こんにちは!株式会社温故知新の辻村です。
温故知新では今年も26名の新入社員を迎え、礼文島にて入社式を実施することができました。
約10日間の全体研修を終えたのち、新卒研修を進めております。
「なぜ礼文島で入社式を?」
本当に、たくさん聞かれた質問です。
事業所を礼文島のみに置く会社を除いて、入社式を礼文島で実施している企業は日本で唯一なのではないか?と個人的には思っています。(違ったら教えてください、そしてぜひ仲良くさせてください。)
今回の入社式を礼文島で行った背景として、3つの目的があります。
①関係人口の価値創出
入社式と全体研修、そして実務研修までを礼文島で実施することで、新入社員が地域の文化に深く関わる機会を提供します。一時的な滞在にとどまらず、地域とのつながりを継続的に持つことで、関係人口を増やし、新たな価値を生み出していきます。
②地方共創への一助
礼文島でのホテル運営を通じて、地域資源を活かした観光振興や経済活性化に貢献します。新入社員が地域の歴史や課題を学び、実務研修を通じて新たなアイデアを提案することで、地域との共創を実現し地域との連携を強め、持続可能な発展を目指します。
③礼文島の“光”を再発見
温故知新は、旅の目的地となる宿をプロデュースすることを基軸に、その土地の魅力を発見する地域のショーケースとして展開しています。その土地の「光」を見つけることは、その土地に出向き、記憶に耳を澄ますことが大事だと考えております。今後、礼文島の地で従事するにあたり、新卒社員それぞれが礼文島の光を見つけ出していくことを目的にしています。
とはいえ新入社員の中には、礼文島で研修を行うことに不安を抱いている人もいるだろう、と考えていたのですが、新入社員たちは私たちが考えていた以上にアクティブに礼文島を楽しんでくれています。
休みの日には釣りをしたり、漁師の方や地元の方とお話したり、まだ雪の残る道でトレッキングを楽しんだり、海を眺めながらコーヒーを飲んだり、礼文島の食を楽しんだりと、様々な方法で礼文島の魅力を体感しています。
本当に頼もしい限りです。
礼文島の魅力を自ら探究し、体感する。
これから島に来るお客様に、自分の言葉で礼文島の魅力を伝えていく。
今回の経験を経た彼らは、これからの地域活性化を担う希望の芽です。
まだまだ至らない点も多いかと思いますが、暖かいご指導ご鞭撻のほどいただけますと幸いです。