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《コンテンツディレクター》知的なワクワクを引き出すコンテンツは「子どもの感覚」から生まれる ~ラボの仲間たち~

★弊社は、2022年12月14日をもちまして社名を【ワンダーファイ株式会社】へ変更いたしました。本インタビューは2019年2月掲載のため、文中の記載が旧社名となっています。

花まるラボの設立前から、代表川島の授業を講師として支えていた小川。7年間にわたり子どもを教えてきた経験と、子どもの心を掴んで離さない天性の才能を遺憾無く発揮し、子どもが本当に夢中になれるコンテンツの企画やデザイン、子ども向け授業、果ては動画教材のナレーションまで、マルチに大活躍中。

小川 紫有(おがわ しう) コンテンツディレクター
幼少期から習い事のシャワー(モダン・クラシックバレエ、書道、ピアノ、塾、ゴルフ)ですくすくと育つ。ふたつ以外はあまり好きじゃなかったのはここだけの話。大学では祖父の影響で好きだった日本中世史を専攻し、古文書とにらめっこの日々。花まる学習会で4年間講師アルバイトを続けるが、昔から子どもと遊ぶのが得意で、これがまさに天職。当時、弊社代表の授業で講師をしていた経緯で、代表からの熱烈なラブコールで2016年より花まるラボに参画。趣味は野球観戦、ギター、写真、工作、料理、史跡巡り、ディズニー、アニメ鑑賞と、源田もびっくりの守備範囲(そう、彼女はライオンズファン)。



大好きな子どもたちに関わりながら、彼らの意欲を引き出す。

現在の担当業務を教えてください。

知育アプリ「シンクシンク」など、弊社プロダクトのコンテンツ企画、製作、デザイン、出題ロジックのマネジメントなどを担当しています。また、週1回、花まる学習会の教室を受け持っていて、年中から6年生まで、50人の生徒に教えています(*)。これまでに携わってきた子どもは述べ1,000人以上になるとおもいます。

( *弊社は子どもの知的ワクワクを引き出すようなコンテンツを製作するスタートアップですが、大手学習塾「花まる学習会」から独立した経緯があり、社員の数人は子どもの感覚を常に持つために、同塾にて教室を受け持っています。)


花まるラボに入社した経緯を教えてください。

大学2-3年の2年間、川島(注:弊社代表川島も当時、花まる学習会に所属していました)の教室で講師を務めていたことがきっかけです。思考力を育てる教材をアプリで提供して、子どもたちの意欲を引き出すことで、世界から意欲の格差をなくしていく、というアプローチがとても魅力的でした。一般的な就活もしていましたが、自分は何をしたいんだろうと、悩んでもいました。
最終的に決め手になったのは、大好きな子どもたちに関わっていられること。あとは、なにより川島が魅力的で、この人の下で仕事がしたいと思ったことです。



子どもの思考を妨げず、コンテンツに没頭できるように。


その中で、コンテンツ企画や製作、デザインなどに携わるようになったのはなぜですか?

気がついたらそうなっていました!(笑)
子どもたちを7年見てきて、現場感だったり、子どもの感覚があるからかな?と思っています。
あとは、昔から何かをつくることが好きだったので、未経験でしたが、そういうことにも挑戦してみたい!と自分から言いました。


自分が生み出したコンテンツやデザインで、特に思い入れが深いものは?

シンクシンクのコンテンツ「ちかみちレース」ですね。私がコンテンツディレクターとしてはじめて担当した問題で、スタート地点から最短でゴールまでいける道筋を想像する問題です。



ところが、実際につくった問題をUnityで入力するのが恐ろしく大変だったのと、補助線のセンスが問われるような問題を考えるのに大苦戦。その期間中は、夢に「ちかみちレース」のキャラの犬(↑)が出てくるレベルで、どうしたらよくなるかを考えていました。

結果的にデザイナーとエンジニアの技術のおかげもあり、ポップでかわいい、子どもにとって取り組みやすいコンテンツになりました。シンクシンクの80種類を数えるコンテンツの中でも、トップクラスの人気コンテンツになっているようで、夢の中でまでも考え抜いた甲斐がありました。(笑)


企画や制作、デザインで心がけていることを教えてください。

大切なのは、子どもたちの思考を妨げるものがないか。問題やコンテンツそのものに没頭できるかどうか、です。また、難易度のステップにも細かく気を配ります。どこで思考のレベルを上げるか、とか。
自分自身も子どもになりきって、いつもイメージしています。


子どもたちに良い変化が起こると嬉しい。子どもを幸せにするつもりが、自分が幸せな気分に。

どんな時にやりがいを感じますか?

子どもたちに良い変化が起こったときです。自分が関わったことに対して、子どもたちがどんな小さなことでも成長していたり、良いアクションがあったりすると嬉しい。

入社2年目から、教室長とアプリの問題制作を担うようになったのですが、教えている教室の子どもたちが「(アプリで)次どんなもんだいがでるのか楽しみにしているよ!」「◯◯面白かった!」と、ユーザーとしての子どもたちの生の声が聞けるのが嬉しくて、子どもたちを幸せにするつもりが、自分が幸せな気持ちになっています。


▲小川のまわりには常に子どもたちが集まる


良いアクションって、例えばどんなものですか?子どもの成長を感じるポイントは?

「もう終わり?」とか、「まだやりたい!」とか、ポジティブな反応ですね。

成長したな、と思うのは、例えば「できない」って言っていたような子が、次の問題に自分から取り組もうとしたとき。大人は見守ってるだけで何も言わないのに、自発的に挑戦したときですね。
コンテンツの力で、そんな風に、子どもが自ら「やってみよう!」という気持ちを引き出せることを常に目指しています。


これから挑戦してみたいのはどんなことですか?

子どもたちが躍動するような、新しいコンテンツをもっと生み出したい!
具体的には脱出ゲームのような形だったり、絵本だったり…色々構想はあるんです(笑)。


未来の仲間にメッセージはありますか?

「教育」という枠にとらわれず、あらゆる視点から自分のやりがいを見つけられると思います。
何よりも、かわいいかわいい子どもたちに関われるのが(私にとっては)一番の幸せです。

子どもたちも、その周りの人も、そして自分たちもワクワクできるようなものをつくって行きましょう!素敵な新しい仲間に会えることを楽しみにしています!


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