私たちの「経営理念・ビジョン・ミッション」#02 | ディチャーム株式会社
前回のストーリーでは、当社の経営理念、ビジョン、ミッションに関してお話させていただきましたが、今回は経営理念の想い、ビジョン・ミッションを実現すべく奮闘してきた中での迷走や失敗を正直にお伝えでき...
https://www.wantedly.com/companies/www-dignitycharm/post_articles/1002975
当社ではかつて、新卒採用に力を入れていた時期がありました。
1名、2名から手探りで始まった新卒採用は、年々採用人数が増え、5名、10名、そして15名…と拡大をしていきました。
新卒で入社してくれた多くのメンバーが、現場や本社でさまざまな経験を重ね、力をつけ、どんどん成長していく姿を何度も見てきました。
しかしこの10年ほど、コロナの影響や組織や事業フェーズの変化とともに、採用の中心は「即戦力人材」へとシフト。
お客様や現場から求められるスピード感や専門性に対応するため、「入社後すぐに」活躍してもらえる人材の採用を優先してきた時期が続きました。
それでも、私たちは「もう一度、新卒採用に本気で向き合おう」と決めました。
その理由は、数を揃えるためでも、人手不足を補うためでもありません。
私たちが向き合ったのは、「この先の組織をどう育てていくのか」「その為には何をすべきなのか」という問いです。
当社の事業は現在、比較的安定した顧客基盤を持ちながら、さらなる成長と進化に向けて動き始めています。
現状の事業運営、拡大はもちろんのこと、5年後、10年後の未来を見据えた動きが必要なフェーズに入っています。
だからこそ、私たちは「いまの能力」だけにフォーカスするのではなく、
「これから先の組織の未来を共につくっていける可能性」に期待をしています。
過去に新卒のメンバーを多く迎えてきた私たちは、育成の難しさも面白さも両方経験してきました。
また、以下のストーリーにもあるように、「しっかり育てきれなかった」という深い反省もあります。
体制や育成の仕組みが不十分だったことで、多くの仲間が離れていった過去がある。
だからこそ、もう同じ失敗は繰り返したくありません。
日々の現場で、共に悩んで、考えて、試行錯誤をしながら、人も組織も成長していく――そんな関係性を、もう一度つくっていきたいと考えています。
現在、育成フローの見直しやナレッジの仕組み化にも本格的に取り組んでおり、
完璧ではないにせよ、「共に育つ、育てる文化」が確かに芽生え始めています。
新卒採用は、当社にとって完全に初めての試みではありません。
しかし、今のタイミングで迎える皆さんは、間違いなくこれからのカルチャーを一緒につくっていく存在です。
これからの組織をどう築き、育てていくのか。
どのような価値観を共有し、ビジョンやミッションを次世代につないでいくのか。
今回の新卒採用では、こうした問いに主体的に関わっていける方をお迎えしたいと考えています。
私たちが大切にしてきた想いや文化を受け取り、
自ら体現しながら、それを組織全体に広げていく。
そして、私たちの既存の価値観に新しい視点や問いを加えながら、
「これからの組織づくり」を一緒に進めていけるような方との出会いを、心から楽しみにしています。