- 2027年新卒エンジニア採用
- B2CプロダクトのPdM
- 2027年新卒ビジネス職採用
- Other occupations (19)
- Development
- Business
- Other
※掲載内容は2025年7月時点の情報です。
2025年7月1日、法人事業本部長として事業を牽引する中西 佑樹が、執行役員に就任しました。
ストリートミュージシャン、海外での起業、SaaSスタートアップ経営——。異色のキャリアを歩んできた中西が、次なる挑戦の舞台としてなぜGOを選んだのか。「直感」と「実行力」で道を切り拓き、入社からわずか9ヶ月で執行役員へと駆け上がった中西の「これまで」、GOのミッションに自身の使命を重ねて挑む「今」を聞きました。
中西 佑樹 執行役員 法人事業本部長
2008年に不動産会社にてプロパティマネジメント業務からキャリアをスタート。その後、2016年にはフィリピン・セブ島にて語学学校を創業し、グローバルな視野を広げる。2019年には日本のスタートアップにジョインし、取締役としてビジネス、コーポレート、人事部門など全社領域を統括。2024年10月よりGO株式会社に入社し、2025年1月より法人事業本部 本部長に就任。『GO BUSINESS』のさらなる成長と新規事業の開発に注力し、2025年7月より現任。
事業と組織を「1から創る」面白さ
── まずは、中西さんが統括する法人事業本部のミッションについて教えてください。
中西: 法人事業本部は、タクシーの請求書払いサービス『GO BUSINESS』のさらなる事業拡大を目指し、2025年1月、新設された本部になります。
2021年10月のサービス開始から現在まで、12,000社以上で導入いただき、導入企業からは「経費精算工数を80%削減できた」「利用データの可視化による透明性が担保できるようになった」といった多くの声をいただいています。
法人事業本部が掲げるミッションは、「移動を武器に、企業の未来を切り拓く」です。このミッションには、法人のお客様にとって移動が単なるコストや手間ではなく、企業の成長を促す「武器」として活用されるべきだという強い思いが込められています。例えば、コンサルタントの方が移動時間を気にせず戦略立案に集中できるようになったり、タクシーを移動手段とするビジネスパーソンの経費精算の手間がなくなり本質的な業務に時間を使えるようになったり。これら全てが「移動を武器にする」ことにつながると考えています。
足元では、このミッションの下に「ビジネスシーンにおけるタクシー活用を、企業成長の武器に」というビジョンを掲げ、まずは約6000億円と言われるタクシーのビジネス利用における市場をしっかりと攻めています。
さらに、私たちが定義する“移動”とは、タクシーや飛行機といった物理的な移動手段に留まりません。移動の検討から、手配、支払い、そして精算に至るまで、そのプロセス全体を“移動”と捉え、あらゆる手間や時間を軽減することで、企業の可能性を広げていきます。
── 入社から、わずか3ヶ月で法人事業本部の本部長、9ヶ月で執行役員に就任されています。入社後の取り組みについて聞かせてください。
中西:GOに入社後、まずは会長社長室に配属され、最初の3ヶ月間はメンバーと徹底的に対話を重ね、現状の課題分析と未来に向けた戦略を練り上げました。このプロセスで重視したのは、これまで事業を支えてきたメンバーを巻き込み、彼らが「自分たちで考え抜いた」という当事者意識を持つことです。これを機にチームは勢いづき、様々な指標が大幅に改善。直近ではチーム全体の目標を達成するまでに成長しています。
こうした定量的な成果に加え、この半年で複数名のメンバーが参画したことで、チームに厚みが増し、皆の力で「やりたかったこと」が次々と形になり始めた、という確かな手応えを感じています。
── 組織文化の創造という点で挑戦していることはありますか?
中西:GO全体としては大手企業の印象を持たれることもありますが、法人事業本部としては、よりスタートアップ寄りの組織を創っていきたいと考えています。
言うなれば、大手企業の安定基盤とスタートアップの成長意欲、双方の「良いとこどり」をしたチームです。新体制になったばかりのフェーズだからこそ、「自分たちの手で、事業と組織を1から創っていくんだ」という熱意のある方にとっては、非常に面白い環境です。大きな裁量を持って自分の力を試し、その可能性を開花させたいという方には最高の場所だと思います。
「直感」と「本質」の追求が、キャリアの原動力
── 中西さんのご経歴は非常にユニークです。多様な分野を渡り歩いてこられましたが、ご自身のキャリアについて、どのような考えをお持ちですか?
中西: 私のキャリアは、「面白そう」という自分の直感を信じ、すぐに行動に移してきたその積み重ねです(笑)。例えば学生時代。野球推薦で高校が決まっていたにも関わらず、ギターを弾く友人の姿に影響を受け、野球推薦を断ってストリートミュージシャンの道を歩み始めました。セブでの語学学校設立も同じ発想で、アメリカの大学院進学のために留学したのですが、良いと思える学校がなかった。「それなら自分で作った方が早いじゃないか」と起業しました。当時は「海外で事業を行えば、英語を必死で勉強するだろう」「起業も面白そうだ」くらいの軽い気持ちでしたね。
——その後、SaaSスタートアップの取締役を経験していますが、ここではどのようなスキルやマインドが培われたと考えていますか?
中西: 以前の私は感覚(右脳)が強いタイプで、論理的な思考(左脳)が弱く、物事を言語化するのが得意ではありませんでした。しかし、取締役として事業だけではなく、全社を統括する中で、いろんな壁にぶち当たり、とにかく左脳を鍛えました。感覚で捉えた事象を言語化し、その背景や因果関係を分析して、次のアクションにつなげる。このサイクルが回り始め、あらゆる場面での成長速度が上がったと実感しています。
また、物事の「本質」を掴むことの重要性も痛感しました。表面的な専門知識から入ると混乱しますが、本質から入れば、全ての知識が整理されて頭に入ってきます。この「本質」を掴む力は、歴史や過去の事例を学ぶことで磨かれました。物事の骨格はいつの時代もそう変わりません。歴史上の先人たちの思考法を学ぶことで、自分なりに物事を本質的に捉える力が格段に向上したと感じています。その結果、これまで感覚で捉えていたものが、実は本質に近いものだったという確信に変わり、それを言語化することで組織を動かす上での「再現性」も生まれたと感じています。
GOという「より高い山」とミッションへの共鳴
── 取締役退任後、GOへの入社ではなく、ご自身の会社で事業を立ち上げることも検討されたのではないでしょうか?
中西:そうですね、実際、新しい事業計画も作り込んでいました。ただ、私は人生でほとんど面接というものを受けた経験がなかったので、当初は転職の意欲はなかったのですが「良い機会だから」と軽い気持ちでカジュアル面談を受けてみたんです。それが予想以上に面白くて、気づいたら43社も受けていました(笑)。その中で、「どこかの会社に入るのも面白いかもしれない」と思い始め、最終的に「より高い山に登りたい」という思いに至りました。
── 最終的にGOを選んだ理由は何ですか?
中西:大きく分けて二つあります。
一つ目は、「ミッションへの共感と手触り感」です。GOは「移動で人を幸せに。」というミッションを掲げていますが、タクシーアプリ『GO』の浸透や、近年発表された自動運転への取り組みなど、着実に未来へと進んでいるという実感がありました。そして何より、友人や親戚、初対面の人からも「GO、使っているよ」と直接言われることが多く、自分の仕事が社会に大きなインパクトを与えている「手触り感」を得られると感じたんです。これはBtoB事業がメインだった私にとって、非常に新鮮な感覚でした。
また、少し話は逸れますが、私自身のミッションとの接続性も影響しています。私のミッションは「あらゆる可能性の解放」です。大学に進学しなかったことで、一度は「人生が終わった」と思ったことがありましたが、そんな私を拾ってくれた不動産会社の社長が、自身の可能性を解放してくれたという原体験があります。その経験から、私も誰かの、あるいは組織や地域の可能性を解放できるような存在になりたいと強く思っています。このミッションが、私の仕事の根底に流れる哲学なんです。
その想いと、GOの「移動で人を幸せに。」というミッションが深く共鳴したことも、大きな後押しとなりました。移動によって人の活動範囲が広がり、新たな出会いやビジネスが生まれ、人生が変わる。この点は、まさに「可能性の解放」だと感じ、全く違和感なく自分のミッションと会社のミッションを重ねて働くことができています。
── もう一つの理由についても聞かせてください。
中西:二つ目は、「会長の川鍋と社長の中島、その2人の視座の高さ」です。採用プロセスの中で、2人と話す機会を多くもらいましたが、彼らは私が見ていた景色の、もう一段、二段先の未来を見て経営をしていると感じました。
2人とも、遥か先の未来を見据え、そこにピンを立てて、全くブレずにずっとその未来について言い続けている。その信念の強さ、見ている時間軸の長さは、私にはないものでした。このような高い視座を持つ経営チームに加わることができれば、自分もより高みを目指せるでしょうし、面白い経験ができるに違いないと強く惹かれました。
「All GO」の視点。新執行役員としての覚悟
── 新執行役員としてどのような期待をされていると考えていますか?
中西:二つあって、一つ目は「法人事業本部長」として、私が管掌する事業、つまり縦のラインにおける結果責任を負うこと。法人事業本部としての結果に、明確にコミットしていきます。
二つ目は、会社全体を俯瞰する「All GO」の視点を持って経営そのものに参画すること。私が新しい風を吹き込むことで経営チームを活性化させ、そのレベルをさらに引き上げていくことが、期待されている役割だと認識しています。
── 「All GO」の視点において、中西さんの強みは何だと考えていますか?
中西:私はまだ入社して9ヶ月ほど。だからこそ、まだ組織の常識に染まらない社外の視点で「違和感」にアンテナを張ることができます。その違和感を的確に言語化し、変革につなげていくことではないでしょうか。
── 最後に、中西さんが描くGOの未来について聞かせください。
中西: 非常にシンプルに言えば、「移動で人を幸せに。」というミッションを実現することに尽きます。そのためにどのような手段を講じていくか、という解像度はこれから高めていく段階ですが、そこに向けて着実に前進していくのみです。
入社してからというもの、事業に手触り感を持って取り組む中で「移動」の持つ力のすごさを改めて感じています。人類の進化そのものが「移動」と密接に結びついており、移動手段が変われば社会の様々なものが変わるということを実感しているんです。
「社会を変える」と言うのは簡単ですが、GOではどのチームも、本気でそれを成し遂げようとしている。その意志を、日々、ひしひしと感じます。社員一人ひとりが「自分たちはこんなにすごい仕事をしたんだ」と胸を張れる未来を創出し、社会全体に良い影響を与えられる会社にしていきたいと思います。
■ 採用情報
GOでは、共に働く仲間を募集中です。
興味がある方は、お気軽にご連絡ください。