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こんにちは!Key-partners採用担当です。
今回はKey-partnersの現在の事業について、代表取締役である庭山にお伺いしました。数ある採用サービスの中で、なぜSNSに着目したのか。SNSでの採用マーケティングを行う意義や、何を目指しているかについてご紹介します。
大手企業にはどうしても勝てないー
中小企業の採用成功のために始まった事業
ー最初に、現在Key-partnersで行っている事業内容について教えてください。
Key-partnersは求人媒体やメディアといった通常の採用手法での集客に苦戦している企業様に向けて、SNS動画を活用した採用マーケティング支援を行っています。
ー求人媒体など様々な採用手法がある中で、なぜSNSを選んだのですか?
私は元々リクルートグループのIndeed出身で、企業様に対して求人サービスを販売していました。父親が中小企業の経営者であり、中堅・中小企業への支援に関心が強く、Indeed時代も中堅・中小企業への支援を多く行っていたのですが、大手企業と比較してなかなか採用が決まりづらくジレンマを感じていました。大手企業は予算をたくさん割けるので応募が集まりやすいのですが、中堅・中小企業の場合は大手企業ほど予算を組めず、広告を出稿しても大手企業に負けてしまうことが多いです。また、仮に同じ金額を使ったとしても、大手のネームバリューに勝てなかったり、待遇面で勝てなかったりと、どうしても大手企業と比較すると応募総数が集まりづらい、結果採用になかなか繋がらない状況にありました。
ただ、よくよく考えたらそれって当たり前なんですよね。同じプラットフォームの中で大手企業と戦わなければならないわけです。給与面や待遇面、ネームバリューでは勝てない、予算も大手より割けない。どうやって勝てばいいの?という話になるじゃないですか。きっと求職者が動いたタイミングで同じ土俵(求人媒体)で戦い続けてもこの先勝てないだろうと感じて。それであれば、転職活動に踏み切る前の人たちにリーチをかけて、少しずつ企業のことを知っていただき興味関心を高めることができれば、いざ転職しようと思った時に選んでもらえるんじゃないかなと。そこでSNSの可能性に気づきました。
ー確かに、転職活動前からアプローチすることができれば、同じ土俵で戦わずに勝つことができますね。SNSに着目したきっかけは何だったのでしょうか?
元々「マーケットの負に対して挑戦したい」という想いが強かったんですよ。既得権益のマーケットに何か一石を投じたいという想いを持って起業をして、まずは採用コンサルティング事業からスタートしました。そこから紆余曲折あって経営者交流会の企画・運営も手がけるようになったのですが、当時インターン生にFacebookやX(旧Twitter)を使って経営者の集客をしてもらっていたんです。その経験からSNSで人を集客できることが分かり、「これは採用にも使えるかもしれない」と閃いたんです。当時は別の会社で役員も務めており、その会社で人材紹介事業の立ち上げを行ったのですが、その際にもSNSで転職希望者の獲得ができたので「これはイケる!」と自信を深めました。そこからTwitterを活用した支援をスタートし、そして今の動画マーケティング事業に繋がっていった、という流れです。
ーKey-partnersが支援した企業の中で、実際に採用につながった事例があれば教えてください。
2022年の10月頃から今のビジネスモデルを開始したのですが、この事業を伸ばすきっかけになった企業様が2社いらっしゃいます。
一番最初にご支援させていただいたのが羽田空港近くにある100周年を迎えた材木屋さんでした。その企業様では20代の若手採用にずっと苦戦していたのですが、SNSを開始して1年で20〜30代前半の若手社員が17名も採用できたんです。その企業様からは「Key-partnersに頼んでいなかったら、こんなに組織が若返っていなかったと思う」と仰っていただきました。
もう一つは、ペット事業を中心に関東で店舗展開されている企業様の事例です。月の求人広告予算は変わらず、SNSを当社でご支援させていただいた結果、1年間で応募数を前年度の3倍にまで増やすことができました。 求人メディアとセットでSNSを運用することで、実際に応募数を増やせたり入社に繋がったりといった実績を出せたので、「あ、これはいけるぞ。」と益々手ごたえを感じていきました。
ちなみにありがたい事に、2社とも、2年半以上経った今でもご支援を続けさせていただいております。
実は採用だけじゃないー採用成功の先に起こる変化
ー採用成功につなげるために、サービスを展開される上で大事にしている点はありますか?
少し概念的な話になりますが、今の採用マーケットは中小企業への負担が大き過ぎるなと感じています。私がずっと違和感を感じていたのはその部分で、大手が過度に優遇された既得権益が個人的にはあまり好きではないんです。当社はパーパスに、「次世代のための経済貢献」を掲げています。実は娘の名前を会社名に入れさせてもらっているくらい、次の世代への貢献意識が強いんです。子供たちが将来大人になってビジネスシーンに入ってきた時、少しでも良い環境にできているか、そこは我々ミドル世代が頑張らなければいけないことだと思うし、次の世代に納得のいくバトンを渡すこと、これが事業を行う上で至上命題だと個人的に解釈してます。
またミッションとして「困っている人を助ける挑戦」を掲げています。どの産業にも少し光が当たりづらい部分、極端な言い方をすると「負」の部分があると思います。今の採用マーケットはそのバランスが特に悪いように感じていて、その「負」に対し、中小企業も本質的な努力を行えばちゃんと採用マーケットでも勝てると信じて、日々業務に取り組んでます。
ただし、SNSを活用したら何でも上手くいくかと言うとそうではない。ちゃんと企業が大事にしているカルチャーやブランディングを毀損しないようにするということを当社では大切にしています。同じ業態であっても、会社が違えば雰囲気も大きく異なるので、その会社様の「らしさ」を大切に、雰囲気を崩さないように気をつけています。例えば、上下関係がしっかりされている会社なのに、最近SNSで流行っている「後輩が先輩に生意気なことを言う」といったコンテンツを作っても後々絶対にミスマッチになりますよね。「アカウントが伸びれば何でもあり」という考えを当社は良しとしていないんです。
企業カルチャーが崩れないようにしながらも、どうしたら本当に見てほしい情報を届けたい人に届けられるか、「いいね」と思っていただけるかを大切に、動画マーケティングの運用をさせていただいています。
ーSNSを運用することで、採用以外に何かポジティブな変化はありますか?
そうですね。動画コンテンツで「次は社長に出てもらいましょう」や、「新卒一年目の業務内容を紹介しましょう」といった”企業様の実態や中身が分かるコンテンツ”を企画して投稿していくと、外の影響だけでなく社内でも効果を発揮していく傾向があります。SNSの動画が社内コミュニケーションツールになっていくというか、そういった効果です。当社は全ての企業様で従業員さんに演者として出てもらっているのが特徴なんですが、最初は頼まれて渋々撮影に参加した方でも、自分が動画に出るとやっぱりどれぐらい反応されたか、どんな反応があったかが気になるわけですよ。それで動画が伸びると、「この前の動画で◯◯さんが出ていたね」といった形で社内で会話が生まれるんです。少し誇らしげになったり、そうするとまた次回の動画出演もご快諾いただけたり、双方にとって前向きになっていく要素もSNS運用において副次的な効果だなと思います。
ーSNSを運用することで、今いる社員同士でコミュニケーションが生まれる効果も起きているんですね。
まさにその通りです。また、そういう状態に持っていくまでが勝負だとも思っています。運用を開始してすぐは「SNSに出たい」と言ってくださる従業員さんはほとんどいないことが多いです。大体どの企業様でも「誰から出る?」といった状態からのスタート。やはり皆さん、最初は抵抗があるのですが、徐々に撮影や動画投稿を行いながらお客様の社内で仲間を増やしていって。で、あるところを突破すると、社内でSNSの市民権が得られて、動画に立候補して出てくれる方が増えてきたり、「次はこの人が良いんじゃないですか?」と紹介していただけるようになったり、さらには「今度一緒に出ようよ」と周りを巻き込んでくださったり…という流れが起こるんです。そこまで行くと、社内で「あの動画面白かったね」というふうにコミュニケーションが活発になっていきます。SNSって外向けの発信ということだけに視点が行きがちだと思うのですが、意外と社内に対するエンゲージメント向上のような効果もあるんだなということに気づかされました。
ーそういった状態まで持っていくには、大体何年ぐらいかかるんでしょうか?
アカウントをゼロから立ち上げる場合、まずコンテンツを見ていただけるようになるまでに時間を要します。応募効果に反映され始めるのは、運用開始して3ヶ月後くらい、社内で盛り上がるのはさらにもう少し後くらい、といった感じです。
ちなみに当社では、コンテンツの企画から撮影、編集、アカウント運用までを一気通貫で行っているので社員が取材に行く機会が多く、取材のたびにどんどん社員の方々と仲良くなっていく傾向にあります。20代前半の社員がいつの間にか先方の社長に可愛がってもらっていた、なんて話もザラにあるんです(笑)。
ーそうなると、半年、一年でプロジェクトが終わるのではなく、もっと中長期的に関わることになりそうですね。
まさにその通りで、少し自慢話になってしまいますが、当社はSNSのサービスを開始した2022年10月から90%以上の企業様に継続していただいております。お客様と一緒にアカウントを育てていき、共に汗をかいて採用に結びつけていくプロジェクトになるので、そこは当社の強みでもあるかなと思っています。
ー継続率90%は高いですね!解約されずに支援が長く続いている秘訣を教えてください。
いくつかありますが、まず先ほどお伝えしたように、「動画がバズれば何でも良い」という思考が全くないんですよ。もちろん定量的要素も大切ですが、あくまで本質は「お客様を採用成功に導くこと」。SNSの数字が伸びるということにプラスして、社内で「やっててよかったね」と思っていただくことを両面で成立させることを大切にしています。そして成果を生み出すことにこだわりが強いので、当社は大切な要素を成立させるバランスがちゃんと取れているんじゃないかと思います。SNSは掛け捨てのような求人媒体と異なり、基本はデジタル資産として残るものなので、そういった細かい配慮やバランスが運用上とても重要になります。
これからは1⇒10フェーズへ。「神奈川イチ本質的なクリエイター集団」を目指す
ーサービスを開始して2年半ほど経ちますが、この2年半で会社としての立ち位置に変化はありましたか?
それで言うと、0⇒1のフェーズは抜けて、ここからは1⇒10のフェーズになるなと感じています。2年半前は私と業務委託だけの数名の会社だったのですが、今はトータルで20名以上に増えましたし、成功事例も沢山作ることができ、特に強い業界もできました。選択と集中をすることで、ここから組織がさらにスケールするビジョンも見えています。
ー今後のこのビジネスを成長させていくために、Key-partnersがこの先どこへ向かおうとしているのか教えてください。
当社が大事にしているスローガンに「共進共栄」という言葉があります。「共に進み、共に栄える」、お互い本気でやり取りすることでお客様と我々が一緒に成長していきたいという想いなのですが、今、それが少しずつ体現出来てきている実感があります。
この「共進共栄」の考え方を忘れずにビジネスに真剣に楽しく取り組みながら、ビジョンの「神奈川イチ本質的なクリエイター集団」の実現、そしてミッションの「困っている人を助ける挑戦」を体現し、さらに活動の場を広げていきたいと思っております。「共進共栄」は何も外だけに向けたメッセージではないです。共に頑張ってくれているメンバーも栄えていかないといけない、という解釈にもなります。つまり、会社だけが潤ってる状態、たとえば役員たちの羽振りが良くて従業員が疲弊してるという状態は全く本質的ではない。従業員全員に伝えているのですが、各ポジションでマーケットの平均年収よりプラス100万円以上を出せるような会社にまずはしたいというのが直近の僕の目標です。少しづつではありますが、従業員にもしっかり還元し、やりがいをより感じてもらえるような組織を共に作っていくことを引き続き実践していきたいと思います。
ーお客様だけでなく社員も栄えていくという、まさにWin-Winの関係を目指しているんですね。最後に、どういう人材に入社していただきたいか教えてください。
当社のバリューで「顧客視点・当事者意識・前向き」という3つの言葉があるのですが、この言葉を共に体現してくれる方だと嬉しいです!当社は「これまでずっと優等生でした」という人よりも、一癖も二癖もあるようなメンバーが多いのが特徴ですが、みんなとても一生懸命で、お客様にどうやって成果を返すかということを毎日頭で汗をかきながら前向きに取り組んでくれています。SNSマーケティング会社と言うと、なんだかオシャレでキラキラしているイメージに思われがちなのですが、実際はとても泥臭い会社です。そんな当社に少しでも楽しそう!一緒にやってみたい!一緒に成長したい!など、少しでもピンとくるものを感じていただけたのであれば、是非ご応募ください。お話しができるのを楽しみにしてます!
ーKey-partnersのミッション・ビジョン・バリューやパーパスに共感いただける方、当事者意識を持って企業と向き合うことを楽しめる方は是非ご連絡ください!ご応募お待ちしております。