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私が長期インターンに参加した理由 〜データサイエンティストを目指して〜

こんにちは!広報インターンの浅野です。

この記事は、1社で1ヶ月以上のインターンシップを経験したことのある方にインタビューし、長期インターンを通して実際にどのような経験ができたのか、その経験が自身のキャリア観にどう影響し、どのようなメリットがあるのかをまとめています。インターン経験者から聞くことができた生の声を発信していきます!

今回インタビューさせていただいた長期インターン経験者は、筑波大学大学院システム情報工学研究科社会工学専攻1年生の島田颯己さんです。島田さんは、人材系の会社でデータ分析のシステムを作るインターンに参加していました。なぜインターンを始めたのか、実際にどのような体験をしたのか、キャリアや働くことに対する考え方に変化があったのかをお伺いしました。

(筑波大学のキャンパス)

サークルとアルバイトに追われる毎日を変えたい


―島田さんは、今まではこちらのインターンに参画するまで長期インターンの経験はなかったとお聞きしました。なぜ、4年生の後半というタイミングでインターンを始めたのでしょうか。

それまでは就活中の1dayのインターンしかやったことがなかったんです。当時、4年生の夏まで就職活動をしていて。自己分析などで自分を振り返る機会があったのですが、思えば学部時代はほとんどサークルとアルバイトに追われていたなと思ったんです。もちろんそれも悪いことではないんですけれど、もっと勉強すればよかったなと自分の不甲斐なさに気がついて。

就活中もずっと就職しようか院に行こうか迷っていたのですが、結局就活をやめてインターンを始め、院に行くという決断を選びました。


―自分の経験を積むためにも、その決断を選んだのですね。

筑波大って東京から結構離れているので、就活やインターンがしづらい環境にあるんです。周りの友人を見ても、就活自体が遅れていたし、モチベーションも東京の学生に比べると低かったように思います。


―そんな中、なぜこのインターンに応募したのでしょうか。

ちょうどWantedly経由で長期インターンを探しているタイミングで、インターンのスカウトメールを貰ったんです。募集が自分が今学んでいる学問と合致していたので、実際に話を聞きに行ってみようと思いました。僕は今データ分析の勉強をしているのですが、データ分析を活用して社内の業務効率を上げる新しいプロジェクトを始めるというお話を聞いて、面白そうだと。そうやってここの会社のインターンに参画することになりました。

より効率的なデータ運用のためのシステム開発に携わる


―インターン先では、どのようなお仕事をされていたのですか?

手入力で処理していたデータを活用して、もっと効率良く営業先を決めたりできるようなシステムを作る、ということをやっていました。傾向を出すことで確度を高める仕事です。

インターン先は人材系の会社で、営業の方々が持ってきたお客さんのデータが膨大にありました。当時、データを運用する体制があまり整っていなかったので、営業の方がどこに電話をしたら良いかを決める際に、全部自分の経験や勘でやっていたので、改善していく必要がありました。

―それは重要なプロジェクトですね。

本当に始まったばかりのプロジェクトで、インターンを初めてすぐの頃は、ほとんどデータがあるだけの状態で手はつけられていませんでした。その上、それらのデータは色々な人が入力していて規則性がなく、分析できる状態ではなかったため、データの加工や処理というシステム作りの前段階の仕事が中心でした。なので、僕が在籍中に実際にサービスを回すところまではいかなかったんです。


―そんな中で、やりがいを感じたことや、成長を実感する瞬間はありましたか?

独学で学んでいたことが役に立った時は成長を感じましたね。「Python(パイソン)」というプログラミング言語をオンライン講座で学んでいたのですが、本当に実践の場で使えるのか不安だったんです。インターンでデータを分析するフェーズがあり、その時に持っている知識を応用することができたので、自分が学んできたことがしっかり身についているんだという実感を得ることができました。


―逆に、もっとこうすれば良かったということはありますか。

データ処理の業務をする中で、いつまでに終わらせるという明確な着地点やゴール地点を示されていなかったので、焦りもなくマイペースに仕事をしてしまったなと。だらだらとやってモチベーションが下がってしまう部分もあったので、自分なりにきちんと目標を設定すればもっと有意義な時間にできたかもしれません。効率良く生産性を高める工夫をあまりできなかったのは、大きな反省点ですね。

かけるお金と時間に見合うだけの経験が、インターンにはある


―インターンを始めて、何か意識は変わりましたか?

筑波大は立地的に、他の大学と交流する場がほとんどないんです。それに、交通時間や費用面を考えると、インターンをすること自体が負担で大変だと思っていました。そういった事情もあり、学部時代はほとんどサークルとアルバイトに明け暮れていたので……。

でもそれ以上に、インターンを通して他の大学生から刺激を受けたり、学校では触れないような現場にあるデータがどういうものかを知ることができたのが非常に良かったです。僕の他にもインターン生が20人くらいいて、その中のセールスのインターンの人たちがサービスを作って社員さんに発表しているのを見て、学生でもサービスを作れるのはすごいと思いました。この経験がきっかけで、また別の長期インターンに挑戦してみたいと思っています。


―データ分析のインターンの次はどんなことをやってみたいですか?

このインターンでやっていたのはデータの処理という地味な作業だったので、次はもうワンステップ上の仕事として、ユーザーが何を求めているかをデータから特定して、顧客を満足させられるようなサービスの開発に携わりたいと考えています。業界によって分析するデータの癖も変わってくると思うので、自分がどんなデータを扱って行きたいのかというのも見極めていきたいですね。

また、将来的にはデータサイエンティストとして企業の戦略にも携わって行きたいと考えているので、その市場をしっかり追って、キャリアを考えていこうと思っています。


―これからインターンを始める学生に、何かアドバイスがあればお願いします。

僕と同じようにサークルやアルバイトにやりがいを感じて、それを楽しむのももちろん良いと思うんです。一方で、一つの時間の使い方として、インターンを通して自分の働き方や、働きたい分野が本当に自分に向いているのか見極めていくのも非常に重要だと思っています。特に、僕みたいに都心から離れた学校にいる人は時間・コストがかかると思いますが、お金に見合うだけの価値があると思うので、ぜひチャレンジしてみてください!

おわりに

島田さんは大学で専攻していたデータ分析をインターンで実践し、データ処理や運用に携わる中で具体的なキャリアのイメージを得ていました。例えば、今後はデータ分析に携わり、将来的にデータサイエンティストとして組織の戦略にも関わっていきたいという目標を見つけていましたね。この話を聞いて、キャリアを考えていく上でインターンが重要な役割を担っていることを実感しました。

それでは次回もお楽しみにー!

Writing:Moeka Okada

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