立命館大学 / 経済学部国際経済学科
「Sorry」より「Thank you」を
大学1回生の冬、学部のプログラムで募集していたニュージランドの短期留学へ応募。これが私の人生初留学となった。 英語力が高かったわけでもない上に、ホストマザーの話すスコットランド訛りの英語はかなりクセが強く、ほとんど聞き取れず、大苦戦。。 ボディランゲージを積極的に使ったり、リアクションを大きくしてみたり。そんなこんなでようやくコミュニケーションが取れる日々だったが、自分の既存の枠を超えていっている感覚があって、それがまた楽しかった。 そして、この国で私は自身のカチコチに固まった価値観をぶっ壊す文化に出逢う。 「Thank you」色んな場所で、シチュエーションで聞いたこの言葉。そう、ニュージたちは誰かに何かをしてもらった時「Thank you^^!!」と満面の笑みでいつも言っていた。 「Sorry..」ではなく「Thank you」を。 この文化を私はとても好きになった。 「なんかすみません。。」ではなく、「ありがとう!」って、めっちゃ気持ちええやん!と。謙遜の文化も確かに素晴らしいが、感謝はそれを超えるものがあると感じた。「ありがとう」って言葉を受け取るとき、「すみません」を受け取る時よりも笑顔になれると思うから。それ以来、私は誰かが自分に何かしてくれた時は「ありがとう」と言うようになり、留学から9年経った今でもニュージランドで出逢ったその考え方をずっと大切にしている。