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「鈴木・佐藤・田中・高橋と同確率でLGBTは存在する」――東京レインボープライド共同代表・杉山文野さんにお越しいただきました! #LGBT #SOGI #ウェルカミングアウト

ユーザベースグループ コミュニケーションチームの山田です!すっかり暖かくなってきてお花見日和ですね。ユーザベースも今週末には10周年を迎えます。

さてユーザベース役員が全メンバー向けにメッセージを伝える「みんなの会(Town Hall Meeting)」で、「職場でのダイバーシティを考える〜LGBTと企業〜」をテーマに東京レインボープライド共同代表の杉山文野さんにお越しいただきました。今日の記事ではそのレポートをお伝えします。(みんなの会では役員本人からの話だけでなく、こうして外部の方をお招きして講演いただくスタイルも行っています。)

「実は、自分が多様性を受容できていない?」

杉山さんをお呼びしたのは、SPEEDA事業を統括する執行役員の太田。ユーザベースが大事にしているバリュー「7つのルール」では「自由主義で行こう」「異能は才能」を掲げており、多様な働き方、ダイバーシティを重視しています。実際、渋谷区の「同性パートナーシップ証明書」にも対応し、慶弔休暇や慶弔金の受け取り、育児休業などについて同性パートナーも含まれるように規定しています。

太田自身も幼少期を海外で過ごしダイバーシティには敏感だったつもりですが、ユーザベースに入って海外メンバーを含め多様なメンバーと業務をするなかで、このような疑問を持つようになったそうです。



「実は、自分が多様性を受容できていない?」

こうした問題意識を持つなかで太田がたまたまメルカリ小泉さんのFacebook投稿を見て、そのまま杉山さんへの講演依頼をメッセージで送ったとのこと。まさに「スピードで驚かす」!!


「鈴木」「佐藤」「田中」「高橋」と同確率でLGBTは存在する

杉山さんの講演は通常90分のところ、みんなの会のフォーマットに合わせて駆け足で話していただきました。

杉山さんご自身の経験をユーモラスに語っていただきながら、身近にLGBT、ダイバーシティーな性を持つ人が存在するということに、海外メンバーも含めて、杉山さんのお話にあっという間に引き込まれていました。なかでも、LGBTの出現率は5〜8%で、「鈴木」「佐藤」「田中」「高橋」姓と同じぐらいの確率だというお話はかなりの実感を持って聞くことができました。


↑みんなの会は海外拠点(上海・香港・シンガポール・スリランカ・NY)や自宅、出張先もつないで行います。

「無意識の差別」を減らしていく

上述のとおりユーザベースでは多様性を重視するバリューをもっていますが、杉山さんからのお話を伺っていると、気づかずに傷つけているかもしれないシーンも多く、やはり当事者でないと気づけない部分も多いのでは、、と気付かされることが多々ありました。

そこで誰でもすぐにできることとして杉山さんからおすすめされたのが、「ウェルカミングアウト」。「言っていいよ」という安心感をつくることが、多様化する社会で、さまざまな立場の人に働きやすい環境をつくることにつながるのだと思います。

ユーザベースでもLGBT・SOGIに関することだけでなく、育児・介護中だったり、いろいろな事情で働き方を制限されている方々にハッピーに働いてもらえる環境にするために「ウェルカミングアウト」していきたいなと思った講演でした!

UBメンバーからの感想



杉山さんの講演後、社内Slackで感想を募ったところたくさんのコメントが集まりました。一部抜粋してお伝えして、本稿の結びとしたいと思います。


杉山さん自身の体験がもとにあったせいか、セクシュアル・マイノリティの気持ちになって考えることが少しできた気がしました。また、無知で傷つけてしまうこともあるということを再認識し、自分のwelcoming outなスタンスの開示からやっていきたいなと思いました。
自分はいわゆるマイノリティの方々に理解があるほうだと思っていましたが、本日杉山さんのお話を伺ってそれは慢心だったと気づかされました。杉山さんの経験を伺って、そんなに辛い経験をされてきたのだと衝撃を受けました。個人としても組織としても、常に様々な境遇の方に寄り添っていけるようになりたいと改めて思いました。もっとたくさんの人に杉山さんの話を聞いてほしいとも思いました。本日は本当にありがとうございました。
とても勉強になり、楽しく、あっという間の1時間でした。知らないことも多く、まずは一人でも多くの人が今日のような話を聞き、理解が広まると良いと感じました。私もウェルカミングやっていきたいと思います!
ありがとうございました。
感動しました!自分はLGBTについて理解していると思ったが、みなさんがこんなに悩んでいるとは深く考えていませんでした。普通の人間として接していきたいですので、ウェルカミングアウトしたいと思います!
UBは同性婚は認めているなど、LGBTにとてもフレンドリーな会社だと前から思っていました。こんな文化の会社に所属して、とても誇りに思います。
自分の周りにはLGBTの方はいませんでしたが、社員の友人知人に該当者がいる人、という問いにたくさんの手が上がって驚きました。あげてない人の方が少なかったくらい。少数派と言えど、これほど多いものなのだと再認識しました。
また、お話の中で、これはあまりよくない言い方等紹介されていましたが、蔑む意味ではなくとも普段使ってしまっている言葉は、やはりありました。どこまで配慮したらいいものか、難しいなあと感じたのが正直なところですが、改めて『性』というものを飛び越え、個々人のアイデンティティーを大事にしていきたいと思いました。貴重なお話ありがとうございました。
ご自身の経験を語っていただけたので、すごく心が動かされました。素敵な方だと思いました。自分ももっといろいろな人がいることを理解してコミュニケーションしていけたらと思いました。
こういったことについてはどれだけリアリティや自分事と思って情報を受け取れるかかと思っておりますが、伝えていただいた内容はとても素晴らしいものでした。
杉山さんの話し方がとても聞きやすく、すごく心に入ってきました。とても心に響きました。
特に初めてカミングアウトした時のエピソードは、人に言えないということがどんなに苦しかったか、そして周りに認められるということがどんなに大きなことだったか、杉山さんのお気持ちが伝わってきて涙が出そうになりました。
まわりにそういった友人知人も多くいますが、日々生活しているとなかなか意識も薄らいでくるので、改めて彼ら側の気持ち、メッセージを受け取ることができてよかったなぁと思っています。
自分も性的な要因ではないですが、少なからず今の日本ではマイノリティに置かれる立場にあるので、みんなの意識が少しでも変わればいろんな人が生きやすい世の中になるなぁと思いました。
まずは自分たちから。こどもにも話してみようと思います!
想像していたよりLGBTの方たちの比率って意外と高いんだな、だけど実感と違うのはそれだけカミングアウト出来てない人が多いんだろうな、というのが改めて実感したことです。また、LGBTといってもいろんなタイプの方がいるというのも初めて知りました。ウエルカミングアウト、していこうと思います!
LGBTやSOGIということをなんとなくの理解だったのが、実際に話を伺って理解が深まっただけではなく、自分では全くその気がなくても場合によっては相手を傷つけているシーンがあるのかなと思いました。
こういった話を聞ける機会があって本当によかったと思いました。


「経済情報で、世界をかえる」をミッションに掲げるユーザベースでは、いろんな環境に置かれている人たちが等しく自分らしく働ける環境をつくり、誰もが最高のパフォーマンスを出せる会社をつくっていきたいと考えています。

ユーザベースについて少しでも興味もっていただけた方は、ぜひ募集一覧から「興味ある!」していただけると幸いです。

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