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最強の検索エンジンこそが、未来を切り拓く鍵 ~3年目・若きデータサイエンティストの挑戦~

2017年に慶應大学環境情報学部を卒業後、新卒でアクロクエストに入社。
データサイエンティストとして検索改善コンサルティングに取り組む。
そして、検索エンジン製品で世界一人気のある(https://db-engines.com/en/ranking)Elasticsearchで日本に数名しかいない公式認定エンジニア(Elastic Certified Engineer)となり、AWS Certified Machine Learning – Specialtyを取得。

Elastic Certified Engineer・・・Elasticsearchクラスタを利用し、ビジネス上の課題に対して最適なソリューションを提案・構築できることを認められる認定制度。
AWS Certified Machine Learning – Specialty・・・ビジネス上の課題に対して、機械学習とAWSを利用して最適なソリューションを提案・設計・実装 できることを認められる認定制度。

現在3年目にして検索システム構築チームのテックリードを務める佐々木さんに
検索の魅力とエンジニアとしてのやりがいを話してもらいました。

【検索こそ、未来を切り拓く鍵】

- まずは今の仕事について教えてもらえますか?

メインの仕事は2つです。

1つ目は、検索システムのコンサルティングです。これまではエンタープライズサーチや法律関連の検索システムに関わり、現在は50万人以上のユーザーがいる検索システムの改善に取り組んでいます。

2つ目は、ENdoSnipeという自社製品の検索サービスの開発・研究です。特に自然言語を専門分野として日本語検索の改善に取り組み、最強の検索エンジンを実現すべく日々励んでいます。

それ以外にも、社員旅行で社員が使えるようなアプリを作成したり、エッジAI系の調査をしたりなど様々なことに関わっています。

- 検索にコミットする理由はなんでしょうか

最強の検索エンジンこそ、未来を切り拓く鍵だと思っているからです。

まず、現代の生活は情報を「探す」ということに多くの時間を使っていると考えてます。ある調査では、ビジネスパーソンは年間150時間もの時間を「探し物」に使っているみたいです。
(参考:https://next.rikunabi.com/journal/20171128_m1/

日常生活でもネット通販の買い物で検索し、どこかへ出かける際にも地図アプリや乗り換えアプリ、口コミサイトを使います。それだけでなく、Siriやスマートスピーカーを使うのも何かを「探す」ためですよね。

ただし、調査でも出ているように、その人が欲しい情報を「すぐに探す」ことはとても難しいんです。
その理由は簡単で、欲しい情報というのは時・状況・人によって違うからです。みなさんも、なかなか情報が見つからない、検索がうまくいかない・・・と経験はあるんじゃないでしょうか。

ただ、人が頑張って「探す」というのは本質から外れていると私は思っています。もしも、欲しい情報がすぐに見つかるようになれば、「探す」ことに使っていた多くの時間をより本質的なことに使えるようになる。

そこで、既存の課題を乗り越え、最強の検索エンジンを実現することこそ、世の中を次のステージに進めることができると信じています。

ある意味、検索というよりも、人々がより本質なことに向かえるようにする、ということにコミットしているつもりです。

- 実際に取り組むなかで感じている面白さはなんでしょうか?

関わる範囲の広さと、最先端のことに取り組んでいけることですね。

自然言語をやっている人としては、形態素解析のような自然言語処理の基盤的なことを考えつつも、最新の機械学習の知見を応用したりするのは面白いです。
ただ、性能の良い検索エンジンがあれば、良い検索ができるわけではないです。

最高の検索体験を提供するためには、良い検索エンジンに加え、UI/UXやそれらを支えるインフラ・クラウドの構築も必要になってきます。そうやって、いろいろな要素を合わせて作り上げる、その幅の広さがチャレンジングで楽しいですね。

私は今年の4月にElastic Certificationを、7月にAWS Certified Machine Learning – Specialtyを取っているんですが、全て最強の検索エンジン実現のためです。
必要な知識が幅広く難易度が高いですが、その分やりがいがあります。

【チームで困難を乗り越える面白さ】

- 大きな目標に向かって仕事をしていく中で、大事だと思っていることはありますか?

大事だと思っていることは3つあります。

1つ目は、各分野で尖っている人がいる環境に身をおくことです。難易度の高い仕事に取り組んでいるとどうしても途中で詰まったり、専門的な知識がないと分からないことが出てきます。そういう時にすぐに誰かに聞ける、誰かが協力してくれる環境が大事ですね。

当社でいえば、国際コンペで上位0.1%に入ったKaggle Masterや、Javaエンジニアの中で日本に4人しかいないJava championなど各分野で尖っている人がおり、詰まったときや知りたい情報があったときに質問するとすぐに答えてくれるので、スムーズに仕事が進みます。

2つ目は社内外問わず発信する機会を増やすことです。社内で言えば、毎週エンジニアが知識を発表するLT×RTやD3ランチ(機械学習勉強会)など発信する機会があり、そこでよく自分の学びを発信しています。社外でも「形態素解析の今とこれから」というワークショップで「検索サービスにSudachiを適用して運用コストを軽減した話」というテーマで登壇しました。
他にも「Elasticsearch NEXT STEP」という本を執筆したりもしてます。発信することで得られる反応・刺激や、他の人の発表が新しい学びになり、自分のエンジニアとしてのレベルアップにもつながっていると思います。

3つ目は向上心の高いエンジニアが集まる環境に身をおくことです。例えば、YY会と呼ばれる有志の若手による社内勉強会コミュニティがあるのですが、私がそこで「最強の検索エンジン作りたい人!」と募ったら、わらわらと人が集まったりします。向上心の高い仲間と協力して開発したりするのはすごくワクワクし、モチベーションが上がりますね。

総じて、チーム力や協力体制が自然と作られる環境が、仕事において推進力につながっていると感じています。

- 最後に一言お願いします。

私たちは最強の検索エンジンの実現を本気で目指しています。
少しでも興味を持った方、一緒に実現をしてくれる方、
エンジニアとして成長したいという方がいれば、ぜひ一度話聞きにきてほしいです。


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