世界が、就活が、大きく変わりだした。
就活生にとって6月1日は、政府の主導する就活スケジュールにより選考面接が解禁される日。
例年であれば、内々定に向けた最終選考に向かう学生たちをオフィス街で見かける季節ですが、今年からはそんな6月の風物詩にも大きな変化が訪れることになりそうです。
そこでまずは、大学生へのアンケートをもとに、様変わりする就活のリアルについて考えていくことにしましょう。
オンライン就活の浸透と、ミスマッチ懸念の拡大
コロナの影響により説明会を中止する、または採用活動を延期する企業が出てくるなかで、21卒の学生は前例のない就職活動を余儀なくされています。その象徴とも言えるのが、非対面でのWEB面接。
実際に、ウォンテッドリーが21卒の就活生80人から回答を得たアンケートでは、90%がWEB面接を受けたことがあると回答。昨年までの就活生とは異なりオンラインでの就職活動が当たり前の体験になるなかで、移動コストや感染リスクの少ない就活にメリットを感じている学生が多いようです。
しかしその一方で、オンライン完結の就職活動では企業・学生ともにミスマッチの懸念が拡大しているのもまた事実。実際に、今回のオンライン就活に関する意識調査では47%もの就活生が「会社の雰囲気がつかめず不安」と回答しています。
これまで、就職活動の動機形成において大きな役割を果たしていた対面コミュニケーションが困難になったことで、会社の雰囲気や人の熱量など、キャリアに関する重大な意思決定のための定性的な判断材料が得づらくなっています。
こうした状況を受け、オンラインでも自分に本当にマッチする仕事に出会うための「新しい就活様式」が求められているのです。
with/afterコロナの「新しい就活様式」とは
では、対面よりも情報が少なく、想いが伝わりづらいオンライン就活で、企業と就活生のミスマッチの不幸をなくためには何が必要で、何が不必要なのでしょうか。
その問いに対する1つの答えとして、私たちウォンテッドリーは以下の3点を特徴とする「新しい就活様式」を提言します。
「CASUAL」...オンラインでも企業と就活生がお互いに素顔で話せるカジュアル面談を。
「FLAT」... エントリーシートの提出や、志望動機の回答が必要ない、対等な立場でのマッチングを。
「YEAR-ROUND」... 就活スケジュールに縛られず、いつでもスマホやパソコンで話を聞ける体験を。
就職活動がオンラインに移行した現在もなお、学生にはこれまでと同じようにエントリーシートや履歴書の提出が求められ、企業の雰囲気をつかめないまま選考面接が始まるのが慣例です。しかし今回の調査では、90%の学生が「WEB面接の前にオンラインで
カジュアルに話せる機会
があると良いと思う」と回答。
いつウイルス流行の波がきても企業と就活生の出会いの機会が失われず、双方の正しい相互理解に基づいたマッチングを成り立たせるためにも、まずはお互いのことをフラットに話し、フィットするか否かを判断できるカジュアル面談の機会がいまオンラインでも求められているのです。
「#新しい就活様式をはじめよう」プロジェクトについて
そこでウォンテッドリーでは、with/afterコロナの時代における「新しい就活様式」に適合している企業とSNSのハッシュタグを通じて出会い、オンラインでのカジュアル面談に気軽に申し込むきっかけを就活生に提供すべく、35社の賛同のもと「#新しい就活様式をはじめよう」プロジェクトを開始し、1ヶ月の募集期間を経て72社の賛同企業が集まりました。
オンライン就活が当たり前の選択となりつつある今、Wantedly Visitを通じたココロオドル出会いを実現していくため、賛同企業ととともにカジュアルなWEB面談の普及を推進していきます。
賛同企業一覧(名称の50音順・7/10更新)
プロジェクト賛同企業の声
就活生が企業に合わせるというイメージの強い就職活動ですが、もうそんな時代ではありません。これからは企業、就活生が共にフラットに向き合う時代です。このような未曾有の状況で不安を抱える就活生を企業としてサポートし、生涯一度の就活生という体験がより良いものになればと思っています。お話ができることを楽しみにしています。
まさに採用の進め方をアップデートするタイミングだと思っています。今のような状況が良いとは決して言えませんが、距離による格差をなくすことができるチャンスでもあるのではないでしょうか。だからこそ、人事も学生も求職者も、上手く時代の変化に適応していけると良いですよね。皆で乗り越えて、オンラインとオフラインどちらの重要性も、改めて認識できればと思います。
当社ではコロナ以前からカジュアル面談、オンラインの採用活動を行ってきました。カジュアル面談は相思相愛の採用を行う上で、なくてはならないものだと考えています。コロナ禍で選考はすべてオンラインに切り替えましたが無事内定を出すこともでき、工夫次第で充分採用活動が行えることがわかりました。これからも新しい就活様式を取り入れてまいります。
BEENOSではもともとカジュアル面談や会社説明の場をオンラインでも行っており、遠方の方でも気軽に会社のことを知ってもらえる機会をつくっていました。選考の中だけではなく、カジュアルにお互いのことを知ることは非常に重要だと考えています。会社ページ等で公開していないこともお話していますので、是非オンライン面談を活用していただきたいなと思います!
さあ、あなたも新しい就活様式をはじめよう
Wantedly Visitでは現在、就職活動に取り組むすべての大学生向けにプレミアムプラン半年分の無償提供も行っています。
新型コロナウイルス感染拡大により就職活動の中断・延期を余儀なくされた21卒の大学生、そしてwith/afterコロナの時代に「シゴトの未来」を担うすべての若い才能たちが、「新しい就活様式」で運命のシゴトに出会えますように。
関連リンク
プロジェクトへの賛同について
プロジェクトへの賛同表明はTwitter投稿にて受け付けております。「#新しい就活様式をはじめよう」「#シゴトの未来」をつけ、募集や新しい就活様式に対する想いをTwitter投稿ください。ウォンテッドリーのTwitter公式アカウントより拡散させていただきます。
プロジェクトに関するお問い合わせ:pr@wantedly.com (3営業日以内に返信致します)
賛同企業への採用活動のサポートは20/6/30をもって終了いたしました。