M&A後の最初の2ヶ月と、次の3ヶ月に向けて
M&Aでグループに加わってから、まずは最初の2ヶ月をどう過ごしてきたか。そしてこれからの3ヶ月をどう位置づけて動いていくか。
今回そのことを整理して、そしてこうして残してみようと思います。
▶ 『【重要なお知らせ】GENEROSITY × MMT パートナーシップのお知らせ』
最初の2ヶ月:「サーフボード・プロジェクト」とは
8月から9月中旬までの約2ヶ月間、私たちは「サーフボード・プロジェクト」と呼ぶ取り組みを進めてきました。
これは、ステージアップに伴い、グループ全体で管理水準の引き上げが進むなかで強まる“管理の波”にただ翻弄されるのではなく、それを自分たちの成長に結びつけて乗りこなすためのプロジェクトです。
この期間、管理部と連携しながら定期的に会議を重ね、社内にも「管理意識」を浸透させるよう努めました。
時間の使い方や判断基準を見直し、営業部門とも情報を丁寧に共有してきました。
結果として、グループ全体との信頼関係を少しずつ築けてきたのではないかと感じています。
もちろん基盤を正しく整えていくことは大切です。
ただ、それだけでは単にルールに縛られて動くだけの組織になってしまいます。
大事なのは「笑顔で波に乗る」こと。
つまり、管理のための管理ではなく、前向きに、楽しみながらその仕組みを取り入れられる状態をつくることを意識しました。
次の3ヶ月:「攻めの3ヶ月」へ
こうした「守り」を整えたうえで、これからの3ヶ月(10月〜12月、または11月〜翌2月)は「攻めの3ヶ月」と位置づけます。
営業面においてしっかり成果を出していく時期です。
そのためのポイントはバックオフィスの効率化です。
採用、経理、社内フロー、これらが属人的に止まるのではなく、自動的にまわる仕組みをつくること。
たとえば、人材採用も私自身が奔走するのではなく、「自然とMMTらしい人が集まってくる」ような仕組みにしていきたい。
経費決済や日々のオペレーションも、仕組みとして回るように整える必要があります。
将来的に目指すこと
「サーフボード・プロジェクト」の本質は、単に次の成長段階に向けて管理体制を整えることではありません。 目指しているのは、自走する仕組みを持った会社です。
- 営業は、自動的に案件が流れ込む体制をつくる
- 採用は、自然と仲間が集まってくる組織にする
- 管理は、ルールに追われるのではなく、事業を加速させる仕組みとして機能させる
これが実現すれば、経営は一部の人に依存せず、3年後も10年後も安定して力強く進んでいける会社になります。
短期的に「売上を伸ばす」ことだけをゴールにするのではなく、将来の持続的成長の基盤をいま作っている、というのがこの半年間の意味合いです。
最後に
M&Aという大きな節目を経て、まずは“波に慣れる”2ヶ月間を過ごしました。
次の3ヶ月は、その波をしっかり乗りこなし、事業を加速させていきます。
この取り組みを通じて、MMTは「楽しみながら成長できる会社」「自走する会社」として、さらに進化していきたいと思っています。
株式会社MMT
代表取締役CEO
伊東 孝俊