面談を、という話になったんですが、父からその話を聞いた後に、実はしばらく考えたんですよね。アグリコネクトのことも色々調べました。
　色々考えて、悩んではいたんですが、父が、僕はそういう職種に向いているんじゃないか、僕の強みを生かせる場所なんじゃないかという話をしてくれて。確かに、コンサルティングという仕事を調べてみると、確かに自分が興味のあることだというのががだんだん見えてきました。それで、面談の話をいただいてから2ヶ月くらい経った後で、面談のセッティングをしてもらい、採用選考を受けてその後入社しました。

ー入社に迷いはなかったですか？

　迷いはありましたね。
　面談のなかで、アグリコネクトがどういう会社なのかを知っていくうちに、果たして僕に務まるのかという不安や、僕が農業法人から離れることで、実家の農業法人の労力が減って成長が遅れるという部分もあるので。
　どちらの方が良いのかなと正直悩んだんですが、自分自身の成長を考えた時に、きっとアグリコネクトにいた方が先々、自分の成長幅がすごくあるだろうな、と感じて、入社を決めました。

ー良い面、悪い面含めて、入社後のギャップを教えてください。

　面談のなかで、うちは厳しいよと言われて（笑）、それでもやりますと言ったので、大変だと思うことはあるんですが、それを承知の上で入ったので悪い意味でのギャップはそんなになかったです。
　良い意味でのギャップは、こんなにも個人の成長にフォーカスして、個人の成長を促してくれる環境だったことですね。

ー臼倉さんが考える、アグリコネクトの特徴を教えてください。

　自分が困った時に、上長に相談すると、絶対に色々フォローしてくれるところです。情報をくれるし、やり方を教えてくれるし、解決方法を分かりやすく教えてくれるので、悩んで手が止まる時間がすごく少ないです。聞きやすい環境が整っています。

ーオンラインであっても、聞きやすい環境ですか？

　はい。相談される側も寛容というか、スケジュールが空いているところであれば予定を入れてください、と仰ってくれるので、こちらからちゃんと伝えさえすれば、それにはしっかり答えてくれる。なので、僕自身はすごくやりやすい環境だなと思っています。

ー仕事に慣れるために努力していることはありますか？

　中野さんとの面談の中で、自分の課題を解決するための手段をディスカッションしながら教えてもらっているので、愚直に取り組んでいます。
　例えば、エクセルをより効率的に使うためのショートカットキーを覚える、などですね。僕はまだまだコンサルタントとして未熟なので、基本的な作業から身につけている段階です。

ー今までの仕事を通して、やりがいや喜びを感じたことを教えてください。

　コンサルタントは、期間の限られた時間のなかで、クライアントからの依頼を解決するために色んな事をやるんですが、最終報告の時に、アグリコネクトさんに頼んでよかったです、といった声をいただくと、やりがいや達成感を得られます。

ー入社半年にして、そういった機会があったんですね。

そうですね。2ヶ月くらいという短期間で進めないといけないプロジェクトに参画したんですが、みなさんの力を借りながら、なんとか報告書を一部分作らせていただきました。最終報告会では発表もしました。

ーとても濃い半年を過ごされたんですね。

　他の新入社員の方がどういうステップを歩んでいくかはあまり分からないんですが、中野さんからは、思っていた成長曲線よりも一気に成長している感じはあります、と仰っていただけて。
　ただ、機会をいただけないと、成長ってなかなかできないと思います。入って半年の奴に任せるというのも相当勇気がいると思うんですけど、みなさんがそこを許してくれるというか、任せてくださっているので、一気にぐっと成長できているんだろうな、という風に考えています。

ー成長曲線の話で、ご自身でもぐっと伸びている実感はあるんですか。

　いや、あまりないですね（笑）。自分自身は、目の前のやらないといけないことに対して、自分の出来る限りの準備をして、その場に挑むことしかできないので・・。それをちゃんとやる、という認識だったので、自分自身ですごく成長しているというのはあまり実感としてはなかったです。

ーアグリコネクトで何を学び、どのように活かしたいと考えていますか。

　具体的にこれを学びたいです、というのは正直ありません。漠然と、自分自身の課題を一つ一つクリアしていって、一年前の自分より成長していく、という点は意識しています。
　何を学びたいかというより、なんでも学びたいという感じです。コンサルティングのやり方もそうですし、人との関わりが非常に多いので、対人関係の部分も学びたいですし、もちろん農業界について、世界も含めて広く知りたいな、というところもあります。なんでも学ぶぞ、というスタンスですね。

ーとても前向きですね！一方で、なんでも学ぶぞ、となると、どんどんプロジェクトが増えると思うんですけど、そこはどんと来いという感じですか。

　そうですね。どんと来いという感じですね。
　ただ、中野さんがうまくプロジェクト数を管理してくださっていて・・。自分自身はどんどんやりたいけれども、自分自身のキャパシティがまだ分かっていないんですよね。そこのところを、中野さんが僕の様子をみながら調整してくれています。僕はもう、基本的になんでも来いという感じです。申し訳ないですけど、中野さんに調整をしていただくっていう（笑）

ー厳しすぎてしんどい、と思ったことはなかったですか？

　2ヶ月で終わらせるプロジェクトの最後の2、3日は、こりゃ大変だなっていうのは正直感じていました。ただ、絶対に終わりはくるし、そこまで自分が一生懸命やれば、絶対終わることだから、最後までやろうという気持ちでした。
　あと、僕だけでどうしても解決できないところが多くあったので、事前に中野さんとか、前田さん（副社長）に逐一相談させていただいて、なんとかやり遂げました。
　コンサルタントとして経験がない人でも、勇気をもって人に聞いて教えてもらうというところは、最初のうちはすごく重要なんじゃないかな、と思います。それがやりやすい関係性を構築するというのも、すごく大切なのかなと思いますね。

ー今後どんな人と一緒に働きたいですか。

　コンサルタントとして、他の業種でコンサルティングをやっていて、農業界でもそれを活かしたい、という方です。僕もその方から色々勉強したいです。
　コンサルティングの経験がない人だったら、人に聞ける、そしてそれを素直に受け入れられる人です。そういう人と働いて、僕も一緒に成長していきたいなと思います。

ー今後、どんなコンサルタントになりたいですか？

　日本の農業を盛り上げるためには、規模が大きくて生き生きとしている経営体がたくさん必要だと思うので、その一部分を自分がサポートしていきたいです。

臼倉さんの今後に、ますます期待大です！
社員インタビューVol.4は、いかがでしたでしょうか。
当社の仕事内容や働く環境を少しでもイメージいただけたら幸いです。
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