「売上のための後押しはしない」──大橋が貫く、誠実な伴走姿勢
「目の前の数字」ではなく、「その向こう側にいる人生」に真剣に向き合うこと。
人材紹介のエージェントとして働く上で、この姿勢を常に大切にしているのが、SecondGameでキャリアアドバイザーを務める大橋直之さんです。
複数の企業を比較検討する求職者の方々から「他社とは全く違う」と信頼を寄せられる彼の仕事の流儀は、一体どこにあるのでしょうか。
今回は、大橋さんが大切にする「信頼構築のルール」と、キャリアを預かる仕事への想いを伺いました。
「なぜ?」に答える──信頼を築く2つのルール
求職者との初回の面談から、大橋さんが最も意識しているのは「肯定的な配慮」と「共感的な理解」という2つのルールです。
これらは単なるビジネスマナーではなく、相手を尊重するための徹底した姿勢です。
ルール1:徹底した「肯定的な配慮」
「肯定的な配慮」と聞くと、単に話を否定しないことだと思われがちです。
しかし、大橋さんの意識はその一歩先にあります。
「否定しないことはもちろんですが、話を被せない、話を遮らないなどもそうです。もっと言えば、アポの時間に遅刻しない、今この時間は目の前の求職者に全力で集中するなども、すべて相手を尊重する配慮だと思っています」
面談中はPCを触らず、メールも見ず、完全に求職者に集中する。
当たり前のようで難しいこの徹底ぶりこそが、「この人は私の話を真剣に聞いてくれている」という強い安心感につながっています。
ルール2:言葉の裏側を想像する「共感的な理解」
次に大橋さんが大切にしているのが「共感的な理解」です。
求職者の方が発する言葉のニュアンスを決して見逃しません。
「例えば、求職者が『はい、大丈夫です……』と少し間を置いて答えた場合、『大丈夫とは言ったけど、何か気になることがあるのかな?』と考え、言葉の裏側へ関心を寄せるようにしています」
本人が「大丈夫」と言っていても、声のトーンや表情にわずかな迷いが見える。
そのサインを見逃さず、あえて立ち止まって一緒に考える。
その姿勢が、求職者の「本当に納得できる決断」を支えています。
細かな情報も正確に。求職者の未来を預かる仕事だからこそ、一切の妥協は許しません
「合わない求人」は紹介しない。正直さが生む信頼
他社の人材紹介会社を利用された方からは、「希望と違う求人ばかり紹介された」という不満を聞くことがあります。
大橋さんは、単に求人情報を送るだけではその不満を解消できないと考えています。
「僕は単に情報を送るのではなく、『なぜその求人があなたに合うのか』、逆に『どんなリスクがあるのか』まで、すべて正直にお伝えするように意識しています」
メリットだけでなく、デメリットも隠さず伝える。
その誠実な伴走姿勢こそが、「他社とは違う」と感じていただける理由です。
葛藤と決断──それでも「応援」を伝える理由
営業職として、売上を追求することは当然の責務です。
一方で、長い時間をかけて信頼関係を築いた求職者の方が、最終的に他の選択肢を選ばれることもあります。
「正直、苦しい瞬間です。それでも、僕はその求職者の方のこれからのキャリアを心から応援していることを伝えるようにしています」
売上という短期的な成果は得られなくても、その後に「友人を紹介したい」という声をいただくことがあるそうです。
それは、大橋さんの誠実さが損得を超えて信頼された証です。
単なる情報共有で終わらせない。チームでの対話を通じて、最善の提案を追求します。
「数字の向こう側」にいる人生に関わる
数ある営業職の中で、大橋さんが人材紹介という仕事を選んだ理由。
それは「数字の向こう側の人生」に関われる仕事だからです。
「入社したばかりの頃、『売上のために求職者の背中を押さない』ことを教えていただきました。この考え方は今も変わりません。求職者が自分の意志で入職を決められることが何よりも大切なんです」
入職後のフォローアップで「おかげさまで毎日が充実しています」と言われた瞬間。
その言葉こそが、この仕事のやりがいだと大橋さんは語ります。
誠実さを軸に、これからも寄り添い続ける
売上目標の達成と、求職者の幸せな未来の実現。
この両立を追求する姿勢こそが、大橋さんが仕事を楽しめる理由です。
これからも求職者の伴走者として、一歩踏み出す勇気を持てるよう、肯定的に関わり、共感的に理解する姿勢で、一人ひとりのキャリアに寄り添い続けていきます。