バニッシュ・スタンダードを創り上げた代表取締役:小野里が語る未来の仲間へのメッセージ | CEO小野里のよもやま話
こんにちは!採用担当の大熊です。バニッシュ・スタンダードでは過去に様々な社員インタビューを行ってきましたが、今回は代表取締役:小野里の人柄や事業に込めた思いに迫ってみたいと思います!小野里寧晃(...
https://www.wantedly.com/companies/v-standard/post_articles/884847
こんにちは!バニッシュ・スタンダード(以下、VS) 採用担当の大熊です。
あっという間に12月も半ばですね。1年がものすごく早く進んで行く感覚に「歳をとったなぁ…」としみじみ感じ入る今日このごろです。年末に向けて日々忙しさが増している方も多いと思います。お仕事を頑張っている皆さん、本当にお疲れ様です。
さて、ありがたいことに日々多くの候補者様とやりとりをさせていただきますが、そんななかでも候補者や内定者から「こんなにコミュニケーションに丁寧に時間を割いてくれた会社は初めてでした!」と言われる事が少なくありません。本当にありがたいことです。
個人的には、至って普通のやりとりをさせていただいているつもりであり、他社様と比較して特別な選考フローを設計しているわけでもないので、「そんなに褒めていただくようなことでは…」と非常に恐縮しております。
ですが、せっかくの機会でもありますのでVSの採用において「候補者体験(以下、CX)向上」のために取り組んでいることや考えていることを洗い出してみようと筆をとりました。
自分なりに現在の取り組みを整理整頓することで、今後に向けての改善点を見つけたいという思いが半分。もう半分は、VSに興味を持ってくださった方、そしてこれからVSの選考を受けてみたいと思ってくださっている方にとって「VSの人事ってこんな事を考えながら仕事をしているんだな」という、いわゆる「中の人の想い」を知っていただけるような記事にしたいという思いです。
ちょっとしたことかもしれませんが、ぜひお付き合いいただけると嬉しいです。
ご存知の方も多いかとは思いますが、念のため「そもそも”CX”とはなんぞや?」ということにも少し触れておきたいと思います。
「候補者体験(Candidate Experience)」とは、求職者が企業を認知してから応募や面接を経て採用されるまでの一連のタッチポイントにおける体験のことをいいます。
引用:日本の人事部(https://jinjibu.jp/keyword/detl/1319/)より
VSは、候補者が選考全体を通じて得た体験を振り返ったときに、合否という結果に関係なく「VSの選考を受けてよかった!」と思っていただけるようなコミュニケーション設計をしたいと考えています。
なぜかというと、その答えは非常にシンプルで「VSという会社を好きになってほしいから」です。働くなら、自分自身が好きだと思える会社で楽しく仕事をしていただきたい。たとえこ゚縁を結ぶことができなかったとしても「これからもVSのこと、応援したいな」と思っていただきたい。そんな想いでCX向上に向けて取り組んでいます。
ちなみに「楽しく仕事をしていただきたい!」という想いについては代表:小野里のインタビューでも触れていますのでご興味のある方はぜひご一読ください。
上記の内容をふまえ、今回はVSの選考におけるコミュニケーション設計において通底している基本的な考え方についてお話をしたいと思います。
本当に基本的な内容ばかりで恐縮ですが、上記のポイントをベースにそれぞれに込めた想いについて少し解説したいと思います。
これは基本中の基本のため多くは語りませんが、特別な事情がない限りはご連絡を頂戴してから24時間以内を目安にお返しするようにしています。書類選考や面接の合否に関するご連絡については、別途目安を設けて対応しておりますので、詳細についてはぜひこちらの記事もご参照いただければと思います。
▼採用担当がVSの選考プロセスを解説してみた
いかにも定型文をそのまま送っています、というテンプレート的な対応は正直あまり気持ちの良いものではないですよね。もちろん効率的に業務を進めつつではありますが、候補者様にお送りする文章1つをとってみても、少しでも温度感を感じていただけるものにしたいという思いがあります。
こじつけかもしれませんが、業務効率化や人からAIへの代替が叫ばれているなかで、私たちVSは事業を通じて「ITの力をもって人間が輝ける世界を作ること」を実現しようとしている会社でもあります。そんな会社で働く以上、機械的に採用業務をこなすのではなく「人という血の通った存在だからこそ感じていただける感覚や温度」を価値としてお届けできたら嬉しいなという気持ちがあります。
実際、面接にお越しになった方とご挨拶をさせていただいた際にメールでのやりとりに触れ「テンプレじゃなくて、ちゃんと私に向けて書いているメッセージだなって思うんですけど、工数とかかかってるんじゃないですか!?」という感想をいただくこともありました。VSの中の人としては、少しでも気持ちや温度が伝わっていたらいいなと思います。
これは非常にシンプルで「入社後のミスマッチを可能な限り減らすために必要なコミュニケーションには手間と時間を惜しまない」「ポジティブな情報だけでなく、ネガティブな情報も真摯に候補者様に説明をする」というお話です。
まず1点目についてですが、これは限定的なメンバーで選考を実施していたことで、候補者が実務面での課題感をはじめとした現場のイメージが掴めず、結果として早期離職に繋がってしまった過去の反省からこうした形を採っています。
原則、選考面接は全体を通じて2〜3回の範囲で実施をしていますが、限られた回数のなかでも可能な限り候補者様が望まれるメンバーとの接点を設け、必要な情報を提供することを最優先に対応しています。そのため、候補者様からのご要望があった場合や、より丁寧なコミュニケーションが必要だと判断した場合は面接の回数を増やすことを提案させていただくこともあります。
また、2点目については候補者様と接点を持たせていただくうえでの回数ではなく「質」に重点を置いています。これも入社後のギャップを未然に防ぎミスマッチを減らすことが最大の目的です。事業展開において越えるべき壁や組織課題など、厳しい状況についても正直にお話するよう心がけています。レイヤーによっては、実際に事業課題や組織課題を事前にご説明したうえで、それをどう乗り越えるかというディスカッションを行うなどもしております。
総じて、他社様の選考と比較して、いたずらに長い時間を選考に費やすということは決してありませんが、密度に関しては非常にこだわっている会社なのではないかと感じます。こうしたVSのこだわりをいい意味で利用していただき、候補者様ご自身が判断を下す際に必要な情報をしっかりと吸い上げていただき、納得感のある転職活動をしていただきたいと思っています。
先ほどのお話とは逆のパターンもまた然りで、「どうしても選考を早めたい」というご要望に関しても可能な限り対応しています。実際、「他社様の選考と平行して進めたいため最終面接〜オファーの日程を◯◯日までに収めたい」というご要望をいただくことも多いです。
その際は、社内判断のスピードをあげ各工程の間隔を短くすることはもちろん、面接の進行方法を工夫したり、リファレンスチェックと最終面接を並行して実施するなど様々な方法で選考期間を短縮しています。こうした場合も、スピード感は担保しつつコミュニケーションは簡易化させないことを一番大切にしています。
VSでは、「選考=企業が候補者を選ぶ場ではない」という考え方をもとにコミュニケーション設計をしています。VSという会社が候補者様自身の肌にあう環境かどうか、価値観がズレていないかどうか、そして何より「この会社が好きだ」と思っていただけるかどうかが重要だと思っているからです。
そのため、VSでは「選考=ファンづくりの場」ということを前提とした面接官トレーニングをしています。新しく面接官としてアサインされたメンバーはもちろん、今まで長らく面接官として対応していた面々も含めてトレーニングを実施するようにしています。
実際にどんなトレーニングをしているのか、簡単にご紹介をさせていただきますと
・面接に臨む際のスタンス(選考=ファンづくり)
・面接を実施する際のポイント
・候補者様にとって話しやすい雰囲気づくりのための準備 etc.
トレーニングだけでなく、採用に関係するメンバーに知っておいてほしいことなどをまとめたConfluenceなども社内公開しています。HRだけでなく、現場のメンバーや役員も同じ想いで候補者様に向き合えるよう、選考に向けての準備にもひと手間をかけるようにしています。
CX向上に向けての取り組みと、そこに込めた想いについてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。基本的なことかもしれませんが、「VSの採用を受けてみてよかったな」と思ってもらえるような体験を提供できていたら嬉しいです。
この記事を書きながら、企業と候補者は「選ぶ・選ばれる」という関係ではなく、「共に未来を選び合う」という関係でありたいと沁み沁み感じました。 人生の貴重な時間を投資するに値する場所かどうか、未来を一緒に作っていきたいと思えるパートナーとなりえるかどうか。
こんな想いで選考をしているVSという会社に対してご興味をお持ちいただけた方は、ぜひお気軽にエントリーをいただければと思います!