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プロダクト以外の、人々が“GO株式会社”という組織に触れるタッチポイント全て。これが、GOのコミュニケーションデザイングループが担っている領域です。
実際に活躍しているグループメンバーは、日頃どんなアウトプットをしていて、どんなバックボーンを持っているのでしょうか。
中村はドライバー求人サイト『GOジョブ』のリニューアルにおいて、コミュニケーションデザインとプロダクトデザイン、双方の視点を活かしながら貢献してきました。広く会話することを意識しながら、自分の専門だけに閉じず、当事者意識を持ってアクションすることを心がけています。
「今までは自分が主人公のRPGをプレイしてたけど、自分はもう勇者じゃない。魔法使いのように後ろからサポートしていく存在になりたい」
GOにコミュニケーションデザイナーとして入社して一年半。
ライフステージが仕事に与える影響、広く会話することの価値、小説作家からデザイナーを目指すことになったきっかけなど、様々な角度から聞いてみました。
中村 征人(なかむら まさと)
プロダクトマネジメント本部 デザイン部 コミュニケーションデザイングループ
保育ICTを提供する企業やシステム開発会社にてWebデザイン、コーディング、プロダクトデザインのスキルを活かしながら、マネジメント職を経験。フリーランスのデザイナー / ディレクターとして5年間活動していた経験もあり。GOではコミュニケーションデザインとプロダクトデザイン、双方の視点を活かしながら、ドライバー求人サイト『GOジョブ』をはじめとした様々な事業・サービスに貢献している。
目次
- 勇者から魔法使いへ、ライフステージの変化
- コミュニケーションデザインとプロダクトデザイン、その間でスイッチする日々
- GOのスピード感と、小説作家時代に気付いたデザインのスピード感
- 勇者から魔法使いへ、そしてまた勇者へ......?
勇者から魔法使いへ、ライフステージの変化
── 会社員からフリーランスへキャリアチェンジをしたきっかけ、そして再び会社員としてキャリアを歩もうと考えたきっかけを教えてください。
中村:ライフステージの変化です。結婚してから1、2年のときに家庭の状況に変化があって、オフィスへの出社が難しくなったんです。当時はゴリゴリの制作会社にいたので夜の12時をまわることもあり、自分が働く意味をもう一度考え直した結果、家族との時間を作るためにフリーランスとして働くことを決めました。おかげで状況は落ち着いたのですが、それから子供が生まれて、またさらに一段ライフステージが変化しました。
今までは自分が主人公のRPGをプレイしていたのが、自分はもう勇者じゃなくて、勇者(子供)を助ける魔法使いになったんだという感覚。子供にとって良い未来を創っていきたいという想いが強くなり、企業に所属することで広く・深く社会に関わりたいと考えるようになりました。
── ライフステージが変化したことで、企業を選ぶ基準は変化しましたか?
中村:社会課題の解決に取り組む企業に入りたいと思うようになりました。それも、業界のトップを走る企業。業界を牽引する立場でないと、本質的な社会課題の解決にミートするのは難しいと考えていました。GOは事業規模が大きく、社会に影響を与えられる企業。ここでなら、今自分がやりたいことが出来ると感じました。
若い頃はスキルベースで企業を選んでいたんです。「この企業に入ったらこのスキルが得られそう」とか。でも今の自分は主人公ではないので、子供の未来や事業のために、魔法使いのように後ろからサポートしていきたい。スキルは誰かを、何かを支えていくための手段だと今は考えています。
── GOへ入社を決めた理由を教えてください。
中村:転職活動をしていたとき、実はプロダクトデザイナーとしてGOに応募していたのですが、面接官はプロダクトデザイングループとコミュニケーションデザイングループ、それぞれのマネージャーの方たちでした。「プロダクトデザインとコミュニケーションデザイン、どちらでも活躍できる可能性がある」と言ってくださって、「どっちにしますか?」と聞かれたんです。僕としては、社会課題の解決に取り組むことができれば、どちらでもよかった。あくまでスキルは目的達成の手段であると考える組織の柔軟さに共感し、GOへの入社を決めました。また、「どっちもできるよ」と候補者に伝えるところに、組織としての度量の大きさを感じました。こういう企業は他にありませんでした。
コミュニケーションデザインとプロダクトデザイン、その間でスイッチする日々
── 『GOジョブ』リニューアルのプロジェクトでは、コミュニケーションデザイナーとプロダクトデザイナー、どちらの立場でも仕事をされていましたよね。
中村:プロジェクトの初期は、プロダクトデザイナーとして関わっていました。従来の『GOジョブ』はキャリアエージェントが介在する求人サイトでしたが、求職者と事業者それぞれがスカウト機能と求人検索機能で相互にマッチングするWebプロダクトへとリニューアルしたんです。
プロダクトが形になってくると今度は、「サービスをお客様にどう伝えるか」というコミュニケーションデザインを考えないといけない。今はプロダクトデザインとして考えるべきか?コミュニケーションデザインとして捉えるべきか?と常に思考が行き来していました。
── スムーズに切り替えられるものなのでしょうか?
中村:そこは難しかったです。精度が求められる場面ではジェネラリストではいけないですし。
コミュニケーションデザインは、ユーザーがプロダクトに入る前のことを考える。プロダクトデザインは、ユーザーがプロダクトに入ってからのUXを考える。プロダクトデザインの視点が必要な場面でコミュニケーションデザイナーの側面が出てきちゃったり......スイッチすることに慣れない時期がありました。ユーザーからするとプロダクトに入る前と後で一気通貫の流れがあるので、全部同じ目線でやれるはずなんですけどね。
数ヶ月にわたるプロジェクトの中で、自分の専門だけに閉じず、担当領域以外のことでも気づいたことがあれば積極的に発言する「=広く会話する」ことの価値に改めて気づくことができました。GOは専門性の高いメンバーがたくさんいるので、中途半端では通用しない場面もありますが、当事者意識を持って発言する姿勢が受け入れられる土壌があると思います。一方でスペシャリストに対する最大限のリスペクトもある。
── 広く会話しながら、広くアクションする姿が想像できます。
中村:どこかが滞っていて、僕がアクションすることで川の流れが良くなるのであれば臆せず動きます。適切にアクションするためにも、常に視野を広く持つことを意識しています。「自分が事業責任者だったら?」と考えることもある。視座を高く保つことで、自然と自分ができることの可能性も広がって、結果として事業に良い影響を与えることができると考えています。
GOのスピード感と、小説作家時代に気付いたデザインのスピード感
── 入社してから1年を過ぎて、GOへの印象は変わりましたか?
中村:600人規模の組織とは思えないスピード感と熱量で動いていることに驚かされました。GOは、プロジェクト立ち上げのときから90%くらいの速度でずっと走って、最後に120%のパワーで突き抜けるような感じですね。今まで在籍していたどのベンチャーよりもベンチャーだと思いました。
制作会社にいた頃は、プロジェクトの前半はゆっくり進んで、締め切りの数日前から徹夜し始める、という働き方でした。会社の事業スピードにそのまま乗れるのは、インハウスならではだと思います。
── GOのスピード感は、中村さんに合っていますか?
中村:すごく合っていると思います。
僕は大学生まで小説作家をやっていて、作品を公開するホームページを自作したことがデザインの世界への入口でした。
小説って短編ですら書くのに1ヶ月、2ヶ月とかかる。何かの賞に送るものを書くとなると半年もかかる。なので作品に対するフィードバックをもらうのはさらにその先なんです。けどデザインって2日で形になったりするんですよね。だからすぐにフィードバックをもらえる。そのスピード感の違いに、当時はかなり驚きました。
アウトプットからフィードバックまでのスパンの短さが肌に合っていたんだと思います。楽しくて、2日に1回ホームページのデザインを変えていました。フィードバックは、ポジティブなものでもネガティブなものでも、全部面白かった。それがきっかけで、社会人になったらデザインの仕事に就いていました。
勇者から魔法使いへ、そしてまた勇者へ......?
── お子さんの存在が仕事に与える影響について話されていましたが、お子さんの成長からの影響もありますか?
中村:子供が生まれたときは「子供にとって良い未来を創れる仕事をしよう」と強く想っていました。ところが、子供が成長するにつれて、当時の想いの輪郭が少しずつぼやけてきています。最近は、「子供がこれから歩くかもしれない道全体を少しでも良くできたら......」と思うようになってきました。僕が取り組んできたことが巡りめぐって、その子の人生のどこかでハマればいいかな、と。
一番上の子が小学校6年生なのですが、今では電車に乗って色々なところへ遊びに行っています。もう自分の人生を歩み始めているんですね。なので「今日何してたの?」としつこく聞かないようにしているんですけど、一方で、子供から何か相談されたときにちゃんと応えられるように準備しておかないといけないなと思います。
よく考えると、親と子供ってすごく年齢が離れていて、同じ時代を生きていても見えている世界が全然違うんですよね。この子の人生を導いてあげよう、というのもおこがましいというか。
── また中村さんが勇者になる可能性もありますか?ご自身の人生の主人公として、やりたいことをやろう、と。
中村:あり得ると思います。子供の未来にコミットするために人生のプランを選んできたけど、「あれ?このままでいいのかな?」みたいな。悩みますね、まだ答えが出ていないです。
── これからGOでどんなチャレンジをしていきたいですか?
中村:デザイナーとしてアウトプットする「前後」の領域に踏み込みたいと思っています。たとえば企画、リサーチ、マーケティングなど。作るだけでなく、「なぜ作るのか・どう届けるのか」まで考える。先ほど、コミュニケーションデザインとプロダクトデザインの間でスイッチする話をしましたが、スイッチせずとも一気通貫で考えられるようになれたらいいなと思っています。
※掲載内容は2025年7月時点の情報です。
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