サンインテルネット株式会社 / 営業企画部
返品や滞留在庫は、置き場所だけでは解決しない
返品品や売れ残った在庫、販促後に残った商品、季節が過ぎた商品、B品などが発生した時、まず必要になるのは保管場所です。 一時的に置ける場所がないと、現場や事務所、店舗、倉庫の一角に物が滞留してしまいます。 ただ、置き場所を確保するだけでは、根本的な解決にはならないことも多いのではないかと思います。 返品品や滞留在庫は、ただ保管されているだけでは、次の流通には戻りません。 状態を確認する。 数量を確認する。 破損や汚れを確認する。 再販売できるものと、再加工が必要なものを分ける。 ラベルを貼り直す。 梱包を整える。 出荷先別に仕分ける。 必要に応じて、再資源化や別ルートへの出荷につなげる。 こうした工程があって、初めて「もう一度動かせる在庫」になるのだと思います。 物流の役割は、商品を預かって出荷することだけではありません。 動かなくなった在庫を、もう一度動かせる状態に戻すこと。 現場に滞留しているものを整理し、次の行き先を持たせること。 通常出荷とは違う流れを、無理なく運用できる形にすること。 ここにも、物流会社が関われる余地があると感じています。 もちろん、すべての商品を同じように扱えるわけではありません。 食品、雑貨、資材、販促物、返品品、B品、再資源化前のものでは、確認すべき条件も、保管方法も、出荷先も変わります。 だからこそ、単に「保管する」だけではなく、対象物の状態、数量、期間、次の行き先、必要な作業を整理することが大切になります。 返品や滞留在庫は、置き場所の問題に見えて、実際には運用設計の問題でもあるのかもしれません。 倉庫を、ただ物を置く場所としてではなく、在庫をもう一度流通へ戻すための中継点として考える。 そういう視点で、リバース物流や循環物流の役割をもう少し深掘りしていきたいです。