谷孝 政哉

HAL東京、大阪、名古屋の全学生が決められた制約の中でゲームを作り、一番を競い合うコンテストの一番良い賞。 ゲームはコンソール画面(文字だけの画面)で作らなければならず、使える文字色も8色程度でグラフィック的にかなり制約がある。 使えるのは文字のみのため、画像を表現するには■のような文字をドット絵のように色を変えて並べる必要があった。画面を動かすためにはどうするのか？描画した文字を消し、新たに文字を書き直すことで実現する。この書き直しの処理がかなり重く、1フレームを描画するのに0.5秒はかかるため、ゲームとして成立させるためにはかなりの最適化が必要だった。 使用言語はC++だったが、classやtemplateなどC言語に無い機能は使えないという制約もあった。つまり実質C言語でコードを書かなければならず、これもかなりきつかった。 自分は東方好きだったのもあり、縦スクロールSTGを作った。敵も動くし、弾も動くし、背景も雪が降ってたりしてアニメーションするしで、普通に描画するとゲームにならないため、かなり描画の最適化に時間をかけた。朝家族とご飯を食べたら、すぐに2階にかけ上がって夜までゲーム作りに熱中した。コードを書いてビルドを手を擦り合わせながら今か今かと待っている時間が楽しかった。そんな思い出の賞です。