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壁にぶつかった。そんなあなたに。

この記事は、WHITEPLUS Advent Calendar 2021 7日目になります。(以下、高見代理投稿)

こんにちは。事業企画・生産管理グループマネージャーのr_kato_wpです。
ホワイトプラスでは、主に生産管理や、アライアンス担当業務など、多岐にわたる業務に従事しております。

早いもので今年も残すところあとわずかとなりました。

会社近くの郵便局のポストがサンタクロースに装いをかえ、季節の移り変わりを感じます。ポストにただただパーツを貼っただけの感じ、僕は嫌いじゃないです。

悲しみを帯びた、つぶらな瞳で行き交う人々をただじっと見つめています。

個人的な話しとなりますが、年末といえば、そう、健康診断ですね。

各社、取り組みとしては様々かと思いますが、ホワイトプラスでは、毎年11月~12月に健康診断を実施しており、オプションも会社負担(上限あり)で実施可能です。

オプションも自由に選択でき大変ありがたいです。

今年は、『内臓脂肪CT検査』を実施してみましたのでご覧ください。


はい。限りなく、高度肥満寄りの『内臓脂肪型肥満』ということが証明されました。

赤(内臓脂肪)と青(皮下脂肪)の敷地面積が広いですね。スプラトゥーンのナワバリ勝敗画面みたいですね。のびしろですね。

暴飲暴食を続けた結果なので分かってはいましたが、正確に突きつけられると少しだけセンチな気持ちになります。

さて、ここからが本題。

私は仕事上においては、強靭な鋼のようなメンタル、自称【ハガメンタル】という特殊能力を有しております。

【メンタルが強い】と聞くと、”何かあっても折れることなく立ち向かえる精神力”のように思う方が多いと思いますが、ジャンヌ・ダルクのような精神力・主張は現代社会においてはToo Much。

個人としてが思う【メンタルが強い】方との差は、現代社会で起こりうる出来事の中で、心身ともに健康に生き抜くことができる思考の有無だと思ってます。

【メンタルが強い】=何も痛くない(感じない)ではありません。人並みに痛いし、傷つきます。泣いたりもします。無感情なロボットではないです。ただ、メンタルが強いと言われる方は共通して自分自身で消化する思考プロセスを有していると思っています。

こんな私(内臓脂肪型肥満)ですが、高校までは様々なスポーツに明け暮れており、私の人格形成に大きな影響を与えた幼少期のスポーツでの経験をもとに、”障壁”へ立ち向かう際の思考について少しだけお伝えできたらと思っております。

習い事・スポーツ遍歴

  • 野球 5歳(年長) ~ 18歳(高校3年生
  • 空手 2歳半 ~ 15歳(中学3年正)
  • スイミング 9歳(小3) ~ 12歳(小6)
  • ピアノ 9歳(小3) ~ 12歳(小6)
  • 英会話 9歳(小3) ~ 12歳(小6)

小学生の時は習い事に忙殺されており、苦痛でしかたない日々でしたがが、今思えば、本当に良い経験をさせてもらえていたと両親にただただ感謝です。

特に、【野球】&【空手】は今の人格形成に大きな影響があったと思います。

家族紹介

    • 元・商社のサラリーマン(現在はフラフラした日々を過ごす)
    • ヘビースモーカー(当時はマイルドセブンライト)
    • 何歳になってもお酒に飲まれるタイプ(お酒の飲み方は完全に遺伝しました)
    • 現役教師(まもなく引退予定)
    • 余計な一言がいつも多く、いつも家庭内の喧嘩の発端
    • 6歳離れており、幼少期は喧嘩に一度も勝てず(幼少期は憧れの存在)
    • 現在は、母と同じ道をあゆみ教育者
    • 現在、身長:181cm/体重:95kg
    • お酒で記憶を無くすことも多く、父親譲りのお酒に飲まれるタイプ
    • 現在は、お金にならない運動は一切しないと心に決めた2児の父

4人家族。両親共働きの環境ということもあり、野球(週5日)&空手(週4日)は託児所的な位置づけとして利用していたと母が自供してました。

少年野球は小学3年生~、空手は小学1年生からしか受入れしないはずなので、かなりのパワープレーで受入れるように頼み込んだらしいです。

【空手】での学び

出会い

私は、剛柔流空手という空手道の流派の道場に通っておりました。

松濤館流、糸東流、和道流と並び日本本土における空手道四大流派の一つとされるらしいですが、当時はそんなこと一切考えておらず、ただ家から近いという理由のみで通っておりました。

拳誠会(けんせいかい)
栃木県下野市|全日本空手道剛柔会 拳誠会道場
https://kenseikai-tochigi.net/


6歳離れた兄とともに、1歳くらいから道場にお邪魔していたらしく、その際、自らの意思で空手を『やりたい』と言ったそうです・・・が、そんなはずはなく、真相としては、ある程度歩いたり・おむつの頻度などがおちついた2歳半から託児所がわりに預かってもらっていたようです。

1歳の時の私は、今では考えられない純粋無垢な笑顔です。
こんなカワイイ私を、屈強な男どもしかいない空手道場にぶちこむとは我が親ながら信じられません。


空手での”障壁”

自分の意思ではないとはいえ、運動をすることは楽しく、また、年に数回ある昇級・昇段試験で評価が下され、人生で始めて試験を受けたのは空手でした。

昇級・昇段試験は、規定の『型』と、『組手』の大きくわけて2部で構成されておりました。簡単に言うと、『型』は、規定の動きを演武するもので、『組手』は相手と1対1の対戦形式で行う打ち合いをさします。

私は、『型』が不得意で、昇級・昇段試験においても『型』が理由で合格に至らないケースが多くありました。

一例までに、空手の『型』は以下。

  • 撃砕一(Gekisai Ichi)
  • 撃砕二(Gekisai Ni)
  • 砕破(Saifa)
  • 制引戦(Seiyunchin)
  • 三十六手(Sanseru)
  • 十八手(Sepai)
  • 久留頓破(Kururunfa)

『ちょっと何言ってるかわからない』と思ったあなた。
それが正しい感想です。僕も、わかりません。

人生初の挫折は、空手での昇級・昇段試験でした。幼稚園~小学低学年時代、周囲の同世代が昇級していくなか、自分が置き去りにされて悔しい思いを何度もしました。

何度目かの昇級試験の際、私を気遣ってか、母は恐竜博物館に連れてってくれました。その際、『自分のペースで昇級すればいいんだよ』と言ってくれ、その日から、周囲と自分を比較することがなくなり、気持ちが楽になったの覚えています。

気持ちが楽になって化石を触る手も滑らかですね。
(バスケ部でもないのに、なんでasicsのユニフォームを着てるのかは謎です。)


空手での戦績

日々の鍛錬もあり、結局、『型』は一定レベルには達しましたが全国で戦えるレベルにまでは成長しませんでした。

しかし、『型』がうまくなりたいと、基本を忠実に取り組んだこと、そして、小学生から身長170cm超で身体的に有利であったこともあり、『組手』が開花。

小学生高学年からは個人・団体で多くの大会で連覇。
中学2年生の時には、全国大会でも優勝することができました。
※国立代々木競技場の第二体育館での決勝は本当に楽しかった。


空手での学び・まとめ

世の中は競争社会ですね。負けたくないという強い思いをもって取り組んでいる方が多くいると思います。世知辛いですね。

競争に負ける時もあると思いますし、人生うまくいかないことも多いです。
時に寄り道や、失敗をしても問題ありません。失敗しない方なんていません。

当然、成長速度を上げる為の努力を怠ってはいけませんが、正しく、努力を続けたうえで、『自分のペースで成長すればいいんだよ』と自分に言い聞かせてみてみると、少し気持ちが楽になると思います。母には感謝ですね!

【野球】での学び

出会い

我が家は父方の祖父・父親が大のジャイアンツファンです。幼少期は、多くのスター選手がおり、ジャイアンツにとどまらず、選手個々を応援していた私にとっては非常に苦しい家庭環境でした。

ジャイアンツが負けると、父は信じられないほど機嫌が悪くなり、試合後、スポーツニュースでハイライトを見てはキレるを、幾度となく繰り返し、就寝をするという謎の観戦方法をしておりました。
(何度もハイライトは見なきゃいいのに・・・と心の中で何度も叫びました)

そりゃ、息子の帽子もジャイアンツになります(写真:真ん中)

そんな家庭環境、そして、6歳離れた憧れの兄が野球をやっていたということもあり、自然と野球を始めていました。今思えば、当時はそもそも他のスポーツの選択肢がない地域で、近所のお兄ちゃん方・同級生も男子は野球をするという地域性でした。

空手同様、身体的に恵まれていたこともあり、小学生~中学生までは、自分自身でも野球をするために生をうけた神童なのではないかと勘違いしておりました。ただただ天狗で、将来はプロ野球選手になることを疑わないという状態でした。

チームとしても強く、中学では副キャプテンとしてチームを支えておりました。
地区の大会で優勝した際の写真。褐色の肌で凛々しいイイ男ですね(一番右)

こちらもベストショットですね。強肩かつホームランを量産しており、打てる捕手として地域でも有名でした(検証しようがないので言っときます)


野球での”壁”

高校生になり、自分自身が甲子園の舞台に立つと疑わなかった私ですが、いくつも”障壁”にぶつかりました。おおきく以下3つ。

(母校の名誉の為フィクションです。すべて本当にフィクションです。)

①:強烈な上下関係

最近は、全く無いとは思いますが、約15年程前は高校3年生を『神様』として崇め奉る文化がありました。

『神様』の発言・決定は絶対であり、万が一破るようなことがあると、中間管理職の2年生集団により暗闇に引きずり込まれ教育をしていただくという、素晴らしい教えがありました。

また、1年生独自ルールがあり、参考までにいくつか。

  • 先輩に対しては、いつ・いかなる時でも視界に入ったら90°で頭を下げて挨拶をしなければならない
  • 階段の内側は神様が通る道なので、外側を歩かなければならない
  • コンビニに行ってはならない
  • カップラーメン・炭酸を摂取してはならない

というように、素晴らしい教えが多々ありました。
野球をしに入部したのに関わらず、何をしているのだろうと自問自答した日々を送りました。

※これらの文化は自分達が高校3年生の世代ですべて撤廃しました。高校3年生は人です。『神様』ではありません。

②:〆会♡

ご存じ、中間管理職(高校2年生)の方々による、夜の教育のお時間を〆会と言っておりました。文字通り、1年生が様々な失態により、〆られるお時間でした。

※当然、この文化も自分達が高校3年生の世代で撤廃しました。こんなもの何も生み出しません。

まもなく神様(高校3年生)が引退&定期での〆会が終了となるので、素晴らしい笑顔をみせていますね。


③:ケガ

プロ野球選手になりたいという思いで入った野球部ですが、高校2年生のときに肘を痛めてしまいました。

大規模な手術をするほどではないものの、庇いながら投げる事を繰り返しているうちに、”イップス”になり、思い通りのパフォーマンスを発揮できない症状になってしまいました。

あんなに大好きで楽しかった野球が、心のそこから嫌いになるのには、時間はかかりませんでした。

※イップス
心の葛藤(意識、無意識)により、筋肉や神経細胞、脳細胞にまで影響を及ぼす心理的症状です。 スポーツの集中すべき場面で、プレッシャーにより極度に緊張を生じ、無意識に筋肉の硬化を起こし、思い通りのパフォーマンスを発揮できない症状をいいます。

高校では多くの壁にぶつかり、心が折れてしまうこともありましたが、チームの仲間が支えてくれたことで高校3年間続けることができました。今でも集まれば、当時に戻ったようにバカな話しができる仲間を手に入れることができ、かけがえのない日々でした。

皆で明日に向かってますね。イイ顔してますね。


野球での学び・まとめ

人生、思いがけない不運や、理不尽な状況に唐突に置かれることもあると思います。
自分だけの力では、どうにもならない強い力に飲まれてしまうこともあるでしょう。

そんなときは、周囲に目を向けてみてください。

キレイごととかではなく、家族や同僚(仲間)がいて、支えてくれるはずです。
1人でできることには限界があります。『辛ければ、頼っていいんだ』と思うだけでも、見える世界が変わるのではないかと思います。

逆に、そんな状況におかれている方がいたら遠慮なく声をかけてあげてください。
私がケガをして自暴自棄なっているときに救われてたように、新たな一歩を踏み出せる方もいるはずです。

(ルーキーズみたいですね。野球って本当に良いスポーツなんです。)

最後に

自分自身の過去をここまで洗いざらい晒したのは今回が初。

いまの体型からは考えられない写真も多く、社内には驚いた方も多いかと思います。

根本的な課題への解決方法ではありませんが、真正面からぶつかりすぎるのではなく、内面的な心の置き所みたいな点を書いてみました。少しでもこの記事を読んで、”障壁”へ立ち向かう際のヒントになったら、うれしいです。

ホワイトプラスでは、多くの方々に支えられ本当に楽しく、充実した日々を過ごしております。

最後に、新卒1年目の時の写真を。まだまだ頭頂部は豊かな毛量ですね。
ブラックな環境に身を置いていましたが、顔にケーキを塗りたくられても笑ってますね。顔が気持ち悪いですね。


以上。

明日はCX推進グループのno_iさんの「『読みやすい文章』を作るために編集者の私が心がけていること」です。

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