海渡 澤

社員ゼロ・売上半減という崩壊寸前の状態から、企業の「本音」を掘り起こし、V字回復を実現。池袋の名店『やきとん木々家』の再起を支えるため、ランニングホームランが提供したのは「自走ブランディング」──企業の法人格を可視化し、徹底的に対話・内省を行うことで、理念と現場の接続を図る独自のブランディング手法です。 新社長就任のタイミングで介入し、経営層・現場スタッフと複数回のセッションを通して、木々家らしさを定義するコンセプト「生の居酒屋」を策定。徹底的な清潔感、サービスへのこだわりなど、創業者の“行きたくなる店づくり”という信念を再言語化し、店舗運営のあらゆる判断基準を整えました。 コンセプト策定に加えて、ユニフォームや採用広報の刷新、スタッフ全員に配布する「名言ブック」の制作など、現場で体現できるカルチャーデザインも展開。コンセプトに魂を宿らせることで、組織が内発的に変化し、自走可能な状態へと進化していきました。 その結果、離れていた社員が戻り、新規採用も成功。赤字からの脱却、V字回復を実現したブランディング事例です。