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なぜ新卒で入社した大手人材会社を1年で辞めたのか(自己紹介含)

Photo by JESHOOTS.COM on Unsplash

Who am I ?


前回に引き続き、新人採用担当のあくせく日記というテーマで筆を執らせていただく。

といっても、今まで弊社の投稿をご覧いただいていた方は突然別人が投稿し、少し戸惑いを覚えたかもしれない。

なので今回は、私川岸の自己開示を中心にお話を進め、新卒で入社した会社を1年で退職した理由についても書いていければと思う。

軽い自己紹介自体は前回の投稿でもしたが、改めて今回の話に沿いながら自己紹介をさせていただく。


川岸 耕大

1996/09/29生まれ、愛知県出身

愛知→京都(大学)→愛知(就職)→静岡(転勤)→京都(転職)

幼い頃は一言で表現すると「やんちゃ」
家の壁に落書きをしたり、掃除の時間に箒をチャンバラして折ったり、天井にパンチで穴を開けたり…
やんちゃ伝説は数知れず…笑

そんな中、小学校5年生から兄姉の影響で塾へ入塾。
学校のテストでそこそこの成績をとれるようになるが、素行は相変わらず悪いため、一番タチの悪い生徒へ。

高校受験を目前にし、友人がラグビー強豪校へ入学したいという相談を受け、その想いに勝手に感動し、志望校変更を決意。

高校はラグビー一色。そのおかげか全国大会へチャレンジ枠として出場する代わりに模試の偏差値は40代前半。

高校で一通りラグビーを楽しんだが、計5回以上の手術を要する大けがをし、大学へ推薦で行くことが絶望的に。

ここでの想いが次章に。

結果浪人をし、京都の大学へ入学。

大学4年間、素晴らしい友人たちと真面目に不真面目な事をし、様々な経験をしたのちに「人事」という目標を設定。

就活は様々な働き方や業種を勉強するため、人材関係へ。

1年間学ばせていただいたのちに、人事の夢を忘れそうな自分に対して逃げられないように退職し、転職を決意。

紆余曲折あり、京都の人事に。


これが、私のこれまでの軌跡。
その中でも、パラダイムシフトを起こした高校3年生の受験期について次章に綴る。



他人のレールに乗っかる事でしか生きれない人生


この悩み、高校3年、受験期に私を襲った大きな悩みである。

幼い頃は親の提案に乗り、

小学校の頃は兄姉の進んだ道を通り、

中学高校の頃は友達の進むと決めた道に乗っかり…

大けがをし、大学へ推薦ではいけない。勉強しないと。志望校はどうしよう。と考えた際にようやく


自分には何もない


という事に気づくことができた。


実はこの悩み、ミレニアル世代(1990年代前半~2000年代前半生まれ)に多い悩みだとか。

この当時は空前の「自尊心教育」ブーム。


何をしても褒められて、簡単なパズルが解けるだけでまるで世界大会で優勝したかのように褒められる。


噓でしょ??


表現は誇張しましたが、本当の話です。

そのため、私たち世代は常に誰かに見守られ、何か私たちが傷つくことをしそうだと感じ取った場合、

その脅威を親がすべて取り去る。という事が日常茶飯事であったとか。


(ちなみに、そういう親のことを皮肉も込めて「ヘリコプター・ペアレント」と呼ぶことも…)


話が脱線したが、漏れなく私もそういう教育を受けてきたことを高校3年で知る(しかし、愛情込めて育ててくれた親には感謝してもしきれません。私自身も親になったらそういう教育をする気がします。笑)。




あなたの「ものさし」は何ですか?



レールに乗って生きていると知ってからは、


「自分とは何か?」


を必死に考え生きている。

だからこそ、様々な選択を日々迫られる中で、自分の中で「ものさし」を持って選択できるようになってきた。(まだまだ未熟で、ほぼほぼの選択を間違えるが…)


参考までに、私のものさしは


それで幸せになれるのか?


である。

幸せとは?については本題から少しずれるため、またいつか。



新卒の切符を1年で捨てる


さて、タイトル回収。

巷では、

「新卒は何があっても3年耐えろ」

と言われる。

就職活動でも


「新卒はとても大切!!人生を決める!」


なんてことを言われた方も多いだろう。

…合っている。間違いはない。

しかし、そのアドバイスを妄信するのは些か危険ではないだろうか。

社会人になった1年で価値観も考えも大幅に成長する。

その中で学生時代の思考で選んだ会社に3年いるのは場合によっては様々な機会損失につながることもあるのではないだろうか。

私自身、学生時代から人事になりたいという目標を持っており、そのファーストステップとして人材会社を選んだ。

しかし、1年が経過し改めて内省を行った際に、


未来の自分は人事という目標を叶えているのか、、、?


という疑問が生じた。
人事という目標は変わっていない。ただ、人事はおそらくやっていない。

なぜだろうか、それは


大人になった


からであると思った。
やりたいことがあっても、この会社にいれば生活も安定するし問題はない。

大げさにいけば、面白くない考えをするようになっていた。
それが自分の求める幸せなのか…?

そこに気づいてからは一気。すぐさま上長へ相談し退職。
どこまで自分の機微に気付けるか、自分を客観視できるか。それは人生を歩むうえでとても重要であると学んだ。

とはいえ!

私自身は前職に感謝してもしきれない。
社会に出たての私を育ててくださったのだから。

退職理由は様々あると思うが、せめてゼンシンは退職する際に気持ちよく卒業という形を全員がとれるような会社にさらにしていきたい。(これは個人の感想なので、所属する組織の想いと一切関係ないです。)



未来の自分へ



目標設定や自己分析で未来の自分の像を考えさせられると思う。

逆算的思考法というべきか、未来の自分のビジョンがなければなかなか今どうすべきかが分かりづらい。

なので、私自身も未来の像はある程度解像度を高く持っている。

ただ、やはり1番重要なのはあえて抽象的に

幸せか?

だと思う。私自身は。

人間、不幸せを追い求めて生きている人はいないだろうし、誰しも幸せになりたくて毎日を生きている。

だからこそ、その根源的な欲求は大切に。ただ、そのうえで高次の欲求は常に持ち合わせて。

Stay hungry, stay foolish

と某起業家がスピーチで言ったように。


川岸

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