株式会社ウィルゲートに入る前
前職は500名規模の独立系のSIer(受託開発)で、新卒からエンジニアとして働いていました。私は子供の頃からプログラミングが好きで、大学でも情報系を専攻していたほどです。そんな風にエンジニア一直線ではあったのですが、ゆくゆくは大きなシステム開発やプロジェクト管理をしたいと思い、リーダーを目指していました。
そこは親会社をもたない独立系の会社だったので顧客も現場も様々で、私が担当していたのは金融系のシステム開発が中心でした。現場では、上司が急に辞めて新人のうちからチームを任されるなど、結構大変なこともありましたね。 そして、30歳の頃には15名規模の開発現場リーダーとして複数の開発プロジェクトをマネジメントできるようになっていました。当時のクライアントとの関係もよく、会社も安定して成長していて順調だったんですが、「人を集めて開発を回して、また次」という請負の仕事にだんだんと疑問を感じるようになってきました。
そこで「もっとエンジニアリングを活かせる会社」に転職しようと決意したものの、当時の私は「どの会社がどんな事業をやっているのか」といった知識がほとんどない状態でした。転職エージェントからの紹介で色々な会社を見たり、応募したりはするものの、ほとんどが大企業でイマイチピンとこない状況が続きました。そんな中、たまたま参加したWebベンチャー企業の採用セミナーでウィルゲートと出会ったんです。
当時のウィルゲートは、平均年齢26歳くらいで今以上に若い印象の会社でしたが、丁寧に作りこんだ資料や熱意ある説明が記憶に残り、試しに応募してみたというのが入社のキッカケです(笑)。面接を繰り返す中で、エンジニアとしての技術力よりも人を重視したスタンスに好感をもち、この人達と一緒に会社を成長させていきたいと思って、右も左もわからないWeb業界に飛び込むことにしました。
現在
ウィルゲートでは開発グループのマネージャーをしつつ、今期からは経営管理部門で事業の課題分析や施策立案を行っています。 具体的には、今期就任したばかりのGM(ゼネラルマネージャー)をサポートする形で、各チームのプロジェクトの計画や実績の取りまとめ集計、プロジェクト管理の仕組み化やツールの導入など全体のバックアップ的なことをしています。 環境を整えることで、若いメンバーのモチベーションが上がって、どんどん新しい技術や知識を身につけていくのを見ていると、この仕事にやりがいを感じます。
ウィルゲートでは以前、オフショア開発を行っていた時期がありました。その頃の私は4チームのリーダーを兼任して国内の開発をほぼ一手に引き受けている状況でした。そんな中で、メンバー同士の協調を大切にしながらも、自主的に動いてもらえるようにと苦心していました。 その頃一緒に頑張っていたメンバーがリーダーや技術責任者となり、事業部門の中核を担うなど頼もしく成長してくれたので、最近は本当に楽になりましたね(笑)。 今は直接開発をすることはほぼありませんが、これまでの社内の経験を活かし、事業推進という新たな役割を学びながら会社の成長に関わることができることは、とても新鮮で楽しく感じています。
株式会社ウィルゲートについて
ウィルゲートの特徴は、とにかく「いい人が多い」という一言に尽きますね。 会社の行動指針にもあるように、チームとして仲間を思いやる意識が強く、自分よりも相手、あるいはクライアントのことを優先して考え、困難なことにも向き合える人たちが多いと感じています。
前職ではとにかく成果を求められ、競争意識の高さや指導・指摘の厳しさが重要視される傾向にありました。ウィルゲートの場合は、社長をはじめ経営層が本気で社員を大事にしようとしていて、一人ひとりのプライベートも含めた『will』を実現できるような会社、文化を目指しているのが伝わってきます。 ウィルゲートに入社してから、私自身のマネジメントも、「メンバーに敬意をもって配慮する」、「成果が出せるようにメンバーをサポートする」といったスタンスに変わっていきました。
ウィルゲートの開発環境は、私が入社した頃から高スペック端末やデュアルディスプレイなどその時その時の最大限の配慮がされていましたが、常に働きやすい環境を追求していて、昨年にはより良い環境にすべくエンジニア全員のノートパソコンを最新のものに一新しました。そのおかげで、みんなで集まってハンズオン形式の勉強会をするといったことも当たり前にできるようになっています。
今後どういうことをしていきたいか
私自身のキャリアについては、以前はエンジニアリングの価値やレバレッジ力にこだわって、この分野を離れる事なんて考えもしませんでした。でも今は会社や事業をより成長させられるのであれば、周りに期待されることや、自分が必要だと思うことなど、どんなことでもとにかくやっていきたいです。
特に今期から経営管理部門を兼務して、CFOの広範囲の動きや管理部門の業務など学びが多くあります。固定された視野や範囲だけでなく、このような様々なチャレンジや経験は必ずどこかで活きてくるはずです。 会社はこれからもずっと成長していくので、その変化に適応し、一緒に成長していければ自分のキャリアも後からついてくる、くらいに思っています(笑)。
ウィルゲートのエンジニアはポテンシャルのあるメンバーがそろっていますが、まだまだ開発の成果を出し切れているとはいえず、歯がゆい気持ちになることもあります。これはひとえにマネジメントが未熟なことが要因であり、その役割を担っている私をはじめ役職者が変えていくべきところだと考えています。
今後はもっと一人ひとりの力を引き出して大きな価値に変えていけるような組織づくりをしていきたいと考えています。