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スタッフさんに輝き続けてほしい。想いを言語化し「STAFF START」をもっと良くする仕事

主力事業であるスタッフDXアプリケーションサービス「STAFF START」を軸に着実な成長を歩んでいるバニッシュ・スタンダード(以下、VS)。創業以来、徹底して店舗スタッフに寄り添ったサービス提供を続けています。

今回は、プロダクトマネージャー(以下、PdM)の猪首 充弘にインタビュー。主力サービス「STAFF START」の魅力や仕事のやりがいについて聞きました。

猪首 充弘(いくび みつひろ)
大学卒業後、国内最大手ECモールに出向し新規営業、開店支援、コンサルティングを担当。その後WEB広告代理店で自社ECへの売上拡大をメインとした広告提案やコンサルティング業務に携わる。株式会社AMSで既存顧客へのデジタルマーケティングサポートや新規製品プロダクトの開発まで幅広く担当し、2020年に株式会社バニッシュ・スタンダードに参画。新規事業開発、カスタマーサクセスの責任者を経て、2024年4月よりPdMに就任。

(聞き手:Corporate Design・大山 都子)

※本記事の内容は2024年5月公開時点のものです

EC運営側と店舗スタッフが仲良くなれる「STAFF START」に可能性を感じた

ーー本日はよろしくお願いします!まずは、猪首さんのVS入社までのキャリアについて教えてください。

大学卒業後にEコマース関連の営業職としてキャリアをスタートしました。国内最大手のECモールに出向し、主にアパレル業向けに新規営業や開店支援、コンサルティングを担当。3年ほど勤めた後に地元福岡のWEB広告代理店に就職し、自社ECへの広告提案やコンサルティング業務に携わりました。

その後、アパレル向けECソリューション事業を提供する株式会社AMSに転職。既存顧客に対するデジタルマーケティングサポートを軸に、顧客側と開発側の間に入ってプロダクト開発における要件整理や優先順位決めなどを行っていました。

実はこの時代からVSのことは知っていて、ベンダー側としては「STAFF START」をかなり導入していたんですよ。ECベンダーとして似たようなサービスは他にも扱ってきましたが、その中でも一線を画しているサービスという印象があって……。「STAFF START」を導入すると、スタッフさんの成果が可視化されて、ECの売り上げが伸びるという結果が得られているというのを目の前で見てきました。システムで会員連携や在庫連携を行うことで一元化を謳うサービスは他にもありますが、シンプルに「EC運営側と店舗スタッフが仲良くなれる」ツールはこれしかないと思ったんです。まだまだ出始めたばかりのサービスでしたが、事業の大きな伸びしろを感じていました。

もともと興味もあったところに代表の小野里から声をかけてもらった縁でVSに参画したんです。

ーーさまざまなご経験をされてきたんですね。これまでのキャリアでターニングポイントになるような出来事はあったのでしょうか?

今でこそPdMとしてものづくり側にいますが、もともとはシステムに関する知見はほとんどありませんでした。デジタル広告を運用する上でのタグの入れ方もわからない時代もあったほどです(笑)。プロジェクト上の技術的なことに関してはほとんどエンジニア任せになっていました。

その結果、担当案件で大事件を起こしてしまって……。ECサイトと連携することでポイントが使えるようにするプロジェクトだったにもかかわらず、リリース当日に連携できない事態になってしまったんです。お客様に多大なご迷惑をかけてしまいました。

私がもっと技術面や開発側のスケジュールに理解があれば起こらなかったミスです。人に頼り切ってしまうことはイコール「他責」にもなってしまうと気づき、そこから少しずつ開発側ともコミュニケーションを取るようになりました。

非常に苦い出来事でしたが、徐々に開発側とビジネス側の橋渡し的な役割を果たせるようになり、今のキャリアにつながったと思います。

代表の想いをプロダクトに乗せて、ユーザーに感動を与える

ーー猪首さんがVSに入社した当時は社員数10名程度の組織でしたよね。入社後はどのような役割を担ってきたのでしょうか?

入社後はカスタマーサクセスの責任者として活動を開始しました。とはいえ、当時はカスタマーサクセスの業務が確立されていないフェーズ。部門としての役割など全体調整から始めました。

その後はいわゆるBizDev(事業開発)の部門に移り、主にアライアンス周りを担当。社長直下ポジションでプロダクトの優先順位のブレストや新規事業企画などのプロダクトマネジメント要素のある業務も行っていました。

そしてこの度、ProdutUnitのPdMに就任し、より一層プロダクトづくりに専念することになったんです。もともと「STAFF START」は代表の小野里の想いが強く込められたもの。その想いを具体的に言語化し、時間軸と優先順位を開発側に明示することが私の主な役割です。

PdMが細かい要件まで作り込むとそれはそれで開発側もやりづらさを覚えると思うので、最低限の必須項目や実現したい内容を共有して、開発の動きを見守っていこうと考えています。

ーー猪首さんの中で印象に残っているVSでの出来事があれば教えてください。

いろいろあるんですけど、やはり弊社の「STAFF OF THE YEAR」というイベントは毎回記憶に刻まれますね。今もまさに「STAFF OF THE YEAR 2024」の準備中。今年で4回目になります。

2021年1月に「こういうのやりたいよね」という提案から第一回目が走り出しました。とはいえ、当時は会社の規模も小さく「とてもそんなイベントは実現不可能では?」というのが正直なところ。時間もなければ人手も足りない。さらにはノウハウもない中で手探りでのスタートになりました。

準備期間中は本当にキツくて、正直「なんでこんなことをやっているんだろう」と思ったこともあります。ただ、いざ第一回目のイベントを迎えたときに、審査を通過したスタッフさんたちが本当に生き生きしていて……。この年齢になって仕事で泣くことなんてほとんどないと思うんですけど、周りを見たらスタッフさんのスピーチを聞いてみんな泣いていたんですよ。

それを見たときに、そういう場をつくれて立ち会えることの充実感を覚えましたね。

スタッフさんにも社会にも「貢献している」実感が得られる魅力

ーー入社前から「STAFF START」の可能性を強く感じていたと思いますが、入社後に気づいたサービスの魅力はありますか?

カスタマーサクセス時代、お客様と話してみて実感したのは「本当に感謝してもらえるサービスなんだ」ということです。サービスの作り手側がお客様から感謝されることって実はそんなに多くはないと思うんですよね。作り手側として大きなやりがいを得られる魅力だと感じています。

また、各企業への事業に大きなインパクトを与えられることも魅力です。実は「STAFF START」の名称は企業のIR情報などにも掲載されていることがあります。

つまり「STAFF STARTを活用して、さらに成果をあげていく」などの事業展開における戦略の一つとして期待を受けているということですね。

スタッフさんを輝かせることができ、かつ企業経営や社会への貢献度も高いサービス自体の魅力はやはり大きいなと思います。

ーー企業のIR情報に載るのは稀有なことですよね?そんな「STAFF START」をつくっている開発組織の強みを教えてください。

一言で言うと「突破力」でしょうか。開発においての改善点や優先順位づけをする上では、ユーザーの声やビジネス側との調整など「突破しなくてはならない壁」は一定存在すると思っています。

この壁にぶつかってなかなか前に進めないことも往々にしてあると思うのですが、VSのメンバーはあらゆる声を拾いながら前に進む力が強いんです。

その突破力の核になっているのが「スタッフさんの輝く姿」。私自身もエモいなと思うことがあるのですが、サービスをつくっていると身近な人を助けてあげているという感覚になることがあるんです。実際に地元の友だちが使っていたり、自分が接客を受けたお店の人が「STAFF START」を使っていたりします。

自分の目の前にいる人がユーザーであることを感じられるからこそ、この人のために「もっと良いものをつくろう」と前に進めるのかもしれません。

ーー自分たちがつくったものが人の役に立っている実感が得られるのっていいですよね。猪首さんが仕事をしていて「ここが好き!」と思うポイントはありますか?

個人的には「スタッフさんの変化」を追うのがすごく好きなんですよ。「STAFF START」を使ってくれているスタッフさんの中には、やはりすごく売れっ子の方がいらっしゃいます。ただ、その方も何も最初から売れっ子だったわけではないんです。

「この人はなんでこんなに売れるようになったんだろう」「売れている人の共通点ってなんだろう」と分析して、自分なりに仮説を立てている時間がすごく好きですね。

最初のうちは恥ずかしくて下を向いた写真を投稿していたスタッフさんの顔が上がり始めて、笑顔が見えてきて……。サービスを通じて、人のポジティブな変化を感じるのはすごく楽しいです。

そして、分析をしたことで見えてきたのは「誰にでもチャンスがある」ということ。トップ10入りをしているようなスタッフさんは年代も性別も容姿もさまざまです。たとえば、服を買おうとしたときに「自分と似たような体格、年代の人」がおすすめしているものを参考にする人は多いと思います。

そう考えると、特定の人だけにチャンスがあるわけではなく、誰にでも可能性があるんですよね。サービスを通じて誰もが輝ける機会を提供しているという実感が得られるたびに「VSに入社して良かった」と感じます。

面白くてやりがいも大きい。VS“ならでは”の体験をしませんか?

ーー今後の目標を教えてください。

今後のチャレンジとしては「仮説検証」のフローをしっかり体系立てること。今までは良くも悪くも小野里の想いと過去の体験を踏まえた仮説検証のもとでプロダクト開発を進めてきました。しかし、それが組織としてきちんと体系化できているとは言えません。

仮説検証をしてからものをつくるのか、もしくは小さくつくってから仮説検証してスケールさせるのか。やり方はさまざまなので、これからしっかり検討してプロダクト改善のサイクルを短くしていこうと考えています。

小野里の想いに頼りきるのではなく、プロダクト開発側からの発信で「STAFF START」をより良いものにしていきたいですね。

ーー最後に、採用メッセージをお願いします!

手前味噌なんですけど、VSはめちゃくちゃ良い体験ができる会社だと思っています。「STAFF START」のステークホルダーは店舗スタッフさんやEC側の責任者、経営陣や商業施設の関係者など幅広く、それゆえに優先順位付けなども非常に高度でものづくりとしての面白さを感じやすいです。

さらに、ユーザーの声も届きやすく「自分がつくったものがどう使われているのか」「どんな影響を与えているのか」をダイレクトに感じることができる。作り手側としてこれほど面白く、やりがいの大きい仕事ができるのは「VSならでは」だなと自信を持って言えます。「世の中を良くする」プロダクトづくりに本気で取り組みたい方であれば、すごく楽しんでいただける会社です!




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