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ウィルゲートで新卒から執行役員になった同期2人が語る”新卒世代へのメッセージ”

今回は新卒でウィルゲートに入社し、現在は執行役員として活躍する2人に対談をしてもらいました。
新卒世代に向けたメッセージなどもありますので、ぜひご覧ください!


Q:「新卒でウィルゲートに入社し、執行役員になった」というお二人ですが、どのようなプロセス・キャリアで執行役員になられたのか教えてください。

北林:よろしくお願いします。2013年にウィルゲートに新卒で入社し、人事部門に配属となりました。採用・人材育成・組織活性化・評価・広報・労務などを担当し、その後、事業開発部門に異動し、出版社と共同運営する新規メディアの立ち上げと運営責任者を経験しました。人事部門責任者を経て、2021年7月に人事部門執行役員へ就任し、2022年4月からは新規事業領域のセールステック事業部の執行役員をやっています。

新卒で入社してから3〜4年は人事の仕事をしていたのですが、元々経営に携わりたい気持ちがあり、経験の幅を広げたいという背景から事業にも挑戦させてもらいました。人事では管理部門として主に組織に目を向けることと、事業部門では主に社会・顧客に目を向けることで、求められる観点や必要になる資質が異なる部分も多く、さまざまな学びがありましたね。会社が自分のキャリア選択を後押ししてくれたことで、積極的にチャレンジをすることができたと思っています。

北林 写真

倉田:北林と同じく、2013年にウィルゲートに新卒で入社し、経理部門に配属となりました。入社後は経理を中心に、財務・経営企画・労務・基幹システム構築など管理部門の実務を幅広く担当していました。その後、2021年10月から経営管理部門の執行役員をやっています。

自分は経理を中心にそれなりに管理部門の経験を積んできましたが、管理部門の執行役員となると法務や情報システムなど、実務経験がない領域にも責任を負う必要がありました。執行役員という役職にチャレンジしたい気持ちはありましたが、本当にそのポジションが務まるかは自分としても会社としても半信半疑の状況でした。そのような状況のなかで管理部門の執行役員を社外から採用する選択肢もあったと思いますが、会社が「現在の自分」ではなくて「将来の自分」に期待して執行役員という役割を任せてくれました。チャレンジではありましたが、圧倒的な視野の広がりと視座の高まりを感じることができ、会社にとても感謝しています。

倉田 写真


Q:現在のキャリアに至るまでに経験した苦労や困難はありましたか?

倉田:1年目のときは右も左も分からない状態で、何をやっても上司から厳しいフィードバックをもらっていました。北林も同じ管理部門で仕事をしていたので距離感が近く、お互いの状況が見えていましたが、お互いに悪戦苦闘しながら頑張っていた記憶があります。ですが、社会人としての基本的なマナーや考え方などを一から教えていただいたので、その時期に身につけたビジネス基礎力は今の仕事にも活きていると思っています。

北林:自分は入社してから「失敗することが怖い」と思っていた時期がありましたね。ベンチャー企業に入社したからには「正解がないことに挑戦して、失敗から学ぶ」ということに挑戦したかったのですが、当時の自分は勇気もセンスもなくてなかなかそれができなかったんですよね…。

倉田:たしかに、隣の部門で一緒にやっていて、北林はちょっと苦戦しているなーと思って見ていた時期もあった気がするね(笑)その一方で、自分は6、7年目でマネージャーになってからは組織マネジメントの部分であまりうまくいかなった時期がありました。当時、人事部門の責任者を務めていた北林に相談し、メンバーを活かしながら「成果を出す組織づくりのためには何をすべきか」について色々とアドバイスをもらっていました。

北林:自分が思うに、マネジメントには画一的な手法はなくて、それぞれのメンバーに合ったものを見つけるために試行錯誤していくことが大事かな、と。私は当時、採用面接や社員からの相談を通して色々な考え方に触れる機会が多かったのもあり、そこで学んだことや感じたことを倉田に伝えていました。「同期に自己開示して何かを教えてもらう」ってなかなかできることじゃないと思うんですよね。うまくいってない状態を真摯に受け止めて、自己改善に目を向けられる点が、倉田に対して尊敬しているところです。


Q:1年目に戻れるとしたら、自分にどんなアドバイスをしますか?

北林:「本気で成功を目指していると時に失敗もあるけど、その時に本気で失敗を顧みるからこそ成長できるんだぞ」ということを伝えたいですね。当時は失敗を恐れて現状維持に終始したり、失敗を環境のせいにしたりするような考えを持っていました。結果が出ないことがダサいと思っていて、なかなか自分の失敗に目を向けられていなかったんですね。ですが、結果が出ないこと以上にその事実から目を背けてしまうことの方がよっぽどダサかったなと今では思います。本気で失敗を省みて、本気でリカバリーした先にこそ成長があるということを1年目の自分に伝えてあげたいです。

倉田:もし1年目の自分にアドバイスをするとしたら「そのまま続けてやれ」と伝えると思います。当時は上司に言い訳をして怒られることも多かったのですが、周りからのフィードバックは素直に受け入れてがむしゃらにやっていたなと思います。社会人になってからは今まで経験したことがないことばかりで、自分の常識はほとんど通用しませんでした。だからこそ、そのフィールドで活躍してきた上司や先輩からのフィードバックを素直に受け入れていくことが成長への一番の近道だと思います。

北林:たしかにそれも大事だよね。あとは「自分の担当領域に対して誰よりもプロ意識高く、突き詰めてやりなさい」ということも伝えたいなと思います。入社した当時は、ベンチャー企業に入ったんだから事業責任者とかの役職に早く就きたいって考えていました。ですが、一足飛びで責任者を担うことは中々難しくて、だからこそ自分に任された仕事に対してどれだけオーナーシップが発揮できるかが大事です。目の前の仕事に真摯に向き合い細部にこだわり続ければ成長もするし、見てくれている人もいて機会が広がっていくので、そこは心配しなくていいよと伝えたいですね。

倉田:そこに関しては自分も同じ意見かな。自分も経理の仕事をやっていて、一つひとつの業務にしっかりと向き合うようにしていました。経理の支払業務をひとつとっても、ただ支払い作業をこなすのではなく、「この請求書はどの部署で何に使った支払いなんだろう?」と疑問を持つことで、その部署や事業の理解につなげようという気持ちを持っていました。自分の仕事について誰よりも一番詳しくなることで、仕事をこなすだけでは得られない多くの学びがあるということを伝えたいと思います。


Q:お互いの第一印象を教えてください。

北林:倉田とは大学が一緒なんですよ。自分の方が内定が出たのが早くて、ウィルゲートへの入社を迷っていた倉田と自分の面談が大学近くで設けられたんですが、それが倉田との初めての出会いでした。年齢が自分のほうが2つ上だったこともあって、大学生の倉田はずっと自分に敬語を使ってましたね(笑)

倉田:たしかに、最初に会った時はまだ敬語だったね(笑)その時の面談で「なぜウィルゲートへの入社を決めたのか」について北林に話を聞きました。自分からの質問にとても真摯に答えてくれたのが印象的で、こういう内定者がいるならウィルゲートって良い会社なんじゃないかと思ったことを覚えています。この面談がウィルゲートを選んだ一つの理由になりました。

北林:2人とも、Web系の経験があったわけでもないし、遠方で会社でのインターンもあまりできなかったので、会社が用意してくれたタイピングとかExcelとかWeb制作の研修とか、競うようにとにかく必死にやっていた記憶があります。

倉田:そうだね、たしかにめっちゃ頑張った記憶あるね。2人とも最初はブラインドタッチとか全然できなかったけど、タイピングはめちゃくちゃ早くなったよね(笑)


Q:執行役員になった後も、お仕事をするなかで心がけていることや意識していることがあれば教えてください。

倉田:あるべき姿から逆算して考えるという「逆算思考」の考え方は強く意識しているポイントです。経営管理部門の執行役員として「会社としてどうあるべきか」「管理部門としてどうあるべきなのか」という観点で日々の仕事の判断をしています。

あとは、学び続ける姿勢を常に意識しています。現在は経営管理部門の執行役員という立場ですが、だからといって管理部門の全ての領域に関して専門的な知識を持っているわけではありませんし、経営を担う立場としては未熟な点も多々あります。そのため、自分自身が学び続ける姿勢を持つことでスキルを向上させ、その経験をもとにメンバーに成長機会を提供していける人間になる必要があると考えています。

北林:ビジネスパーソンとして「多様性」「相互尊重」ということをテーマに掲げて仕事をやっています。人それぞれの異なる資質を活かしてこそよいものが生み出されていくと思いますし、そういう組織の方が面白いじゃないですか。役職や職種は役割にすぎないので、常にフラットな目線でいることを心がけています。ウィルゲートは、新しい事業やサービスをどんどん生み出していく会社なので、社員のみんなにも大事にしてほしい価値観だったりもします。

また個人として、ビジネスパーソンとして10年目をむかえ、社内では役職も持つようになったので「上の立場の人にへつらわない姿勢と下の立場の人に驕り高ぶらない姿勢」を意識しています。該当領域についての深い知見や洞察を届けることが上司に対して果たすべき責任だと思っていますし、自分のメンバーの意見を尊重した上で決断や判断に反映させていくことが上司としての責任だとも思っています。そういう健全な関係性が機能している組織をつくりたいですね。

倉田:本当にその通りだと思う。もちろん上司とか部下の関係性というのもありますけど、役職は関係なしに、会社にとって正しいことを誰もが正しいと言える状況を作ることはとても重要だと思っています。それぞれメンバーが持っている知識や専門性を生かして、自分が正しいと思っていることをそれぞれが発信できる会社にしたいですね。


Q:役員としてWGでどんなことをしていきたいですか?

北林:できるだけ多くの『will』が大事にされて、その実現に向かって進んでいける会社にしたいと思っています。ウィルゲートは今までマーケティング領域を中心にサービスを展開してきましたが、中小企業の中にはセールス領域で困っている会社もたくさんあります。自分は、新規事業領域であるセールステック事業部の執行役員を担っているので、今までできなかった領域でベンチャーの可能性を広げることに挑戦していきたいです。また、そういった事業拡張の中で、社員の『will』が実現に近づいたり、メンバーの資質が輝く機会をつくっていきたいですね。

倉田:北林と似ている部分はありますが、会社を成長させるというのはもちろんのこと、メンバーを育てていくことに尽力したいと考えています。少しおこがましいですが、自分が管轄している経営管理部門のメンバーにはこれまで以上に成果を出してほしいですし、そのためのスキルを身につけていってもらいたいと考えています。メンバーが成長するための機会を提供できるように、自分自身も成長し続けたいと思います。


Q:お二人の『will』を教えてください!

北林:人生を通しての『will』は「若い世代の選択肢を広げること」です。聖人君子的な高尚なことを言いたいわけではないですが、「生きてるなら自分以外の人に価値を出したほうが良さそうだな」という気持ちはずっとあります。特に若い世代向けというより自分が進む道の選択肢に気付けていない人や無意識に選択肢を狭めている人の視界を広げるようなことに興味がありますね。自分の経験でもあるのですが、何も知らずに可能性を消すのはちょっともったいないですし、選択肢を広げたうえで勇気をもって選んだ道の方が進む力も増すと思うんですよね。

仕事を通しての『will』は「一人ひとりが夢や信念を持っていて、それを互いに応援しあえる場を作る」です。ウィルゲートのメンバーには自分自身の夢や信念を大事にしてもらいたいですし、誰かの夢が実現した時には全員でハイタッチできるような場所を作りたいですね。いろんな夢や信念が集まって、それが全体で一つの輪になっている場所を作ることにコミットしたいと思っています。

倉田:また北林にほとんど言われちゃいましたね…(笑)私の人生を通しての『will』と仕事を通しての『will』は同じなのですが、私の『will』は「関わった人たちみんなを幸せにする」です。会社の経営陣の一人として、管理部門の長としてウィルゲートに関わってくれている社員や社員の家族、そしてステークホルダーの方々たちに幸せになってもらいたいと考えています。自分が求められている役割を最大限全うすることで価値を提供し、関わる全ての人たちに「ウィルゲートがあって良かった」と思ってほしいです。


Q:最後にこれからの新卒世代へのメッセージをください!

倉田:仕事をすることに対してどのようなイメージを持っているかわかりませんが、おそらく皆さんが思っている以上に「仕事って楽しいよ」ということを伝えたいですね。自分のやりたいことや考えていることを、ビジネスを通して叶えていくことはとても楽しいことなんじゃないかなと思います。ウィルゲートは皆さんが持っている想いを応援し、全力でサポートする環境が整っていますので、臆することなく飛び込んできてほしいなと思います。

北林:これから、大企業に就職する人、スタートアップに就職する人、起業する人など、さまざまな道を選択していくと思いますが、正解はないので自分の選択に誇りをもってキャリアを歩んでほしいです。その道の中で、Z世代ならではの発想を活かす時もあるでしょうし、皆さん自身の固有の資質や興味を活かす場面もきっと訪れると思うので、その時にちょっとだけ無理して「できないかもしれないこと」に挑戦していけるといいんじゃないかなと思います。アラバスタでスモーカーが「泣く程くやしかったらもっと強くなってみせろ」と言っていましたが、いつか振り返った時に、背伸びして挑戦した経験が皆さんの仕事人生への誇りをちょっと高めてくれるのではないでしょうか。

和やかな雰囲気でのインタビューでした!ありがとうございました!

(取材・文/小町 撮影・編集/川口)

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