株式会社バカン / DX事業本部事業開発部協業開発チーム・プロダクトマーケティングマネージャー
静岡県島田市と避難所入所受付のデジタル化を実証 受付にかかる所要時間を2分の1に削減
■実証実験の概要 実施日 :2024年12月1日(日) 対象者 :島田市役所の職員と島田市民 検証内容:避難所入所手続きのデジタル化の実証 従来の紙の避難者カードへの記入を、マイナンバーカードリーダーやアプリ※のQR読み取りによってデジタル化し、その所要時間の検証を行った。 【検証結果】 情報登録済みのアプリからQRを読み取る経路では平均21秒で入所手続きが完了し、従来の方法の2/1以下の所要時間と最も短いことがわかった。避難者役に対するアンケートの回答集計結果では、「スムーズだと感じた」との回答は、新カードリーダーでは100%と全員がポジティブな反応を示した。アプリ※でのQR読み取りについても、93.5%と評価が高く、本実証から、所要時間の削減のみならず、利用者の体感としてもポジティブな結果となった。 また、今回用いた新たな方式である、避難所入所のデジタル化は、複数名が同時に避難所入所手続きが可能なため、大勢が同時に利用する実際の有事の際には、より効果の発揮が期待できる。 以前、豊島区役所とともに検証した、避難者の避難入所受付から避難者名簿のデータベース化まで一気通貫で行った実証では、従来の方法の14/1以下の所要時間となり、本アプリにて全工程を行うことでより混雑状況の改善に期待ができる。