こんにちは、101DESIGNです!
今回は「働き方改善について 第1回:【採用・MVV編】」の続編です。
弊社VPoE石田が2024年にイチマルイチデザインへジョインし、現在まで組織改善や開発組織づくりに携わってきた取り組みについてまとめた記事のご紹介です💁♀️
目次
はじめに〜経営と現場をつなぐ、情報の透明性への取り組み
前回は、2024年に直面した組織課題と、共通の指針である「MVVの再定義」についてお届けしました。
MVVを日々の業務で実践していくためには、メンバー一人ひとりが同じ情報をもとに考え、対話し、判断できる環境が欠かせません。
私たちが目指したのは、「経営陣だけが状況を知っている」「現場だけが課題を抱えている」という分断をなくすこと。経営陣と現場が同じ情報を共有し、共通の前提に立ってフラットに対話できる組織を目指した「情報の透明性」への取り組みをご紹介します。
情報ギャップが生まれていた背景
会社の規模が大きくなりプロジェクトやメンバーが増えていくと、どうしても経営陣と現場が日常的に接する機会は少なくなっていきます。
情報そのものが不足していたというよりは、「必要な情報が、必要な人へ、必要なタイミングで届く仕組み」が十分に整っていなかったことが、大きく2つの課題に繋がっていたと考えています。
課題1:組織全体へ情報が共有されにくい
当時は、業務に関する相談や意思決定の経緯などが、限られたメンバー間で完結する場面が少なくありませんでした。
本来はチームや組織全体で共有した方がよい、業務上のプロセスの背景まで限定された範囲で閉じてしまっていたため、「なぜその判断になったのか」を後から追うことが難しい状態でした。
結果として、同じ質問が繰り返されたり、特定の担当者へ問い合わせが集中したりと、組織の知見を活かしきれないロスが生じていました。
課題2:経営陣と現場の双方向で情報がつながっていない
現場で日々生まれるさまざまな課題や改善案が経営陣までスムーズに届くルートがなく、同時に、経営陣の意思決定の背景や考え方も現場へ十分に伝わっているとは言えない状況でした。
現場から経営陣への情報、経営陣から現場への情報の双方に改善の余地があり、私たちはこれを個人の問題ではなく、「情報が自然に流れる仕組み」が不足していると捉えて改革に着手しました。
仕組みによって透明性を高める、具体的な取り組み
1. 業務コミュニケーションのオープン化
業務上のコミュニケーションを可能な限りオープンな場所で行うルールに変更、相談や意思決定の経緯を共有することで、
- 誰でも判断の背景や過去の経緯をテキストで追える
- ナレッジが個人のなかに留まらず、組織全体へ蓄積される
- 困っているメンバーへ自然にサポートが集まる
大切なのは、業務上の情報を「組織全体の知見」として蓄積していくことです。
2. 「相談しやすい」文化と環境づくり
ルールを整備するだけでなく、「相談しやすい環境」づくりにも取り組んでいます。
- オープンチャンネルで気軽に質問・相談できる文化づくり
- 毎週定例全社ミーティングでの雑談会による「人柄を知るきっかけ」作り
- 半年に一度、福岡本社へ集まるリアルな全社ミーティングの開催
現在も色々と試行錯誤中ですが、部署や職種を越えたコミュニケーションを促進した積み重ねにより、以前よりも早い段階で課題を共有し、複数人で改善策を考えられる場面が少しずつ増えてきました。
3. 判断基準を「仕組み」として残す
業務で必要となる判断基準を言語化し、誰でも参照できる状態を作るための共通ルールを順次ドキュメント化していきました。
- 組織・カルチャー: MVV、行動指針、評価制度、オンボーディング資料
- 日々の運用: 日報・勤怠ルール、Slackガイドライン、ドキュメント管理ルール
- 現場の実務: 各種業務フロー、ディレクションフロー、開発ガイドライン
完成形を一度に作るのではなく、実際の業務を通じて改善を繰り返しながら、より実践的なガイドラインへ育てていくことを大切にしています。
さらに業務フローや役割、意思決定の流れについても整理・可視化を進め、「誰が担当しても一定の品質で業務を進められる状態」を目指しています。
情報の透明性がもたらした変化
こうした取り組みを続ける中で、組織にも少しずつ変化が生まれてきたと感じています。
- 情報・ナレッジへのアクセスが容易に: 必要な情報にすぐアクセスできるようになり、過去の判断の背景やナレッジが組織全体に蓄積されるようになった。
- チームを越えた自発的なフォローの活性化: コミュニケーションがオープンになったことで、チームを越えて自然に助け合える場面が増えた。
note公開の記事『Slackを分析したら、組織の“今”が見えてきた話』でも触れたように、私たちは組織改善においても、雰囲気や感覚ではなく「データや事実をもとに現状を把握すること」を大切にしています。
もちろん、これで全ての課題が解決したわけではありません。だからこそ現在も組織KPIを定期的に振り返りながら、改善を進めています。
コミュニケーションは、レビューや相談する文化の醸成を意識しています。
経営陣と現場が同じ情報をもとに対話し、お互いの立場や背景を理解しながら、より良い意思決定ができる組織をつくることが、本来の目的です。
おわりに
会社が成長し、組織が変化すれば、きっとまた新たな壁にぶつかります。組織改善には、これで終わりという「完成形」はありません。
だからこそ私たちは、「必要な情報が、必要な人へ、必要なタイミングで届く組織」を目指し、日々の改善を積み重ねています。
経営陣と現場が同じ情報を共有し、互いの立場を理解しながら建設的に議論できる環境を育てていきたい。それこそが、101 DESIGNの考える持続的な組織づくりです。
第3回では、この組織改善の流れの中で具体的に進めてきた「評価制度」「オンボーディング」「開発カルチャー」の具体的な整備内容について、ご紹介します🕊️
こちらの記事はダイジェスト版です!
🔗詳細はnoteに掲載していますので、よければそちらもご覧くださいませ
note版:101DESIGNの働き方改善について|第2回:【情報の透明性とコミュニケーション編】
また、今回の内容と関連する記事のご紹介です🌿
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