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プロフィール:S. Sakumasu
2017年東北大学経済学部卒業。グリー株式会社に新卒で入社後、Glossom株式会社へ出向し、GREE News事業責任者と事業開発部のマネジャーを兼任。2020年4月にAnyMind Groupのパブリッシャーグロース事業部の事業部長を務めている傍ら、子会社株式会社フォーエム取締役、社長室にて社内組織の活性化や新規事業開発のための外部との研究等を兼任。
AnyMind CareersのYouTubeアカウントでは本インタビュー記事の全編動画をアップしていますので、ぜひご覧くださいね!
はじめに
こんにちは、Sakumasuです。前職ではグリー株式会社で事業責任者を任せられていた僕がなぜAnyMindにジョインしたのか、今取り組んでいること、そして今後の展望等をまとめましたので、AnyMindや新規事業にご興味のある方などはぜひご覧ください。
部活漬けの生活から東北大への編入。自身での起業も経験。
高校時代はプロのサッカー選手を目指し普通科アスリートコース(いわゆる体育科)に通い、昼から部活漬けの毎日だったため、勉強はほとんどしていませんでした。
しかし、高校3年生の時に、サッカー選手の夢を諦め進路を考え直すようになりました。
当時サッカー以外に何に興味があるか考えた時に、そういえばずっと「経営者になりたいな」と思っていたことを思い出したんですよね。両親が自営業だったこともあり、昔から自分で仕事を作り、会社を動かしたいと考えていました。そうとなると、環境を変え、自分の能力をより上げるために、大学へ行くべきだと考え、そこから大学受験をしようと決意し、勉強に切り替えました。
しかし希望の大学には惜しくも合格することができず、まずは専門学校に入りその後、東北大学へ3年生で編入しました。
東北大学では様々なことにチャレンジしました。まずは東北大学の中でもトップレベルの方たちが集まっていたTEDxTohokuでの活動、短期のニューヨーク/ロンドン留学、ハッカソンを運営する団体の立ち上げ、ゼミの代表、就活支援団体「エンカレッジ東北」の立ち上げなど、たくさんの経験をしました。
そんな学生生活を送っていると、何となく思い描いていた起業への想いが高まり、実際に行動を起こそうと考え、「MAKOTO」という企業からの支援を受け、友人や後輩とともに自身の会社を立ち上げました。
パフォーマーとイベントオーガナイザーのマッチングプラットフォームを作り、Webサービスの運営を開始しました。
ただそう簡単に事業が立ち上がるわけでもなく、メンバーの就職や大学院への進学などから4年生の終わりには、この企業を休眠させることにしました。
*当時、作っていたWebサービスの画面
起業という経験の中で、「世の中のことをよく知らない」「もっと泥臭い経験を積まないといけない」、と強く感じ、バリエというLINE@の公式代理店で飛び込み営業を始めました。
同時に、仙台のepi&company(モデル事務所・マーケ系)という会社で仕事を教えてもらいながら、執行役員としてファッションショーの開催やモデルマネジメントの業務などを行いました。
この他にもSNSマーケティングの会社を起業したのですが、このように積極的にビジネス活動を続けていた中で、一つ気づいたことがありました。
それは今のままでは「1,000億規模の事業を作るのは今の自分の能力では到底難しい」ということでした。
そこで改めて「1,000億の世界で事業を行っている会社で、事業の作り方、回し方、戦い方を学ばなけれなならない」と思うようになりました。そこで、該当する会社の選考を受け、最も自分の強みを活かしつつ、事業創造経験を得られるグリー株式会社に入社しました。
メガベンチャーに入ってみて
想像する以上の、熱く、真剣で、戦略的な環境でした。
新卒に対する寛大な機会の提供、同じ職場に多くの事業責任者がいる環境、そして、挑戦と良いものを世の中に届けることをGoodとするカルチャーは、自分自身の視座や考え方を変えてくれました。
そのような環境の中で、名前を書き切れないほどのボスたちに、厳しく愛のある指導を受け、「事業を作ることとは何なのか」「人を扱うということが何なのか」という本質的なことを叩き込まれました。それらの環境と経験もあり、1年目で、GREE Newsというメディアの事業責任者への抜擢、マネージャー昇格、新卒MVP優秀賞をいただくことができました。
また2年目には、プロジェクトから生まれたメディアのコンサルティング事業の立ち上げ、1年目から仕込んでいた新規事業の活躍により、子会社にてCEO賞をいただき、多くの機会を得られました。
このように、グリーでは本当に様々なことを経験させてもらいました。当時の同期にとても優秀な人が多く、「自分も何かをやって成果を出さないと全く目立たない環境、活躍するのが当たり前」だったのはいい刺激になりましたね。
学生時代の先輩から「AnyMindの社長に会ってみない?」と突然の連絡
AnyMindに入社したのはひょんなきっかけからでした。
元々、学生時代にお世話になっていた先輩で、AnyMindの香港オフィスので働いていた社員の方から、ある日、突然連絡をもらい、「うちの社長と会ってみない?」と言われました。
そんな経緯で深い理解もないまま、十河と食事をし、話をしたことがAnyMindとの出会いです。
その当時はAnyMindについて知らないことが多かったのですが、創業わずかでこんなにもグローバルで実績を出していること、そしてその会社の社長が日本人であることなど気になることばかりだったので、十河さんに全てを質問しました。
そこから僕の進みたい方向性や理想をこの会社でなら実現できると感じ、2020年の4月にAnyMindに入社しました。
*初めて十河さんと会った日の写真
今やっていること:パブリッシャー向けビジネスと社長室
現在AnyMindではパブリッシャーグロース事業部の事業部長と社長室を兼任しています。
パブリッシャーグロース事業部では、事業部長として新規領域をメインで担当しています。幅広いアプローチでWebメディアやアプリ事業者さまの成長支援のためのプロダクト作りや施策の企画・提案・実施をしています。また社長室ではAnyMindのカルチャーディベロップメントプロジェクトとして、社内カルチャー形成や浸透を加速させるための取り組みや、新規事業関連の動きで東大の研究室とタッグを組み、研究を重ねたりしています。
*子会社フォーエムの会社概要について
入社後のギャップ:圧倒的な意思決定のスピードに驚愕
前職もメガベンチャーだったので、似ている部分はあるのですが、AnyMindの方が意思決定のスピードが速く、とても驚きました。意思決定した次の日に「まだやってないの?」なんて言われることもあり、その瞬間から行動に移す意識は強く持つことができてきました。毎日刺激的ですね。
また、今では立場も上がったことで責任も増え、様々な場面で意思決定をすることが増えました。その分、脳のあらゆる部分を使って思考するので毎日大変ですね。頭の中に汗をかく感覚です。笑
今後の展望:守りと攻めのバランスを見極め、新たな事業創出へ
今後はよりパブリッシャーグロース事業の成長に注力していきたいです。
新事業と既存事業どちらともが今後も成長できるように、守りと攻めのバランスを見極めることが僕の役目だと思っています。
また、現在はD2Cソリューションズ事業部との協業によって新たな事業創出やコラボによる新たな取り組みも仕込んでいる最中なので、ここも伸ばしていきたいと思っています。出版社などが運営するメディア発のブランドづくりやグッズ制作を行い、物販領域での事業を提案することでと、新しいマネタイズモデルをパートナーとして共に模索していければと思ってます。
メッセージ:未来を作りたい人へ
AnyMindでは僕も含め、未来を作りたい性格の人が多く集まっています。
既存のものを少しよくするだけではなく、ゼロから新しいものを作ることも好きだという人などはぜひ一緒に働きたいと思っています。
なので、能力や経験ではなく同じ気持ちで同じベクトルを持った人がいれば、ぜひお話しだけでもできればと思います!