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■転職のきっかけはいつも、不意にいただくDMである
私は現在6社目。
金融会社からネットサービスがやりたくてフルスピードに転職し、その後、サイジニア、Fringe81、IMJと代表やその会社のキーマンからDMで誘っていただき、色々と話し、考えて転職をしてきました。
エイシスもそうです。
代表の明石さんから、「SalesforceのMCって評判良いですか?MAツールの比較検討してて~」と不意にDMをいただき、「機能を使い切るなら~」と私が返信したことがきっかけでその後にエイシスの入社を決め、マーケティング部をはじめ、複数の部署の指揮を任せていただいています。
その不意にいただいたDMの日付が2018年9月。もうすぐ丸3年になります。
なので、この3年を振り返ってみるかと考えたとき、このタイトルが浮かんだので書いてみることにしました。
■エイシスとは(簡単に説明)
エイシスは、1994年設立、1996年よりECサービスを始めます。
2次元コンテンツのダウンロード販売の総合ECサイト「DLsite」と「Comipo」、クリエイターを応援する定額支援&クラウドファンディングサービス「Ci-en」、SMR専用アプリサービス「ZOWA」、声優事務所に収録スタジオ運営など、2次元コンテンツ全般にサービスやコンテンツを幅広く扱っております。
エイシスは、23年連続で売上高を更新し、27期の売上高は昨対比155%の250億円に成長と今年の5月末に発表いたしました。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000165.000042966.html
実はこの売上高250億円という数字、明石さんが25期~27期の3か年の中期計画として掲げた目標数字の1つでした。
結果として、24期90億円から、25期118億円→26期161億円となり、3か年計画の最終年度、27期に売上高250億円となりました。
この成長の加速はどうしてできたのか?
それは明石さんが、「石橋を叩いて渡る」ことから会社を脱却させたことにあるのではないか、と私は思っています。
※上記画像のテキストは、私の好きな本、「小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則 」の一説より
■「石橋を叩いて渡る」ことは悪いことではない
冒頭のDMの続きです。
「業績絶好調ですが、人手不足で困ってま~す。」
「明石さんの会社は個人的に興味関心が合ってしまうので、ちょっと転職も考えちゃう自分がいるのが逆に怖くてw」
「日程決めましょう。今から韓国フライトなので、また連絡しまーす!」
といったかたちで、やり取りをし、打ち合わせに行ったのが2018年10月でした。
当日はエイシスのマーケティングチームのメンバーとMAツールの比較検討の打ち合わせを行い、終わってから明石さんと食事に行きました。
「どう?うちに来ない?」
人手不足で困っているとDMでも書いてありましたし、私も興味があると伝えていましたので、その場でお誘いはあるだろうなと予測はしてました(苦笑)
以前にエイシスにサービスを提供したことがあるので、その際に良いサービスとビジネスモデルだなと思っていました。エイシスの主力サービス「DLsite」では、取り扱っている作品数が現在40万を超えています。
コミケなどのイベントでサークルさんや作家さんに地道にお声がけをし、出版社さんやゲーム会社さんに営業を行ってきた信頼をエイシスが20年以上積み上げてきた結果、独占・先行発売を数多く持つECサービスとして強固な「石橋」が出来ていました。
食事をしながら、明石さんはこう話を続けました。
「伸びる確信がある。リアルタイムでの施策と意思決定の遂行が必要で、攻め時に攻められない事を避けたい。」と。
組織としては石橋を叩きながらしっかりと渡ってはきているが、同時にもったいないと感じている。そのスピードでは他のサービスなどに取って代わられてしまう危機感を感じているし、明石さんは経営者として石橋の長さをしっかりと測っていて、これは走れると分かっていそうだなと、その話を聞いて思いました。
その後、私はマーケティングチームのコンサルとして関わりながら、私の目線で「石橋を測ってどのくらい走れるのか」をデータと施策結果を見ながらまとめ、私の中でも「この石橋はこれから5年は思いっきり走れる」と確信しました。
2018年12月にはエイシスに転職する意志を固め、2019年3月に入社しました。
■石橋を思いっきり走ってみた
入社後、マーケティング部を中心に、コーポレート部、コンテンツ部も見ながら、全体戦略と予算計画、広告と販促施策の見直し、人事評価制度の修正、採用におけるブランディングなど、色々と行いました。
そのあたりは、アナグラムさんに取り上げていただいた記事などでもお話しをしています。
「すべてはユーザー起点。コアで良質なコンテンツをどう世の中に広めていくか|老舗の二次元コンテンツEC「DLsite」GMの谷島貴弘さん」
「なぜ私がマーケターとして「Marketeer(マーケティア)」に掲載いただけたのか?」
率先して私が前に出て、転ぶなら私が最初に転べばいいやと、仲間と共に思いっきり走ってみました。そして、明石さんには見えていた3か年計画のゴールを切ることができました。
■石橋はまだある。でも、石橋の先の景色も見えてきた
エイシスはここ2年で200名近く仲間が増え、新しいサービスやコンテンツの提供もできるようになってきました。
私の中でも「この石橋はこれから5年は思いっきり走れる」と前述で書いた通り、エイシスの石橋はまだ走れる長さがあり、おかげさまで今期28期も走るスピードを緩めることなく成長できているのですが、走っていると段々そのスピードにも慣れ、周りの景色を見る余裕ができてきました。
そうなると石橋の先を伸ばしたくなる新しい土地があったり、架けてきた石橋も舗装したり、大きくしたり出来る部分に気づきました。
こういったものは不意に気づくもので、そうなると「石橋を作る」こともやっていかないともったいないと思うようになりました。
■石橋を作り、測り、走りながら、石橋を叩いて渡る
エイシスが会社としても、提供するサービスとしても、「ユーザーとクリエイターが楽しみながら幸せに生きていける社会にする」ことをかかげています。
まだまだやるべきことがいっぱいありますが、時間は限られている。でも、むやみに石橋を作ったり、無理に走っても石橋の先には行けません。
「石橋の先を眺め、石橋を作り・測り・走りながら、石橋を叩いて渡る」しかない。
一つ一つは出来てきた。仲間も増えてきた。これを同時にやっていけるんじゃないかと思っています。
明石さんも、おそらく同時にできると思っているんじゃないかなと。
エイシスは「石橋の先を眺め、石橋を作り・測り・走りながら、石橋を叩いて渡る」を同時に行うために仲間を募集しています!
全部署で募集中ですし、募集中以外の採用枠もあると思っています。
もちろん、サービスを利用する会員やユーザー、そしてサークルやクリエイターの皆様もお待ちしております!
ぜひ、エイシスとそのサービスをよろしくお願いいたします。