ランニングホームラン株式会社 / CCO(chief concept officer)
問いの力で採用体験を再設計。コクヨの「(Q)reative」を体得する1dayワークショップを企画・設計
コクヨ株式会社は「自律協働社会」の実現を目指し、文具にとどまらず空間コンサルティングやオフィス環境まで、創造性あふれるソリューションを展開する企業です。2023年からは、社員一人ひとりの“問い”を起点とした発想を「(Q)reative」として採用ブランドの中核に据え、既存の枠にとらわれない事業・組織づくりを発信し始めました。 しかし当初、学生側からは「(Q)reativeな行動とは具体的に何か?」「仕事のどの場面でそれが発揮されるのか?」といった実感値の乏しさが課題として残っていました。そこで私たちは「(Q)reative」の思想を“体験”として落とし込むべく、ワークショップ型のインターンシップ企画に着手しました。 第一ステップとして行ったのは、「コクヨらしい問いの扱い方」の言語化です。新規事業を率いてきたリーダー陣へのヒアリングを通じて、“(Q)reativeな問いの発想の型”を抽出。そこから、「コクヨらしい新規事業の問いと発想」の16要素を導き出しました。 それらを基に、学生が“(Q)reativeの発想の型”を体得できるような1dayインターンシップを構築。ワークショップのタイムライン設計、マニュアル、ファシリテーション台本まで設計し、実施まで伴走しました。参加者からは「コクヨの思考の深さに触れられた」「企業理念が体験を通じて理解できた」と好評を得ており、採用ブランディングにおいても効果的な一歩となっています。